第7話:『壱番街サーベイヤー』23
微妙に明滅する薄暗い蛍光灯を点け、窓を開けて換気を確保。汚れ仕事用にザックに確保してある軍手とマスクを皆に配布すると、おれ達は共用倉庫の発掘を始めた。
「うわ、これおれが一年のときの学祭の出し物の衣装だぜ」
「ずいぶん古い機材がありますね。これはもしかして、光磁器ディスクドライブ?」
「いつか使うかもと思って倉庫に放り込んだきりってパターンだな。……おい真凛、麻雀漫画読んでるんじゃない」
「よ、読んでないよ!積んであったから確認しただけだって」
「だいたいこういうところは