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『あんなに あんなに』(ヨシタケシンスケ)感想〜いつの間にか大人に近づいているきみへ

最近、うすうす気づいていることがあります。

14歳の長男は、いつの間にか大人に近づいている

あんなにいろいろあったのに


長男は、小学校時代、ずっと問題児でした。勉強や生活面も、きちんと計画して自分でできるタイプではなく、私が面倒見ることが多かったです。

だから、人より気付くのが遅かったかもしれない。

でも、だんだんトラブルが減り、お世話になっていた相談機関も卒業し、少しずつ自分でできることが増えて。

そろそろ、親の私は、
後ろに下がって、見守る立場になっていくんだな


そんなふうに思っていたときに、本屋で『あんなに あんなに』に出会い、パラパラと立ち読みしたら泣きそうになったので、慌てて本を買って家で読む。

長男にも次男にも、読み聞かせをしては、号泣。

特に、少し大きくなったお子さんがいる方には、泣ける絵本だと思います。


それと、この絵本には、

こういう展開なら、大抵の場合、登場しそうな人が最後まで出てきません。

そこも、読みがいがあると思います。


この絵本を買ったときは、「たんけん!本のまち」にブックガイドを載せるつもりだったのですが、やめました。

ブックガイドは、“子どもが好きな本”に限って紹介することにしているのですが、長男も次男も「この本は最悪だ」と言うので。

「ママが泣くから」

「ヨシタケシンスケは、くだらなくて、おもしろいところがいいのに、こんな感動系の本書いてどうするんだ!!」


とのことでした。

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この本、ほんとに泣けます。

手元に置いておけば、息子にキレそうになったときに、グッと堪えられそうです。(なんとなく、この男の子、長男に似ているんです)

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