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後遺症のお話。


ホテル療養から帰宅して1ヶ月弱。


嗅覚と味覚が戻りません。

全く戻っていない訳ではなくて、日によって違います。

『甘い」は、わかります。
それ故に、甘党になり、甘いお菓子やスイーツを以前より買う事が増えて、体重もあっという間に元に戻りました。

『苦い』はわかります。
毎朝コーヒーを飲むのでわかりやすいです。
しかし、香りは薄っすらする時もあれば、しない時は苦いお湯です。
なんとも寂しい。

『塩っぱい』も先日までハッキリ分かっていたので料理の味付けも割と出来ていました。
しかし、数日前よくわからなくなり、子供達に味見して貰いながら料理しました。
そうなってくると、料理がツライ。
感じないようにしていたストレスが浮き彫りになってきました。

味がわかるような気がする…の毎日です。
生姜、ニラ、ニンニク、長ネギ、玉ねぎ、割と強烈な匂いのものは分かります。

昨夜のカレーもよく分からず、辛いもったりとした食べ物って感じで。

そうなってくると、ただカロリーを摂ることに疑問を感じてしまうことも。

旦那さんにそう言うと、
「生きる為でしょ。」
と言われて、『あぁ、そうか。』
と思った。


味覚、嗅覚だけではなく、喉と鼻にずっと何かへばりついているような感じでスッキリしない。

息苦しさや、胸の痛みはホテル療養の時よりも強い。
動悸が怖い。

勿論、メジャーな倦怠感や疲れやすい、筋肉の衰えなども。

全部ひっくるめて1ヶ月くらい続いているので、この状態が『普通』になってきている。

最初、味覚も嗅覚も少しでも感じたら『良くなってきてる!』と期待をしていたワクワクも消え去った。
何故なら、昨日感じれた味や香りも、今日はわからなくなる。
毎日、感じ取る場所が違うだけで、決して良くなっているわけではない事に気付いてしまったからだ。

絶望的ではないけど、失望の毎日。


旦那さんに言うと、

「焦らず腐らず。」


と、みつを的な名言を言ってきた。

「その名言はどこから?
 どっかのカレンダーとかトイレに貼ってありそうだね。」

と笑って返したけど、日に日にその言葉が沁みてきています。


『繊細さんと大雑把さん。』

で良かったなと思った。


これを書いている今も胸は痛苦しくて、モヤモヤするけど、子供達の前ではこの落ち込んだ気持ちを出さずに、旦那さんには弱音をこぼして、焦らず腐らず頑張らねばと思っています。


でも、ツライよ。
軽症者だったと思うけど、
後遺症ツライ。
寧ろ、先が見えなくて後遺症の方がツライ。

本当に子供達や母が感染しなくてよかった。
味や香りのしない世界は寂しい。

先の見えない、戦いはまだまだ続きそうです。

こうやって、書き綴る事で1人でもかかりたくない、もぅ少し気をつけようと思って頂けたらいいなぁと思ってます。




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