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無知は恥だが役に立つ

昨日書いた通り、『世界ウェブ記事大賞』という海外の文化をテーマとしたコンテストを開催しております。応募期間は7月1日から31日、審査員にウェブを中心とするコンテスト界隈で著名な方もお招きし、賞金や次につながる機会も用意しております。我こそはという方、ぜひ奮ってご参加ください!

さて、さっそく、ありがたいことに…!協賛の「ライツ社」さんがnoteのページで、コンテストに対する考えや協賛の背景について書いてくれました。

実は代表の大塚さんとはまだお会いしたことがなく、共通のお知り合い(「全196ヵ国おうちで作れる世界のレシピ」「世界のおつまみレシピ」の著者である本山尚義さん)を通じてご紹介いただきました。と言いつつ、本山さんと「世界のレシピ」を同時に知り、その書籍がまさしくライツ社さんからの出版物なので以前より存じ上げておりましたという感じなのですが。

世界(異文化)をテーマとした書籍も多くぜひこのコンテストに協賛してほしいと思っていた出版社なので、ご快諾いただいたことはたまらなく嬉しかったのですが、ほとんどふたつ返事だったのでちょっと驚いておりました。その背景について前述の記事で書かれており、なるほどなぁと思った昨日。

大塚さんは記事に下記のことを書かれた上で、

「インターネットと出版社」とか「紙と電子」とか、いまだに対立構造でニュースが書かれていたり、そんな意見を耳にします。

でも、もうこれ以上、よくないですか?

単純に思うんです。
対立を煽るんじゃなくて、一緒にできることを探して、やろうよ、と。

私はコンテストの応募ページに書いたこれに対して、

人をワクワクさせられる魅力的な記事を書ける人には、今後も活躍してほしいと思っております。そこで、本コンテストの審査や協賛には、ウェブメディアや出版社、ラジオ局や編集プロダクションの方々にもご参加いただきました。

このように触れていただいておりまして。

今回、この言葉に惹かれて、ライツ社はこの企画に賛同することにしました。水嶋さんが挨拶文の最後に添えていらっしゃった言葉です。

そうか、そういう思いがあったんですねと。

ここから自分語りに急転しますけども。私が編集をはじめた理由には、お仕事がきっかけであることは当然として、数%は「寂しかった」というのがあるんです。ベトナムも今でこそブロガーの方が増えていますが、それもここ2年くらいの話で、同じようなウェブコンテンツで活躍するライターに海外在住者って本当に見かけない。知らないだけなのか、本当にいないのか、いずれにしても探してみたい。出会いたい。結果、願いは叶ったと思います。

その「寂しかった」は、「業界にいなかった」ということなんだろうなと。それはたまに感じます。もともと空気が読めない人間なので(※)、それに輪をかけて「たぶんズレたこと言ったよな今」と恥ずかしくなることも多々ある。そういう無知なところが、変化を求める時期においては役立つかもしれない。なんとなく、そう思いました。※高校のときは「たまに『ザ・ワールド』出すよな」と言われていた。とある漫画の時間を止める超能力です。

あ、でも、業界じゃないんだけど、しいて言えば「海外在住日本人」「海外で活躍する日本人」という世界はまだ見えている方だと思う。海外で活躍する人ってさまざまなメディアを横断していて露出していく。ヨシダナギさんもそうですね。カメルーンのコマ族の方の写真を撮るために裸になり、そのブログが話題になって、ウェブメディアで取り上げられ、クレイジージャーニーに出演され、ライツ社さんから先日出版された「HEROES」にいたり…。

そうしたケースを何度も見てきたことが、「みんなどこでもじゃんじゃん活躍しようよ盛り上げようよ」って考えにつながっているんだろうな。ほんと盛り上がってほしいです。おもしろいものは、みんなで世に出しましょう。


ちなみに「逃げ恥」は観たことありません、当時は日本にいなかった。

ぜんぶうまい棒につぎこみます