瀬川

誰かの心に引っかかったら嬉しいです

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私(誰か)のための創作

音楽にすがっても、私と全く同じ気持ち(かもしれない時)なんて一瞬しかなくて、それは奇跡なんだけど、それが悲しくて。 だから、とりあえずは、自分で自分の気持ちのためだけに創りたい。私の心を救いたい。 同じような気持ちをもつ誰かはさ、きっと同士なんだ。だから、その彼ら彼女たちにさ、私も何とかやってくから、君もそんな気持ちになってくれたらいいなって思うって、そう届けられたらいいかもしれない。たとえ届かなくてもよくて、どこかに同士がいるって想像するだけでも私は救われるんだと思う。そん

    • 雨のにおいと孤独

      わかってほしいと願いながら、誰にもわかるはずがないとため息をこぼす。混沌とした社会の中で私をひとりぼっちにしているのは、きっと私だ。生きているうちに諦めることが増えて、自分自身に期待をしなくなった。これが大人になることだとしたら、世界はこれっぽっちも輝いていない。突然すべてがどうでもよくなって、何も手につかなくなることが私にはよくある。それは喧騒の中で何も聞こえないような孤独だ。そんなひとりぼっちの今日をあと何百回、何千回と繰り返して、最期はきっと悲しそうに笑うのだろう。やっ

      • 一気に解像度が上がってはっきり見えた世界は気持ち悪い色でできていた 思わず吐いた もう生きていたくない

        • 自分で埋める穴

          たとえば、音楽をかける 電気のスイッチをオンにする それがちょっとだけめんどくさい、だから、誰かと一緒にいたい 大豆田とわ子はそう言った けれど、きっと一つひとつの行為は全部、自分のためのものなんだろう 自分が、自分のために行うこと、それを誰かにしてもらうことは、人生の主体を少しだけ失うことでもあった だから、彼女はひとりで生きることを選んだんだろう

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          感受性

          なんで僕だけこんな理不尽な目にあって、苦しんでるんだろう 僕が知らないだけでみんな苦労してる、なんて何の慰めにもならないこと言うなよ 僕だけ泣いてる 僕だけが不幸 夏の生ぬるい風に吹かれている

          MAGIC

          いつか、誰かと巡り会って、一緒に生きて、見守られながら死ぬ それは幸せな幻想 気づいたらそれだけが正解の人生だった でも、死にたいと願った私は、道を違ってしまったようだ それでもその幻想が頭から離れない 目を輝かせて私と同じ幻想を語り、きっと手にするであろうあの子を、妬ましく思うようになったのはいつからだったろう おそらく私は、死ぬまでひとりでいることを選択する それならせめて、あの子を心から祝福できるようになりたい 幸せになれなくても、せめて綺麗でありたい

          無意味な人生

          何をしているときも、僕の中に死にたさがいる。そのたびに目を合わせていたが、途端に僕はそれにのみこまれ無気力になるので、かなり困る。 やはり死にたさにはふたをして生きるしかないのだろうか。それはかわいそうだな、死にたい、という僕の気持ちが。でも死にたいという気持ちは、生きている状態では持ち続けることが難しい気がする。生と死は正反対の状態だから。 この考え自体が、私を苦しくしているのかもしれない、と思うようになった。生きながら死にたい気持ちをもつ、という矛盾は、もしかしたら矛

          無意味な人生

          回顧録 幼稚園

          私は優子を幼稚園に通わせた。近くのキリスト教系の幼稚園ではなく、少し遠くの私立の仏教系の幼稚園に入れた。 幼稚園に行くのを、優子は嫌がって泣いた。その度に私はなるべく丁寧に話を聴き、落ち着いたら車で送っていった。徒歩で集団登園するのは嫌がるが、車で連れていく時はご機嫌なことが多かった。 優子は友達ができたと言う。名前は葵ちゃん。とても相性がいいようで、いつも一緒にいるようだった。 優子にとっては、幼稚園という場所では嫌なことが多かったように思う。縄跳びが結べずにお弁当の時間に

          回顧録 幼稚園

          一目惚れ

          ふらりと立ち寄った書店の雑誌コーナーで、よく映画で見かける俳優が表紙を飾っていた。 途端に、私はなぜだかどくどくした。 どくどく。 普段気にもかけない人なのに、その写真は私には特別なものに思えた。 言葉で説明するのはもったいないくらい、その俳優が可憐で美しく見えた。 単なる色気とかでは片付けたくなかった。 その顔が姿が、私には語りかけられているように感じた。私に気を許してくれている気がした。 好きになってしまった。 その俳優の持ちうるすべてをその写真は捕らえているようだった

          一目惚れ

          五月病?(笑)って言ってくるやつは敵、敵、敵。

          風邪ひいたの僕だけ 部長のあの子めっちゃ元気そうなのに 自分が不甲斐ないかも ふらふらで行ったコンビニ 10個入りの卵パック 次の日よく見たら期限今日まで でかいスヌーピーかかえて 硬いベッドの上で死んだフリ 今日も学校行けない 五月病の社会人 うつ病の医学生 厚底コンバースで蹴っ飛ばせたらいいね現実

          五月病?(笑)って言ってくるやつは敵、敵、敵。

          そんなふうに、濁りの無い目で希望を語れたらどんなにいいだろう あなたに、私じゃない他人になりたいと思ったよ、久しぶりに

          そんなふうに、濁りの無い目で希望を語れたらどんなにいいだろう あなたに、私じゃない他人になりたいと思ったよ、久しぶりに

          子どもをつくる意味、決着

          どう考えてみても、人に聞いてみても、子どもをつくる意味はわからないし、親のエゴだと思うし、だから今のところの結論は、 子どもをつくることにもし意味があったとして、それに納得できたら、そのときに子どもをつくればいい。 子どもを産めない年齢になっていたとしても、それでいい。 納得せずに子どもをつくるより全然いい。 ということにしようと思う。 私にたくさんのことを与えてくれた人、その人たちのことはとても感謝している。 それでも、その人たちが子どもをつくったこと、それは好きには

          子どもをつくる意味、決着

          世の中の腐敗臭

          布団が気持ちいいからこのまま死にたい AIに添削されて消される4文字 生きづらいこの世の中は、臭いものに蓋の原理で成り立っている、馬鹿なん? 結婚したい子どもがほしいね、親のエゴ 人類滅べばいいんじゃない? くも膜下腔に血がたまる、夜遅くまで受験勉強、朝早起きして満員電車、毎日毎日繰り返し、致死的状況に気づかない 私の目には腐って映るこの世界に、輝きなんて見いだせない それでも私が納得する何かを創りたいのだ 私が美しいと思うごみを探してハグをしよう

          世の中の腐敗臭

          容姿についての考察1

          可愛くないと、楽しめない。何も。 だって漫画のあの子も、映画のあの人も、隣の席の子だってみんなかわいくてかっこよくて魅力的で、だから、たわいもない会話を、恋愛を、学校を、毎日を楽しめる。 容姿が整ってる人だけが、ミラーボールの下で手足を思うがままに動かして、思いっ切り笑って踊れる。 この思い込みは、世界が私に見せてきた呪縛。俳優と芸人に対する明らかな扱いの差、あの子と私に対する明らかな扱いの差。顔に優劣を付けたがるミスコン。少女を集めた歌手グループ。 でも、誰が原因であれ

          容姿についての考察1

          わたしはわたしのためにしぬんだ

          わたしはわたしのためにしぬんだ

          桜が散る頃に

          もう、終わりにしていい気がします。楽しいこともつらいことも、十分経験したと思います。今までお世話になった方々、ありがとうございました。 生きてる意味はわからないし、毎日それを紛らわしながら生きること、年老いていくこと、それはわたしには出来なかった、ただそれだけです。 さいごに好きなことに囲まれてよかったです。棺桶に入り切らないくらい、たくさんもの買っちゃった。ごめんなさい。 幸せになってね。

          桜が散る頃に