ネマタの「裏」麻雀本レビュー第3回『夜桜たまがマンガで教える麻雀入門』編その3

3日目 役一覧 本書では「基本」と「ロマン」枠を設けていますが、麻雀の役は、「並べる役」「重ねる役」「揃える役」「条件役」とも分類できます。ここでの「揃える役」とは、使える牌が雀頭を含め全体に制限がある役。よって、本書では並べる役として出てくる「平和」重ねる役として出てくる「混老頭、清老頭、字一色」、ロマン役の「国士無双、九蓮宝燈」は「揃える役」に分類されます。「条件役」は、使用牌に制限がかからない役です。

並べる役:一盃口、二盃口、三色同順、一気通貫

重ねる役:役牌、七対子、対々和、三色同刻、三暗刻、四暗刻、三槓子、四槓子、小三元、大三元、小四喜、大四喜

揃える役:断么九、平和、混全帯么九、純全帯么九、混一色、清一色、字一色、緑一色、混老頭、清老頭、国士無双、九蓮宝燈

条件役:立直、ダブル立直、一発、門前清自摸和、嶺上開花、搶槓、河底撈魚、地和、天和 

 並べる役、重ねる役は、「2メンツ以下の役は1翻、3メンツ役は2翻」並べる役は「食い下がり有り」(1翻の一盃口と上位役の二盃口は役無し)。重ねる役は「食い下がり無し」。揃える役は「食い下がり有り」(ただし断么九と役満は除く)。条件役は基本1翻(ダブル立直は2翻)。揃える役は難易度に応じて1、2、3、6翻。後は役満です。

 日本麻雀の役は全部で38種類。関連性の無い単語を38個も覚えるのは大変ですが、麻雀の役は互いに関連しているものが多いので、分類点に着目すれば比較的簡単に覚えられると思います。重要な役であることを知らせるうえで、本書のように「基本役」として取り上げてもよいのですが、こちらでは役の性質に基づいて分類させていただきました。

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