ネマタの「裏」麻雀本レビュー第4回『夜桜たまがマンガで教える麻雀入門』編その4

4日目 副露について 

 チー、ポン、カン、ロンは漢字で書くと、「吃、碰、槓、栄」。役は日本であまり馴染みがないものも漢字表記されることが多いのに対して、副露の発声についてはほぼカタカナ表記されるのは、発声音を漢字で書くのは違和感を覚える人が多いからでしょうか。

 入門書で扱うには煩雑であるためか、ルール上の問題の中でも「食い替え禁止」と「リーチ後の槓」については言及がありませんが、これについては私もこの段階で取り上げる必要性は薄いと思います。ルールとしても必要性が薄いことから、個人的にも麻雀の統一ルールを設けるなら、「食い替え有り、リーチ後の槓無し」にするのが望ましいと思っております。

 鳴きについてのメリット、デメリットを単に並列するだけでは、どんな時に鳴くべきかどうかを判断するのは難しいものです。本書では単に事実を列挙するだけでなく、「夜桜たま的鳴き方講座」が書かれていますが、個人的にこの項目はかなり高評価です。この内容を意識するだけでも、入門の時点でよく分からないところから鳴いてしまうことや、逆に何が何でもメンゼンで進めようといった、悪い癖がついてしまう問題をかなり防げるのではないでしょうか。


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