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なぜ学校の教科書はわかりにくいのか?
学校に通っていた頃、結構な頻度で「この教科書わかりにくいな」と疑問に思ったことがあります。
とくに算数や数学の教科書なんて、どうしてそのような答えになるのか説明や、問題自体の「答え」すら載っていないことが多々ありました。
なので教科書を見ただけでは全部理解できませんし、毎回授業に休まず出て、先生の話を必死に聞いて理解できるようにしないとついていけません。
それに教え方なんて人それぞれ個性があるので、先生だとしても説明がそこまで上手くない人もいます。そうなればもう絶望です。学校の授業だけでは理解できないので、塾や家庭教師を利用し、同じ学年でも学力にかなりの差ができます。貧困層で塾に行かせるお金がない、家庭教師を雇うお金がない家庭は、結局子供の学力が上がらず、子供も貧困層への道に続いてしまう負の連鎖が起きます。私自身も貧困層で塾に行けませんでした。
誰でもわかりやすく理解できる教科書であれば、同じ学年でそこまで学力の差は生まれず、「学校に行けない」「病気で休んでしまって授業に出れない」「コロナで授業が止まってしまった」場合でも、教科書を読んでしっかり勉強することができます。
なのに、なぜずっと「学校の教科書はわかりにくいのか?」
それには理由がありました。
その理由とは、
「わかりやすい教科書では困る人がいる」
からです。
この困る人というのは、一体だれのことなのか?
それは学校の先生や教育委員会の委員の人たちです。
学校の教科書を採用しているのは、学校の先生や教育委員会の方々で、彼らに気に入られなければ教科書は採用されません。教科書の出版社は彼らに向けて教科書を作っています。
なのでわかりやすい教科書を作ってしまうと、先生がいらなくなり、先生の立場がなくなります。
わかりにくい教科書をつくり、教えてくれる先生がいてはじめて授業が成立するという何とも言えない教育現場になっています。
子供たちに向けて作らなければないらない教科書を、先生のために作っているという悲しい現状。
これでは勉強嫌いや、勉強が苦手な子供が増えるわけですね・・・。
なぜ今回このような記事を書こうと思ったのかというと、池上彰氏の「伝える力2」という本を読んで、この部分が心にグサっときたので、記事にして紹介してみました。
この本は、ほかにも「ツイッターで伝える力を磨く方法」や「話し方の工夫」「言葉の素晴らしさ」などをわかりやすく解説しています。
気になる方は是非読んでみてくださいね!
ではでは、
記事をお読みいただきありがとうございました。
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