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愛読書感想文 6冊目「舟を編む」

日本アカデミー賞で石井裕也監督が「龍平に賞を取らせたくて撮った」と言い放った映画作品。2012年の本屋大賞でもありました。

三浦しをん「舟を編む」

です。先日、新たに辞書も購入した事ですし、タイムリーと言えばタイムリーなタイミングでの紹介ですね!

この愛読書感想文は、その名の通り私の「愛読書」を取り上げているので、長く読み続けている作家さんが非常に多く、三浦しをん氏もまたデビュー作から欠かさずに読み続けている作家さんのひとりです。そして、普段は文庫派の私が珍しくハードカバー版も持っている作品のひとつ。というのも、三浦しをん氏の直筆サイン入りなんです。ご本人の講演会にお邪魔して直接サインを頂きました。うふふ。あと、大きな理由がもうひとつ。このハードカバー版の装丁って、ほんっっっっっとに素晴らしいんですよ!!!お読みになった方には、きっと伝わるはず。文庫化の際、何故に装丁を変えてしまったのか、私は出版社へ小1時間ほど問い詰めたい気持ちをグッと飲み込んだ過去があります。(笑)

さておき、主人公である馬締の行きすぎた愚直さに愛おしくなり、辞書編纂の過酷さに苦しくもなり、完結へと向かう物語の美しさに息を呑みながら何度も読了してしまう作品です。未読の方がいるのなら、今すぐにでも、是非。そしてあとはもう、ハードカバー版の装丁を噛み締めて頂きたい次第です。(まだ言う(笑))


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