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心の整理用…出戻り 失恋したら江國香織さんの本をお風呂でふやけるまで読むタイプだと思っ…

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心の整理用…出戻り 失恋したら江國香織さんの本をお風呂でふやけるまで読むタイプだと思ってたけどどうやら違うかも

最近の記事

心の栄養

ずっと、私の心の栄養は、養分は、彼から与えられるものだという暗示にかかっていた。 彼からLINEがあると生き返った気持ちがするし、彼と会うと心がふっくらしたからだ。 でも、彼と出会う前の私はもう少しちゃんと自給自足で生きていた。 彼からもらう養分はとても優しくて幸せな気持ちにさせてくれたから、どんどん中毒のようになっていったんだな。 そうか、これが俗にいう「沼らせる」という状態なのだ、と理解した。 彼は私にそうしていること、自覚していたのかな。 2年と7ヶ月ずっと魔法

    • モフモフくんのこと

      モフモフくんは時折、私を見下すような視線をくれる。 それはなでて欲しくないときになでようとしたり、ブラッシングの後のご褒美のおやつが気に入らなかったときの表情だ。 「ただでなでられると思うなよ」 「ササミがあるのはわかっている…しれ者め」 と言ってるような。 私はその表情が見たくて、わざとやる。 そうするとさらに視線が冷たくなる、気がする。 でも、夜、眠れなくてリビングに行くと、ただでなでさせてくれるし、落ち込んでいるといつのまにかベッドにきて、一緒に寝てくれる。 私の足

      • もう言わないでほしい

        彼からのLINEが途絶えた。 彼はきっと今、最近できた「好きかもしれない」人にちゃんと向き合おとしている。 彼の「…かもしれない」は私への優しさで、本当はもうとっくに好きなのだ。 ポーカーフェイスでいつも冷静、冷めた印象だけど、本当はとても熱くて優しい人。激情と言ってもいいくらい。 そしてとても繊細。 バランスが悪い構造なのに奇跡のような平衡感覚で成り立っている。 そんなところも大好きでした。 お別れは覚悟しているし、もう戻れないのはわかっている。 だから、お別れの言

        • その通りだけど、厳しいよ。 道真さん… 「これからはずっと大吉しかでないよ」って言ってたのに、やっぱり嘘つきだった。 でも優しい嘘ばかりだった。 なんでも彼を思い出すの、早くやめたいな。

        心の栄養

        • モフモフくんのこと

        • もう言わないでほしい

        • その通りだけど、厳しいよ。 道真さん… 「これからはずっと大吉しかでないよ」って言ってたのに、やっぱり嘘つきだった。 でも優しい嘘ばかりだった。 なんでも彼を思い出すの、早くやめたいな。

          魔法の解除方法

          彼の引力はすごかった。 私の全部が彼の方を向いていた。 そうしてたら、心がからっぽになってしまった。 私の全ての行動は彼を中心に回っていた。 どこかにお出かけしたり、ゲームしたり、一緒に料理を作ったり、どれも楽しかったけれど、それらは全て彼がしたいと言ったことに私がついて行ってただけだった。 私はいつのまにか、一人で美術館に行ったり、焼き物を見に行ったり、毛糸屋さんを覗いたり、お買い物に行ったり、そういう、一人を楽しむ事ができなくなっていた。 ずっと彼からの連絡を待って、

          魔法の解除方法

          くるしい別れ方

          楽しかった、ありがとうと言えるうちにスパッとお別れしよう。そう思ってたのに。 私達の間にはもうなにもない。 昨日なにしてたか、とか、面白かった本の話とか、今度どこに行こう、とか、そういう会話も。 熱が出たという彼をほっておけなくて、無理矢理、看病にきたけれど、悲しくなるばかりだった。 紫陽花の咲く花壇の道を歩くあなたを見つけたとき、ほっとしたけど、目を合わせてくれないあなたを見て、やっぱり私は来てはいけなかったのだと思った。 飲まない彼の冷蔵庫にお酒。 洗濯物の中の、彼

          くるしい別れ方

          編む

          自分から逃げたくせに、まだ受け入れてもらえると期待してまた戻ろうとした。 そしてもう呆れられてしまったとまた逃げた 不安定で嫌になる。 その不安定さすら、彼のせいにしようとしていた ごめんなさい。 そういうわけで、私は今、編み物をしている。 不眠、反省、修行には編み物か読書がよい。 日本の編み物の本は編み図、記号の意味注釈、使う糸、注意すべき点やコツが綺麗に配置されていて、とてもわかりやすい。 ただ、「この通り編まないと知らないよ」という圧を勝手に感じて、緊張するし、一

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          あたたかいいきもの

          うちのモフモフくんは人間でいえばもうおじいちゃんである 私におもちゃをぶつけて、これで遊べと命令する姿は、愛くるしい2歳児のようにしか見えないけれど いつか、お別れする日がくる それを言葉にするだけでもう涙がでる モフモフくんがいない世界で生きていける気がしない モフモフくんをここでしか生きられないようにしたのは私なのだから、覚悟しなくてはならないのに 眠れない夜はリビングで寝ているモフモフくんを見に行く モフモフくんはだいたい気がついて、ちょっと寝ぼけながらくるんとお腹

          あたたかいいきもの

          ポンコツ報告

          今日は本当にポンコツだった 何も手につかないとはこの事だ 自分から別れを告げたのに、もう撤回したくなっている どうして、彼なしでやっていけると思ったんだろう 心臓がいたい

          ポンコツ報告

          長毛の猫になれたらまた会いにいくね

          現世はもう諦めた 人の形のまま会いに行くのも諦めた もうどこが好きかもわからないくせに 自分でも異常だと思うほどの執着だった 彼が悲しんでいても役立たずな自分が本当に嫌だった 何かの役に立てるんじゃないかとオロオロと彼のまわりをまわっているだけの情けなくて卑しい私 スパイスカレーも一緒に行ってあげられない 彼女の住む駅に電車が止まるときに挙動不審になる彼を励ますこともできない 泣いている彼を笑わせてあげることもできない 他の女の子達に会ってしまう彼を止めることもできない

          長毛の猫になれたらまた会いにいくね

          もう愛ってことでいいですか

          友人に彼との関係をどうしたいのか、「鳴かぬなら」の3択で聞かれた なぜこれで聞くのか、友人よ…武士なの? 鳴くまで待とう→しばらく割り切って付き合う 鳴かせてみせよう→尽す、振り向かせる コ◯シテしまおう→別れる だそうだ 私の答えは 鳴かずとも生きていればええんやで →見返りはいらない  あわよくば役に立ちたい  しあわせになってほしい  たまに思い出してほしい   やっぱりこれは好きとは違う気がしている 彼のどこが好きかは見失ったままだし 諦観、逃亡、母性、惰性、同

          もう愛ってことでいいですか

          読書の気分

          あくまでも今の気分の話。 眠れないとき 遠藤周作 やる気ないけどやる気がいるとき 吉田武 やる気なくダラダラしたいとき 棒針模様200 なんかやる気あるとき 吉田修一、佐藤正午 失恋の準備するとき 江國香織 おじいちゃんに叱られたいとき 岡潔 調子に乗ってるとき 村上春樹 調子が悪いとき 太宰治 ドロドロしてるとき 三島由紀夫 ぞわぞわしたいとき 今村夏子 またはコケ図鑑 ふわふわしたいとき 住野よる 立ち直りたいとき 西 加奈子 ときめきたいとき

          読書の気分

          のうのうと生きる

          昨日、彼とのきれいなお別れを決行し、 今日はもう溶けてなくなっているはずだった私。 しかし、まだ今日も彼を好きな私のまま、 無事にのうのうと生きている。 仕事までしている。 しぶとい。 彼の「好き」はイビツでたくさんある。 彼には複数の好きな人がいる。 その中でもとびきり大切にしたい好きな人がいる。 もちろん、私ではない。 たくさん彼女に嘘をつき、大切にしたいのにできない彼は苦しそうだった。 私も彼の部屋で他の人の痕跡を見つけてしまうのも、今は誰といるのかなと考えてしまうの

          のうのうと生きる