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裏麻雀本レビュー

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2020年3月の記事一覧

ネマタの「裏」麻雀本レビュー第0回

 「麻雀ウォッチ」で掲載中の「ネマタの戦術本レビュー」。現在レビュー中の『麻雀技術の教科書』は第1099回まで、第1100回からは『アガリ率5%アップ何切る』のレビューを開始する予定です。ちなみに麻雀ウォッチの記事で最も連載回数が多いのは「女流雀士の◯◯」シリーズ(完結済)で1455回。2位が戦術本レビューです。記録を更新できるよう今後も力を入れていきたいところです。

 これまで52冊レビューし

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ネマタの「裏」麻雀本レビュー第1回『夜桜たまがマンガで教える麻雀入門』編 その1

 前回の記事を「連盟VSネマタ」として某福地氏に取り上げていただきましたが、連盟本に限らず、諸般の事情でレビューを差し控えることになったものや、発売時期が古いので麻雀ウォッチ記事内で扱わなかったものについて随時取り上げる予定です。

 第1回は麻雀入門書として、これまで類を見ないほどのベストセラーとなったこちら。反響が大き過ぎる恐れがあったために急遽レビューを差し控えすることとなりました。1日目〜

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ネマタの「裏」麻雀本レビュー第2回『夜桜たまがマンガで教える麻雀入門』編 その2

 「サイコロ」と聞くとどうしても博打を想像するのか、たまちゃんの想像の中で「丁半」が開催されています。個人的には、全自動卓が導入された以上、牌を積む麻雀でも最早サイコロは不要ではないかという立場を取りますが、これは何もサイコロが賭博のイメージだからではありません。

 「5か9」「2か6か10」「4か8か12」「3か7か11」のうち、サイコロを2回振って最も出やすいのは「3か7か11」、最も出にく

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ネマタの「裏」麻雀本レビュー第3回『夜桜たまがマンガで教える麻雀入門』編その3

3日目 役一覧 本書では「基本」と「ロマン」枠を設けていますが、麻雀の役は、「並べる役」「重ねる役」「揃える役」「条件役」とも分類できます。ここでの「揃える役」とは、使える牌が雀頭を含め全体に制限がある役。よって、本書では並べる役として出てくる「平和」重ねる役として出てくる「混老頭、清老頭、字一色」、ロマン役の「国士無双、九蓮宝燈」は「揃える役」に分類されます。「条件役」は、使用牌に制限がかからな

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ネマタの「裏」麻雀本レビュー第4回『夜桜たまがマンガで教える麻雀入門』編その4

4日目 副露について 

 チー、ポン、カン、ロンは漢字で書くと、「吃、碰、槓、栄」。役は日本であまり馴染みがないものも漢字表記されることが多いのに対して、副露の発声についてはほぼカタカナ表記されるのは、発声音を漢字で書くのは違和感を覚える人が多いからでしょうか。

 入門書で扱うには煩雑であるためか、ルール上の問題の中でも「食い替え禁止」と「リーチ後の槓」については言及がありませんが、これについ

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ネマタの「裏」戦術本レビュー第5回『夜桜たまがマンガで教える麻雀入門』編その5

5日目 和了率は初心者も上級者も案外差がつかないものですが、放銃率は如実に差がつきます。楽しめればよいといっても、勝てなければなかなか楽しむのは難しいことですから、入門書の段階で守備について詳しく取り上げられているのはかなり好評価です。

 ただ、入門書であることを踏まえると、そもそもスジ、壁以前に「現物を切れば振り込むことはない」ということにも、頁を割いて説明した方がよかったかもしれません。スジ

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ネマタの「裏」麻雀本レビュー第6回「『夜桜たまがマンガで教える麻雀入門』編その6」

6日目 牌効率という言葉が広く使われている以上、入門書として取り上げる必要性があったという事情は推し量りますが、ここまで取り上げてきた麻雀用語と違い、明確な定義の無い言葉です。本書でも漫画の中では「テンパイまでの確率・早さ」とありますが、絵日記では「なるべく多くの待ちになるような切り方をする」とあります。

 一見両者は共通しているようですが、実は相反する場合もあります。例えば3334456m23

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ネマタの「裏」麻雀本レビュー第7回「『夜桜たまがマンガで教える麻雀入門』編その7」

7日目 Yes No診断 私は全部NoでEタイプ、夢を追い求めるロマン派になりました。「現代麻雀技術論」のイメージからは意外に思われるかもしれませんが、個人的にはA〜Dは全く当てはまらないのもあり納得の判定です。

例題A 12356m1178p456s白白 ドラ8p

 打1pという選択肢もありますが、打白がお勧めです。理由はこちらをご覧下さい。

https://mj-news.net/col

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