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「頭がいいとは何か」を本気で回答

「〇〇くん,頭いい!」

子どもの頃から,そんな言葉をよく耳にした.

自慢ではないが,僕も言われたことがある.

ただ,ずっと気になっていた.

『「頭がいい」ってなんですか?』

人のことをそんな短い言葉で表現していいわけねーだろ!!!

というわけで今回は,そんな「頭がいい」を自分なりに考察してみました.

頭良くなりたいとか

自分は頭がわるいとか

思っている多くの人のモヤモヤや悩みが解消されれば嬉しいです.


## 学校の勉強ができる

真っ先に出てくるのがコレ

「〇〇くん,頭いい!」発言が起こるのも,コレが理由なことが多いはず.

ただね.学校のテストで良い点数を取り続けていても,頭がいいってことではないと思うのです.

大人になった学生時代に成績トップだった人のほとんどが,「自分よりも頭のいい人がクラスに2〜3人はいた」と口を揃えて言うそうです.

ほうほう,つまり要領が良いってことですかね?

いずれにせよ学校の勉強が全てではないのは確かです.

ただ,僕が思うのは,

最低限の勉強ができる力と,勉強したことを上手に活かせる力は,頭がいいの要素に入ってくると思います.

あとは,人は初対面で学歴を見てしまう習慣があるため,「ある程度のことはできるよ」と表現するためにも,学歴は大事だと思います.

ただ,成績トップである必要はないというだけです.


## 要領がいい

これは,地頭がいいってことですかね

要領がよければ大体のことができちゃうんですよね.羨ましい.

これが一番正解に近いような気がしますが,それをあえて否定していきましょう.

要領が良いというのは,何をどうすればどうなるのかを知っている.あるいは予想する能力が高いということです.同時に数学の能力も高いことが,考えられます.

この能力は,学校で教わるのではなく,自分で自然と学習する能力です.

それは,日頃からどんなことに注目して物事を考えているのかというのが大切になってきます.

つまりこれは,学習のベクトルが異なっているんですね.

どんな要領が良くても,知識がなければ,勉強したことを活かせませんので,博識であることすなわち知識欲がなければ,「頭がよい」ではなく,要領がいいだけですね.


## 運動ができる

もはや,頭関係あるのか?って感じですが,運動ができる人は頭がいい人が多いそうです.

確かに運動は脳を強化するので,理にかなっていますね!

ただこれでは,運動ができる=頭がいいとはならなそうですね.

頭がいい人が運動をしているだけかもしれませんから.


## 頭の回転が速い

クイズ王は頭がいい!

おお,なんだか正解な気がしてきました.

いや,クイズという言葉に引っ張られるな.これは正解ではない.

たしかに,頭の回転が速い人は,一瞬で脳内の電気信号がひかり,大量の情報から検索することができます.

これは強力,ただこの頭の回転は速ければ良いってものでもないのです.

頭の回転が遅い人で,誰もが解けない数学の難問を解いた人はいます.

やはりこれも,単に頭の回転が速いということですね.


## コミュ力が高い

確かに,コミュ力高い人は一度に多くのことを考えていて,頭が良さそう.

でもこれは実は,共感性が高いだけなんです.

つまり,相手の気持ちを考えたり,察知したりすることが得意なのです.

素敵な能力ですね.

でも,なんか,頭がいいとは違う気がする.


## 寛容である

だいぶ,頭がいいの印象と離れてきました.

寛容!?ですか...

優しい人は頭がいい?

たしかに,多くのことを知っていると寛容になれます.

しかし,ただ無理して何も考えずに優しくしている人もいるので,

寛容=頭がいいとはなかなか言えないですね.


## ソクラテスの言う「頭が良い」

そろそろ疲れたので,ソクラテスさんに助けてもらいます.

ソクラテスさん!頭がいいってなんですか?

「自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い。」

おお,賢者様.ありがとうございます!

だそうです.


## 結論

だんだん適当になってきましたが,最終的に僕が言いたかったことはこれです.

「頭のいい人とは,どんな安易にも惑わされない強い意志を持つ人」だと思います.

簡単に言うと,「これやると,100万円もらえるらしいよー」ということを,安易にやる人です.

それは,なぜそんな仕組みになっているのかを考える勇気や意志力が低い人がたまにいます.

何に疲れてしまってそうなったかはわかりませんが,考えることを辞めているんですね.

楽だから.思考停止しているんです.こういう人たちを「頭がわるい」と僕は言います.

こうすれば,その人の能力や考えアイデアを否定するのではなく,その人が努力を怠ったことを否定することになるからです.

だから,頭がいい人は,常にその事象について,できる限りの考えを施して判断します.

人参がぶら下がっているから走り続けたりはしません.

というかそんなことは馬でもしませんし,したらぶっ倒れるのでやめましょうというお話です.

つまり,しっかりと,自分の意志で走り続けることができる人を,頭がいいのだと思います.

これが結論です.


そうなってくるとソクラテスさんの言っていることが一番近いですね〜.

でも,この結論の僕が好きなところは,誰でも,努力次第で頭がよくなれるという点です.

実は悲しいことに,頭の回転の速さや,IQと言われるものは,遺伝でほとんど決まってしまうそうです.このようなことで他人を評価したくないので,これらの要素を見て「頭がいい」とはあまり言いたくないのです.

まぁ,それでも,自分にできないことや,思いつかない考えを発揮していたら,「頭がいい」と言ってしまいますが...

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