月経過多に気づくまで30年かかったおはなし
※このおはなしは1000文字です。
30年前の生理事情
現在とは異なり
生理に関する情報や製品
文化的な背景はかなり違っていました。
生理用品の選択肢
現代のように多様ではありませんでした。
使い捨てナプキンが主流で
多くの女性が使用していました。
しかし、吸収力やデザインは異なり
選べない、漏れやすいという課題がありました。
タンポンは存在ありましたが
今ほど普及していませんでした。
生理に関する情報
インターネットがなかったため
生理に関する情報は
・ 家族(母、祖母、姉など)の口伝え
・ 友だちのコソコソ話
・ 女子だけを集められる会
・ 保健体育の教科書
など限られていました。
この情報しかないため
どんな生理が異常なのかを知る手段が
ありませんでした。
生理に対する社会的認識
生理に関する話題はタブー視されがちでした。
生理を公にすることは少なく
女の子同士でも話にくい雰囲気がありました。
学校では生理用品を持ち歩くことが
目立たないように
工夫する必要がありました。
きんちゃく袋を持っていくと変な目で見られるため
素早くポケットに入れるとか
ハンカチにくるんでもってくとか
とにかく「知られてはいけない」
みたいな雰囲気がありました。
また、生理痛で休むことに対する理解がないため
「腹痛」で学校を休んだり
体育を見学しました。
※お住まいの地域などによって差があるかも
しれませんが わたしの場合はこうでした。
最初から異常だった生理
わたしの異常だったことは
「月経過多」でした。
月経過多とは?
月経過多とは
通常の月経に比べて出血量が多い状態を指します。
月経期間が通常よりも長く続くこともあります。
通常、月経期間は3日から7日程度ですが
月経過多の女性は
それよりも長い期間
または
大量の出血を経験することがあります。
わたしの症状
・ 昼間でも夜用ナプキンは当たり前
・ 昼間に夜用ナプキンを5回程度とりかえていた
・ 体育で運動すると漏れる
・ 就寝して朝起きるとかなり漏れていた
・ 初日から5日経過まで夜用ナプキン
40歳近くになるまで上記の症状が
「月経過多」にあてはまる
そもそも「月経過多」という言葉さえ知らなかったです。
無知というよりも
「それがあたりまえ」
なので情報の上書きが無かったことにあります。
大人になってから生理について学ぶ機会なんてありません。
思春期にはピルも無かった時代。
このあとさらに症状が進みます。
ここまで記事をご覧いただきありがとうございます。
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