ねこぴあの

創造力は少なめですが、想像力と好奇心は多めに持ち合わせています。 備忘録を兼ねたピアノ…

ねこぴあの

創造力は少なめですが、想像力と好奇心は多めに持ち合わせています。 備忘録を兼ねたピアノの練習記録と、そのほか書きたいことを気ままに綴ろうと思います。

最近の記事

♬ tjさん作曲『無題16』

ピアノで練習したいと思う曲はどれも好きな曲ばかりだけど、中には好きの度合いが特別で、楽譜を手に入れただけでドキドキしてしまったという曲が、今までに3曲あるのだけど、この「無題16」は、そのうちの1曲だ。 こんなふうに好きな曲の場合、曲の難易度による練習時間とはまた別に、時間が必要になったりする。 練習を始めた日の夜、やっと少し冷静になって、楽譜の最初に書かれている発想標語らしき単語『 léger 』について調べなければ、と思い出した。 (いつもなら最初に調べるのに、舞い上が

    • どんな曲が好きか

      好きな曲を好きな理由なんて、食べ物の好みと同じように、説明できるものではないと、ずっと思っていた。 だけど最近になって、そうでもないかもしれないと思うようになった。 というのも、私がピアノでよく弾いている大好きな曲をぜんぶ並べてみた時に、いくつかの共通点を見つけたからだ。 ♪ major7やmajor9の響き ♪ 長調と短調の中間的な感じ ♪ 主和音から始まらない ♪ 揺れるように乗れる拍子やテンポ(程よい速さの2分の2拍子、8分の6拍子、ワルツなど) ピアノ曲以外で好

      • 今ならわかる話

        ずいぶん前に、ある絵画展を見に行った時のこと。 家族そろって芸術鑑賞をするような家庭では無かったのになぜそこに行くことになったのか全く思い出せないけれど、ひとつだけはっきりと覚えていることがある。 美術館で壁にかけられている絵を見ていると、その場所でお仕事をしていた中年の女性が近づいてきて言った。 「どれか好きな絵があったら、それは自分とその絵を描いた人が似ている、ということなんですよ。」 子供だった私は、その言葉を「性格が似ている」という意味に受け取った気もするが、ふぅ

        • YouTubeへの動画投稿を始めた理由

          2021年の2月に入ってから、ピアノ演奏の動画をYouTubeに投稿することを始めた。 始めようと思い立ったのは、Twitterで初めて動画を投稿しようとして頑張っていた時。なかなか納得のいく演奏動画が録れなかったことがきっかけだった。 (関連記事「Twitterへの初の動画投稿について」) とにかく、ノーミスで弾くのが難しい。練習では弾けていたはずなのに、カメラが回っているとなぜか上手く弾けない。Twitterに投稿した動画を録るまでに何回チャレンジしたか数えていないけ

        ♬ tjさん作曲『無題16』

          Twitterへの初の動画投稿について

          2020年11月14日、私は初めて、Twitterにピアノの演奏動画を投稿した。 YouTubeやツイキャスで活躍中のネットピアニスト・tjさんが作曲した「無題16」という、大好きな曲。 幼い頃から引っ込み思案で、注目されることが苦手。 そんな私が自分の演奏動画を投稿するなんて、自分でも意外な展開だった。 では、なぜそれを実行したのかといえば、私がtjさんの立場なら嬉しいだろうなと思ったからだ。 音楽とか、小説とか、絵画とか、作品を作る人なら誰でも、自分の作ったものが誰か

          Twitterへの初の動画投稿について

          ♬ 童謡「あめふりくまのこ」

          『あめふりくまのこ』 作詞:鶴見正夫 作曲:湯山 昭 教育系の学校に通っていた時、子どもの歌の弾き歌いの授業があって、たくさんの童謡や唱歌のピアノ伴奏と歌を練習したのだけど、いろいろな歌がある中で、なぜだか「あめふりくまのこ」がいちばんのお気に入りだった。 弾いていて心地良いし、ちょっとおしゃれな感じもする。そして、歌が可愛い。 それから何年も後になって、この曲が、素敵なピアノ曲をたくさん作曲されている湯山昭さんの作品だったと知った時、どうりで好きだったわけだ・・・と納得

          ♬ 童謡「あめふりくまのこ」

          ♬ tjさん作曲 『7(G)』

          ピアノから聴こえてくる音の中で、私がいちばん好きなのは、10度の響きだ。 3度も6度ももちろん好きだけど、ちょっと離れて10度になると、温かさが加わる感じがする。 それが、ピアノの中音域~低音域で鳴ると、もっと温かさと優しさが増して・・・ 例えばベートーヴェンのピアノソナタ「悲愴」の第2楽章や「テレーゼ」の序奏の部分とかのように、優しく温かく包み込んでくれるような10度の響きに出逢うと、ああ、ピアノを弾いていて良かったなぁと、ぼんやり思う。 tjさんの「7(G)」も、そんな

          ♬ tjさん作曲 『7(G)』

          ♬ 『ワルツ第9番』(ショパン)

          ある時、この曲の最初の、半音で下降する3つの音を〝美しいため息〟のようだ、と思った。 憂鬱なため息ではなくて、例えば恋をした時や、何かにうっとりした時に出るような、ため息。 私は、この3つの音を、そんなふうに弾きたいと思った。 それが、この曲を練習しようと思ったきっかけ。 初日は手持ちの楽譜(いわゆるフォンタナ版)で練習を開始。翌日に原典版の楽譜を手に入れることができたので、この機会に弾き比べてみることにした。 出版社によって、音やアーティキュレーションが少し違っていたり

          ♬ 『ワルツ第9番』(ショパン)

          ♬ tjさん作曲 『無題20』

          曲の後半に出てくる、右手と左手の掛け合いのメロディーがとても美しくて、それだけで弾いてみたいと思った曲。 楽譜の最初に書かれている『modéré』は〝中庸な速さ•適度に〟という意味の速度標語で、イタリア語のmoderatoと同じ意味のフランス語だ。 これが、ドビュッシーやラヴェルの楽譜に書いてあるとか、普通にmoderatoと書いてあるなら何とも思わないけれど、今回は違う。(私の知る限りでは作曲者は日本人だ) moderatoではなくmodéréを選んだtjさんのセンスは素

          ♬ tjさん作曲 『無題20』

          〝履く〟というニュアンス

          書かさる、押ささらない、ザンギ、うるかす・・・ 全国共通だと思っていた言い回しが、実は方言だったということを知ったのは、社会人になってしばらく経ってからのことだ。 中でも「手袋を履く」という言い方に驚かれたことは強く印象に残っている。 「脚じゃなくて手なんだから“履く”は変でしょ」 ・・・確かに。 物心ついた頃から、ずっと当たり前に使っていたから、日本語としての不自然さに全く気がついていなかった。 ・・・じゃあ、何ていうの? 「手袋を“付ける”とか“はめる”かなぁ

          〝履く〟というニュアンス

          ゴボウはサラダ

          ゴボウはサラダ キャベツはスープ かぼちゃは煮物にするのが好きだ イカは天ぷら エビはフライ ホタテはバター焼きにするのがいちばんだと思う フルーチェはキウイ ハイチュウは青リンゴ 果汁グミならグレープでしょ 音楽ならボサノヴァ 犬ならゴールデンレトリバー 月なら三日月に心がときめく お味噌汁はなめこと豆腐 アイスクリームはラムレーズン 夏の景色は入道雲 みんな私のお気に入り

          ゴボウはサラダ