3先輩のボールって怖い

Jリーグ<球技大会。 Jの理念、実現の近道は球技大会にあった。

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いままで散々サッカーの試合を観て来た。
そりゃもっと観ているひとにマウントを取られたらギブアップなのだが、まぁそれなりに観てきた。

その試合一つ一つに思い出があり、好きだったあの選手がゴール決めたなぁとか、あの日は嫌なことがあったけどサッカーが解決してくれたなぁとかいろんなことを思う。

もちろんプロの試合はレベルが高くて、スタジアムの雰囲気もいい。

だけど、振り返ってみるといままでで印象に残っているサッカーの試合のひとつに球技大会がでてくる。贅沢な話だ。世界vs都立高校。

理由はわからなかった。というか言葉にできなかった。

堂安より山田(仮称)のゴールのほうがおもしろかった。昌子のスライディングより、斎藤(仮称)のタックルのほうが迫力があった。

プロフェッショナルのサッカーは見せるために作られている。反対に球技大会なんてレクリエーションだ。お遊び。お遊び。

プロサッカーと球技大会の差は、観戦者=プレイヤーなところくらいか。

しかし大学で勉強をしていると、スポーツの起源は「遊び」から生まれたとかいう。
しかも、年に数回しかJリーグを観に行かない同年代の友達は、「高校一緒のやつがでるんだよねぇ〜」とかいう。

そして球技大会に、おもしろさを感じていた自分がいる。ん?あながちずれてもいない?

仮説大好き21歳のぼくのあたまにまた新しい仮説ができた。

「観戦動機は知ってるやつがいるかどうか」


バックグラウンドを理解して

アカデミーからはえぬきで同じチームにいる選手は人気が高い。ファンから、地域から愛される選手はもれなくその地域に根ざしている傾向がある。
たとえスーパースターではなくても、長く在籍する選手は愛される。
「小さい頃から知っていてね〜」
「ここで練習をみていたんだよ」

その選手の背景を知っている。それが愛着に繋がっている。
自分ごとだ。

自分ごとだから、説明できる。
自分ごとだから、愛着がわく。

だからアカデミー出身の選手は愛されるのだ。
その選手の成長は、自分の人生のエピソードとなる。

思えば、プロの選手も初めはよくわからなかった。
足を運ぶごとに、嫌だったことを忘れさせる豪快なゴールを決めてくれたり、上手く行っているときの神がかり的なセーブだったり、そういうことに感情が動かされた。好きになっていった。いつのまにか、自分のエピソードに、サッカーが自分ごとになっていた。

と考えると、球技大会は最高に面白いことが説明できそうだ。

昨日フラれたあいつがゴールを決めている。いつもスカしてるやつが真剣だ。全て自分ごとだ。プレイヤーに自分のエピソードがのっているから面白い

Jリーグの理念のゴールは恐らくここだろう。
色々な考えがあるだろうが、クラブがいかに地域を自分ごとにさせるか。その先に、本当の地域活性化があるはずだ。それの近道は、専用スタジアムかもしれない。ビックネームかもしれない。キャッチーな企画かもしれない。魅せ方かもしれない。正解なんてないかもしれない。

Jリーグの主役は誰か。

ここを考えると、Jリーグというエンタメの面白さがよく分かる。

そんなことを考えていたらこんな記事が。

あながち間違っていなさそうですな。


・・・


そんなことを毎日考えています。楽しい楽しい。

明日の告知が左下のポップアップにあります。

是非に◎


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