モラハラ加害者はなぜ「べき」をよく使うのか
こんにちは。ねこねこです。
気がつけばもう8月最終日ですね💦
マスクをしてると余計に暑いので、まだまだ真夏の気分です。
さて、今日はモラハラ加害者の「べき思考」についてお話ししますね。
「べき」が好きな加害者
モラハラ加害者って、べきべきべきべき言ってます。
例えば、こんな感じです。
▪️夫→妻
・専業主婦なら家事育児を一人でやるべきだ。
・うちの母親は父親に家事育児を手伝えとは言わなかった(だから君も言うべきでない)
▪️妻→夫
・夫なら私の気持ちを察するべきだ。
・○さんの旦那さんは、家事育児もされているのに、あなたより稼ぎが良い(あなたもそのくらいやるべきだ)
言葉では直接「べき」と言っていなくても、カッコで書いたような「べき」の意味が含まれてるというケースも多々あります。
こうであるべき、こうすべきというべきの背景には、”正しい何か”があり、その正しいものに合わせないといけないという思考があります。
モラハラ加害者が持つ「べき」とは
まず、モラハラ加害者は自分の中に「べき」をたくさん作っていて、ものすごい「べき思考」です。
その中でも、あなたとの関係で大元になっている「べき」は、「あなたは自分(加害者)に従うべき」です。
なので、必然的に加害者の頭の中にある他の「べき」にも従うべきということになります。
恐ろしいことです....。
当然、加害者の価値観から生み出される「べき」とあなたが考えることは違っています。
例えば、冒頭の例に戻ると、
・専業主婦なら家事育児を一人でやるべきだ。
これは、完全に加害者の個人的な価値観から生み出された「べき」ですね。
専業主婦が家事育児を一人でやることが妥当なのかどうかは、その家庭によって違うと思います。
夫婦がお互いにどう考えるかや、環境や状況といった因子にも左右されるでしょうから、それは二人で決めればよいことで、「専業主婦なら家事育児を一人でやるべきだ」などという決まりはありません。
偏った思考とコミュニケーション
お互いの価値観や、状況などを考えてどうしていくのかを決めるというのは、通常の夫婦のコミュニケーションですね。
しかし、そもそもモラハラ加害者は正常なコミュニケーションができません。
あなたは自分(加害者)に従うべきが前提なので、すべて価値観を押し付ければ良いと思っていますし、それがコミュニケーションだと思っています。
そのため、価値観を押し付ける=こうあるべきだとなり、あなたに対してべきべきべきべき言っているのです。
まとめます
・モラハラ加害者はそもそも人より多くの「べき」を持っている「べき思考」の人です。
・モラハラ加害者の被害者に対する大元の「べき」は、被害者は自分に従うべきなので、自分の価値観(そもそも「べき」が多い偏った価値観)を押し付けて良いということになります。
・つまり、モラハラ加害者は被害者の言動、行動、思考に対して、自分の価値観に則った制限を加えていきます。それが「べき」という表現となり、あなたへ向けられます。
なので、加害者はあなたにべきべきべきべき言っているのです。
今日もお疲れ様です。
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