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【詩人の読書記録日記】栞の代わりに 6月5日~6月11日

はじめに

こんにちは。長尾早苗です。今週はリフレッシュ週間を取って、ちょっと執筆のお仕事とは離れたり、趣味として読書を楽しもうと思います。一週間だけならいいよね。オープンマイク続きでしたが、静かに穏やかに過ごそうと思います。

6月5日 sun

朝から友人と約束をしていました。昨日は本当にここまで毎週のように朗読会やイベントが立て続き、仕事のメールも立て込み、ちょっとばてばてになっていたのですが、10時間寝て復活! 今日は前橋ポエフェスです。

出発前にYouTubeライブでポエトリーブックジャムのわたしのパフォーマンスにコメントが来ていたことにびっくりすると同時に、勇気が出ました。YouTubeライブをご覧くださったみなさまもありがとうございました。
今週は執筆を少し離れて、推敲だったり読書だったり連絡だったり、色々な方々とのご縁を大事にしていこうと思います。

今日は前橋ポエフェスに詩の友人の草間小鳥子さんと行きました。

新幹線の車中。ああ、旅行だなと思います。

わたし自身は友達と旅行する機会があまりなく、でも詩の友人だから、詩のこと、普段のこと、色々話したいことがあって。でも、お互いステージに立つことは一緒だったから、ゆるりと話せました。

朝早くの高崎駅。ぐんまちゃんがいた!
新幹線を降りたらローカル線で。
前橋に初!
金子兜太さんのサインもあるんだねなんて話していました。
晴れてよかった!
前橋文学館!

着いたら明鏡止水さんのリハ中だったのですが、、(ごめんなさい!)新井隆人さんにやっとご挨拶できました。草間さんはリハ、わたしは広瀬川を散策して早速登利平 住吉店にとりめしを食べに行って、低血糖予防のため夕食をスズラン百貨店の地下で買っていました。

広瀬川。すこし水位が上がっていた。
朔太郎は何を思っていたのかなあ。
ランチはここで!
とりめし!急いで食べる。ごちそうさまでした。
スズラン百貨店では地元のお店も出店していたりしたので、お話が弾みました。

ポエフェスが始まってからは、オープンマイクでなんと上野でご一緒していた方もいらして、とてもうれしかったです。
今回は「薄明」を少し推敲したものを読みました。
色々、リーディングを聞いたりいつもの詩作のことを語り合ったり、お久しぶりのみなさまやぜひご縁をつないでおきたかったみなさまも本当に楽しかった。文月悠光さん、カニエ・ナハさん、宮尾節子さん、向坂くじらさん、and more!

リーディングの様子を知人の方が撮っていてくださってうれしかった。
ちょっと体を動かしたくなって、休憩中に撮っていただきました。

色々な方々のリーディングやパフォーマンスに触れ、たくさんのことを吸収してきたのだけど、その場でメモを取り忘れ、また低血糖でふらふらになってしまって……あまり油分が取れない体質なので、ご飯をがががっと広瀬川のほとりでいただきました。

友人と一緒でよかった……と思ったのは、東京駅がものすごくわたし、慣れていなくて、帰りのメトロに乗るルートまで一緒に迷って歩いたことです。草間さんがいなかったら東京駅で迷子だったよ……ありがとう。

帰って深夜まで自由帳にメモを書き続け、20ページほど書いたところで眠りました。

6月6日 mon

朝から雨。昨日からあんまり寝た気がしなくて、色々ともっと会いたかった人もいたので、土曜に少しダウンしていたわたしの身体をちょっときらいになったり。詩の恩人の方にお会いできないことほどつらいことはなかったです。

ちょっとネガティブになっていたけど、雑務や連絡など。今までのリーディングの日々は楽しかったし、色々と学ばせていただいたり、流行り病の時代になって会えなかった人とまた会えたという喜びも大きく、そしてもっと会いたいという気持ちもあったり。

お昼ごろにもろもろご縁ができた方にメール。なんとサプライズもあり、リーディングに力を入れていた何か月かがあってよかったなと思います。

夕方にかけて色々と、新刊の中身の具体的な話に入りつつあります。今日はゆっくりと連絡を返し、この一週間を過ごせていけたらと思います。

6月7日 tue

9時間くらい寝て、やっと自分の時間に戻ってきた気がする。読書やアウトプット、自炊、部屋の掃除、スケジュール管理などに使いました。
久しぶりに森へ散歩に行きました。今まで時間に追われてなかなか行けなかったので、わたしにとってはオンとオフの切り替えや慌ただしかった日々の整理や振り返りとして「散歩」をしています。
この日々は楽しくて、にぎやかで、とてもよかった。それでも、わたしの心のなかの静かな個室にまた入って、そこで安らぎを得る時間も必要なんじゃないかと思いました。
たぶん暮らしと生きることと働くことは密接につながっているけれど、そういう時間と心の豊かさも必要のように、思います。

夕方、疲れで大幅に体調を崩してしまい、そういえば芒種をすぎて梅雨入りしていたと思い出しました。泣きじゃくりながら新作一編。そんなときもあるさ。

・草間小鳥子『あの日、水の森で』土曜美術出版販売

一緒にカフェで仕事をしたり、旅に出たり、お茶をしたり。
そういうことを草間さんとはご一緒しているのだけど、なかなか彼女のリーディングを聴く機会がなかったんですよね。
おしゃべりとはまた違う「声」としての詩。「音楽」としての詩。
わたしは何度もこの詩集を読み返しているのだけど、「耳畑」と、彼女のことを知っていくうちに魅力がわかってきたのが「森の話」でした。
詩には本当にすべてが現れるような気がしますし、リーディングをしているのを聴くと、その詩人の生き方だったり、ことばに対しての愛情などがもっと伝わってくる気がする。暮らすということ、暮らすという場所、「場所」に生きる詩。そういうものを感じました。

・くれよんカンパニー 竹田信弥『アイランドブックストア』双子のライオン堂出版

仕事を離れて、読書に没頭したい時。
この主人公のサラリーマンの青年もそうなんですけど、買った本ってその後抱きしめたくなるんですよね。最初の初読では触れなかったことなんですけど、彼が一回読み終わったあとに、無人島で読み終わったあとだからかな。自分の指を少しだけかじって、本に傍線を引くシーンが出てくるんです。
確かに、読書しているときって、俗世を離れている時間のような気がします。自分のなかでの楽しみ、愉楽であったりとか。
図書館の本ももちろんたくさん読めるから好きなんですが、自分だけの本というのもちゃんとあるって、素敵なものですよね。文学フリマに行ってよかったな。

・城戸朱理『漂流物』思潮社

城戸先生の詩の中で「能」に言及されて書かれていた詩があったので、今日は日曜日に聞きそびれたラジオでの能を聞きながらこの本を読んでいました。鎌倉にはまた行きたいと思いますし、漂流物というものについてまた考えています。彼らはみな「かつてあったもの」「かつて生きていたもの」ではあるのだけど、それが時を経て漂流していく間に、彼らは死んでいたのではなく、ただ単にまどろんでいただけかもしれない。
それは誰にも読まれていない詩と一緒で、生きているのか呼吸しているのかそれすらもわからないのだけど、いつまでもまどろんでいる。
「未生の時」を生きている、そんな気もするんですね。
しかし、語り手は確かにそれをみつめながら、鎌倉の海辺を歩いていて、ふと旅人のように彼らと出会っていく。そういうものなのかもしれないなと思います。
今度、英訳詩集も出版される城戸朱理先生。日本語とは違う味わいで味わってみたいと思います。

・茨木のり子『詩のこころを読む』岩波ジュニア新書

ありがたいことに、わたしはこの本に父の書斎で、小学六年生の時に手にして出会い、読みふけっていました。多分中学受験が苦しくて、その息抜きだったのかもしれないけれど。それからこそりとこの本を持ち出して、父には気づかれているのかそうでないのかわかりませんが、詩の出発点となった大事な一冊でもあります。
何回も再読しているのですが、何回も違う発見があったりします。
「空」に対しての言及が、生まれてくることと峠を越えて旅立っていくこと、そのどちらにもあることが非常に印象的でした。
若い頃や幼い時は、もしかしたらその生きることとその前の世界とになぜかどこかしらつながっているものがあって、いつかあの場所に帰りたい。そんな思いを持ったりもするのですね。中原中也の「羊の歌」も、確かに彼は仰向けで死にたいという思いを強く持っていたらしいのですが、そういう人生の最後の時に彼は常に「空」を見上げていたかったのだろうなと思います。
今や月へも行ける時代になって、価値観などは常に移ろいます。
しかし、「宇宙」であったり「空」であったり、そういうものは若い多感な世代、そして精神のしなやかな人々を捉えて離さないのかもしれません。

・うるし山千尋『ライトゲージ』七月堂

この詩集も何度か再読しているのだけど、どうしてだろう。語り手がみている海を、懐かしく思ったりする。
うるし山さんご自身は鹿児島の海をみていらしてこの詩集を編んだのかなと思いますが、わたしにとっても「海」というモチーフはすごく大事なんですよね。フェリー、寄せては返す波。そういうものすべてに、わたしたちは何かを波のように、迎えては返し、迎えては返していかないといけないのかなとも思ったりします。「返して戻す」というのはわたしたちが当たり前に日常生活でしているものなのだけど、何かを与えてもらったら返す、そういうある種の律義さが大事だったりするのかな、とも思います。
わたしたちは「ことば」を与えられてきました。そしてそういう中で、与えられたものを最大限に使って、いつしかこの体でさえ、いのちでさえ「お返し」しないといけないのかなとも思います。

・そらしといろ『小庭 vol.2』

こちら、文学フリマ東京の戦利品でしたがご紹介できずすみません!
そらしといろさんとはよく稀人舎さんのブースでお会いするのですが、フリーペーパーの詩誌をいただくのも2回目かなあ。
詩が2編おさめられていて、掌編なのだけど、そらしといろさんの文字と書きたいものとが響いてくる感じがします。
夢と現実のはざまで生きている感じがしました。

6月8日 wed

寒い日。梅雨だなあと思いつつ、体にここまで影響を与えられる天気ってすごいと思ってしまいます。今日はハードルを下げて、眠ったり読んだりの日。家でできる作業をがっつりと。食事は栄養面に力を入れる。トマトパスタを久々に作りました。元気がふつふつとわく。フライパンを深めのものにして正解でした。ポモドーロタイマーに助けられていた。集中時間ありがとう。

・三角みづ紀『よいひかり』ナナロク社

自炊をして、やった! 今日は成功した! と思った時にふと手に取る本、として三角さんの詩集を挙げる日が来る、生きていると色々なことがあります。
彼、と語り手が呼びかける相手には語り手の確かな愛があふれていると思いますし、彼、という人に出会えることが本当によかったのではないかな、とも。愛する人、そして共に暮らす人って、すごく重要な気がします。
ひとりの食卓はとてもつまらないという考え方は時にすごく同意するし、そういう時は適当に菓子パンなんか買っちゃうよねと思ったり。
ずーっと誰かと一緒にいなければいけなくて、その人とたくさんの信頼関係を築いていないと、ちょっとしんどくなる。だからこそ、パートナーや信頼のおける友人って必要だと思います。
結婚、とか、パートナーと暮らすって、そういうことなんでしょうか。
幸せな恋愛って、そして愛って、ありふれた暮らしなんでしょうか。
わたしはどちらにも、YESと答えたい。そういう日々の大切さだったりすると思います。

・宮尾節子『牛乳岳』マイナビ出版

なぜだろう。「よかった。」という詩句が、すべてを預言していて、すべてを物語っている気がする。
宮尾さんとはこの日々の中で何度もお会いして、なんだか離れがたい魅力的な方でもあるし、また絶対にお会いしたい・お話ししたい詩人さんでもあります。
どんなに年齢を重ねても、語気を荒げなければいけないことも、ある。それはいつだって。
それでも、まだ青い時とは違う「荒げ方」も、ある。
でも、そのすべてを流れる事象として感じ取り続けていたら、全てが丸く幸せな地点に落ち着くのかな、そんな気持ちさえします。
昨日わたしの家に届いたネットスーパーでは玉ねぎパックが同じ値段でいつもより2個少なかった。ちょっとだけ、悲しくて。
でも、そういうこととしっかりと向き合いながら書くというのも、詩人の一つのありかたかもしれない。
人というものは年齢を重ねていけばいくほど魅力的になってくると思います。わたしはそういう意味で、先輩の詩人のみなさまの生き方をリーディングや合評を通して知ってきた気がする。
出会えてありがとうございます。また絶対に会おうね、宮尾さん。

・『聲℃ said Vol.4』

高橋加代子さんの「リッチブラック」を実際に前橋でお聞きしたので、文字で読みたくなりました。あの時はお声がけできず、すみません!
何かと前橋在住の詩人さんは多いような気もする(けれど、詩人はどこの町にもいる)。
でも、ご縁をつないでおきたかったらまず家から出てみる。そういうことをしたのが4月後半からで、その前にオンラインで色々とお声がけさせていただいたり、情報を収集していてよかったなと思います。
今は流行り病の時代、会いたい人に会いに行ける機会は、少しずつ広がりは見せているけれど、ことあるごとに変わっていく。
色々と重なってしまったけど、やっぱり「会える」っていいことだなと思います。「リッチブラック」、とてもよかったです。

・『詩誌 ライトバース 創刊号』ライトバース出版

向坂くじらさんの「サテライト」を前橋で聞いて、もう一度読みたくなりました。
そうかそうか、上野のMCでもすごく上手に惹きつけていらっしゃると思ったのですが、ポエトリースラムジャパンにも出場されていて、ファイナリストだったのですね!
前橋ポエフェスではギターとのセッションもとっても素敵で、ロックバンドのライブに遊びに行っているような感覚でした。憧れていたヴォーカルみたいな方だった。すごい。
第一詩集も応援したいと思います。「緊張するとまばたきが増える」という詩句はずーっと残っています。

・『星々vol.1』hoshiboshi

星々という団体がやっている活動のアツさも半端ないのだけど(詳しくはウェブで!笑)ことばというもの、文章にするということ、生きるように書き、生きるように読むこと。そして今回はそれを「形にして売る」という「書店」の特集。
人が生きていくうえで、誰かに伝えたい思いがあるから人は何かを書き、何かを読み、誰かの魂やことばに触れて誰かと出会う。
そういう場所は、本屋さんだったり、「場所」という色々な意味でのコミュニティ、だったりすると思う。ツイッターやオンラインメインの活動なのだけど、それをつなぐものとして文学フリマ東京があってよかったなと思うし、ほしおさなえ先生たちがやっている活動をこれからも応援したいと思います。自分が大切にしている何かを伝え続けたいから、人は本を書くんだ。

・アニー・ディラード 柳沢由美子訳『本を書く』田畑書店

今日は色々あって家で作業していますが、いつもはシェアオフィス・コワーキングコミュニティラウンジで執筆・作業しています。
そうだなあ。書斎。今環境が変わった中で読み返すと、本を書くための生活というもの自体が当たり前になってしまっているのだけど、そういうものがエキセントリックに思えてしまうというのも他の友人たちの意見や働き方を見ているとわかる気がする。
誰もいない空間でしっかり作業したいときは家にいますし、誰かが働いているという自分自身への鼓舞を持って集中したいときは書斎専用のラウンジに行く。何度もこの本は読んでいるけれど、何度も読み返したい本だなと思います。「書く」ことへの情熱は常に持っておいた方がよいと思いますし、どうしても伝えたい思いはその時「書かなければ」風化してしまうものかもしれないと思っています。生きるように書いて、生きるように表現すること。そして、表現者としてのありかた。そういったものを考えます。

・ほしおさなえ『水の球』

ほしおさなえ先生の作品はほぼすべて我が家の「ほしお文庫」と呼ばれるスペースに置かれています。
時折この詩集は読み返したいものであって、それは多分先生の『東京のぼる坂くだる坂』に通じているのかなあ、という気もするんですね。
お父さまへの思い、語り手の成長と共に、自分が娘であること、家族というものが確かにあって、そして自分が女性であること。
そういったことばのひとつひとつが、先ほどの小説になんらかの形でつながっているような気持ちも、あります。
ほしお先生とわたしが大学で初めてお会いした時、二文字違いですねなんて笑いあっていたけれど、それから何年も過ぎて、わたしはこのペンネームを手放せなくなりました。
わたしは冬生まれですが、さなえ、早苗という名前です。普通、夏生まれの女の子につける名前なんだけど。
色々母から結婚祝いにもらったもろもろを調べていたら、どうやらわたしがおなかにいるのがわかったのが夏だったみたい。両親共々、そのことをわたしには言っていなかったけど、わたしももう母親世代です。わたしが生きるために生まれてきたこと、誰かを笑顔にするために生まれてきたこと、そのルーツを、わたしは生まれながらにしてもっていたのかななんて思います。

・文月悠光『屋根よりも深々と』思潮社

懐かしいなあ。そして、文月さんがわたしのことを覚えていてくださったことも、前橋でうれしい思い出でした。
多分文月さんのイベントで初めて買った詩集で、「大きく産んであげるね、地球」はすごく当時のわたしに影響を与えたんだと思います。
大学生の頃、詩を書き始めて一番最初に会いたかった人。それが文月さんでした。まず同年代ということ、そして第一線で活躍されているということ。色々な時を経て、今わたしはご縁で第二詩集を出版することになり、この詩集も文月さんにとっては第二詩集なんですよね。
大量にたまったストック詩どうしよう問題、めちゃくちゃわかる! と思ってツイッターでわたしなりの答えを文月さんに勇気を出して送って。全然立場は違うけど、詩壇ではみんなが輪になっていることを改めて思い返したし、「憧れの人の本を持っている」という誇らしさが本にはあるのだ、と思ったりしました。

・宮崎智之『平熱のまま、この世界に熱狂したい』幻冬舎

宮崎さんとは本当に初めて上野でお会いしたのだけど、なんだか想像通りいい意味でクールでキュートでファニーでロックで真摯で真面目な人でした。
司会で詩人たちの名前を叫ぶときの声なんかを思い出したりしながら、もう一度読んでみました。「新しいことばを常に探し出す」という姿勢がしっかりと書かれていたことにもう一度この本で触れ、この人は音楽で文章を作っていて、それは詩人と作家のどちらもの位置で文章を作っていることに他ならないのだなと思います。「おはモヤございます」「スクショもの」そういった面白くて新しいことばを常に発見していくのは本来なら詩人の仕事なんだけど、それでも「現代」に生きていて、「現代」というものの中で書いていることの本質として、新しいことばというものを常に発見していって、それを発信している。そしてそればかりではなく、そのことばを裏付ける確かな普遍的なものももちろんわかっていらっしゃる。中原中也の論考を読んでいて、そんなことも思います。ことばあそび、というものを詩人は常にしています。わたしの詩も読書感想文も、働くというか仕事というか、いわゆる「ことばあそびを大人が真剣に大真面目にやっている」という感じです。
でも、それが「音楽で文章を作っていくこと」の大変さでもあるんですよね。本当にお会い出来てよかったです。ご縁を作ってくださったみなさまにも感謝です。

・平川綾真智『h-moll』思潮社

「絶対だけが絶対にない」
わたしにとって今回読み返して衝撃でした。自分の詩作においても、この詩集は大事になってくると思います。リーディング詩人に囲まれている中のスラムでおしゃべりしていて、「明日の文学フリマで平川さんに会えるんだ!」とちょっと自慢してきたりしました。アナウンサーのような美声、「遠足の日」はもはやわたしの中で忘れられなくて。リーディングという誘惑、礫の楽音、ポエトリークロッシングTOKYO2とずっと追ってきて、3年ぶりに2週連続でお会いしていた平川さん。
合唱部に所属していたということもあり、上野では楽器セッションでの「遠足の日」がどう読まれるんだろうと思っていたら、讃美歌や聖句と詩と歌、音楽とのコラボレーションで、キレッキレにかっこよかったんです。
舞台、ということ、詩人が外に出ていくということ、「出られない」中で詩人がどう活躍していくかということ。
改めて、あこがれの人にまた会えた喜びで胸がいっぱいです。

6月9日 thu

今日は来週の打ち合わせのためにもろもろ準備。スケジュール管理、毎日のアウトプット、など。ちょっとせわしなかったので今日も作業は家で。
わたしの朗読中の写真を撮ってくださる方が多くてびっくりした。ありがとうございます!
昼食はラーメンにしました。寒いのでみなさんお気をつけて!
朝食を最近は2回とっているのだけど、さすがに食べすぎたかな。新しいリュックサックも届きました。前橋行きで壊れてしまって。3年ぐらい使っていたものなので、まあいいかなと思い。「リュック 図書館」で選んでくれたパートナーにほんとに感謝。
午後は髪を切りに行きました。リーディングの日々が始まる丁度前に予約して切ってもらったところ。色々お土産話をしました。

今までの振り返りができて、エッセイを書きました。

6月10日 fri

今日は定期検診。検診前にもろもろ作業を終わらせたかったため、家で作業。ラウンジは9時openなのです。今週行けなかったな、たはは~
色々なご縁をつなげてよかった。
定期検診で、少し活動のお休みをとったことがいいこと、低血糖体質であることを言われました。体質だから他には問題がないようです。
夜にはちょっと体力も回復し、沖縄料理を食べた後、蛍を観に行きました。近くの場所に蛍が出るなんてなかなかないのですが、いいところです。

6月11日 sat

昨日久しぶりにラジオをしました。
今日くらいは詩の活動をお休みしてもいいかななんて思いながら、炊き込みご飯とトマトパスタで過ごしていました。
休みなさいってお医者さんから言われちゃえば仕方ない……お誘いがあったのですが、コオリヒロノブさんや三木悠莉さん達ともまたお会いしたいなあ。
向坂くじらさん、雪柳あうこさん、高細玄一さんの詩集を通販で買いました。届くのが楽しみ!

明日からは夏のオンライン合評に向けて動き出していきます。
しっかり休んで、がんばるぞ~!


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