アキのエッセイNo.104ー引きこもり支援の問題点と、私のやりたい支援について
こんばんは、アキです。
私は作業療法士を2回辞め
現在、精神保健福祉士を目指しています。
現在の日本の支援では
何が問題か?
どんな支援があるべきか?
これから先
自分はどんな支援がしたいか?
メモに書いたことを記事でまとめていきたいと思います。
1.引きこもり支援について考えること
私は精神障害や発達障害の方を主に対象として
支援をしたいと考えていますが
「引きこもり」の支援にも興味があります。
実際、私の兄が引きこもりなのもあって関心がありますが
引きこもりの方への支援って
本当に少ないのです。
精神障害や発達障害を患っていて引きこもる方もいますが
全員がそうではないですから
何科の疾患があって支援を受けるという形態を取れません。
現在の日本の支援機関は
何か障害があって診断名がついてなければ
支援を受けられないシステムが多い印象があります。
診断名がなければ支援が受けられないとなると
障害がない、または障害の疑いはあるけれど診断がついていない方で
何かしらの心の問題を抱えている方への支援が
十分成されないという現状がるように見受けられます。
以前、引きこもりの方の家族会に参加してみて
その現状があることを痛感しました。
診断がなくても
心に何か問題を抱え
日常生活や社会生活などに支障を来している方々への支援が
もっと充実していなければならないと思います。
また、引きこもり支援機関があるにしても
ただ、当事者やご家族さんの話を聞いて
気持ちにより添い共感するだけでは
現状は改善しないでしょう。
自然に、回復していくのを待つのが引きこもり支援のスタンスみたいですが
個々に応じたアプローチがあって良いと思います。
専門家の的確なアドバイスのもと
今後の見通しを立てて
コミュニケーションや関わり方など見直して実践していく。
そういう支援があった方がいいと思うのですが
なかなかそういうことをやっている機関が見つかりません。
おそらく
的確なアドバイスを出来るような知識を持っている専門家がいないという
現状があると思います。
ですから
十分な知識を持ち合わせ
また実戦経験も十分に積んだ専門家の育成が必要だと思います。
また
自傷他害による緊急時に対してのみアウトリーチを行っている現状が多いですが
重症例だけでなく
軽症でも一般化出来ないか?とも考えています。
家族支援を行うにしても
当事者と家族、双方の話を聞いて
家族全体を包括したサポートが必要でしょう。
そうでなければ
支援に偏りが生じます。
そして出来れば
家族会や来所相談のみならず
「引きこもり当事者、家族、どちらも参加できる勉強会、集まり、イベント」による
家族交流や社会交流の場の提供
安心出来る環境作りを行ったり
「生活支援」「就労(復学)支援」を行うこともあっていいと思います。
生活、就労(復学)支援にあたり
作業療法士や精神保健福祉士などの専門職の知識が活きると思います。
2.私が行いたい支援
私が行いたい支援について下記に記します。
①作業療法士の知識も活かした支援(人間作業療法モデルなど)
②支援の対象を障害者だけに限定しない支援
→障害の疑い有り
または障害はないけれど
何かしらの心の問題を抱え
生活や仕事(学校)でトラブルを起こしている方々への支援も行う!
→ノーマライゼーション的支援!!
③家族など、当事者を支える人々への支援も重点的に行いたい!!
②、③において
本人の同意や動機がない状態でも
せめて家族の支援が十分に行えるシステムがあるべき!
だと思うのです。
また、②において
障害はあるけれど診断名がついていない
または障害はないという方でも
「障害の受容を条件とはせず」
「心のよりどころとなる環境」を提供し
「心にトラブルを抱え、生活や仕事、人間関係で支障を来している方々全て」に対し
生活支援、就労(復学)支援など
「個々に応じた必要なサポート」を実施出来れば良いと思います。
その支援を実現するためにも
支援を受けやすくするための
障害ならび心のトラブルに関する知識の普及は必須ですし
そもそも
「当事者やご家族さんのニーズ」について
把握していかなければ
支援のしようがありません。
そして
独りよがりの支援はせず
必ず「同志」を募り
協力し合いながら支援をしていくこと。
また、自分も誰かの取り組みに協力して
支援に関する知識、経験を増やしていくこと。
というような支援をしていきたいと考えていますが
どこかの組織に入って経験を積むにしても
そこで出来る支援に制約はつきものだと思います。
本当にしたいことを実現していくならば
「NPO法人」を設立すべきなのかもしれません。
NPO法人設立は簡単ではありません。
やるとするならば
資金も必要ですし
審査が通らなければいけませんし
色々課題はあるでしょう。
それでもやりたいか?
自問自答しながら
自分のやりたい支援というものを見つめ
今後、実現化していきたいと思います。
最後までお読み下さりありがとうございます(^^)/