🍳一週間のフード・デリバリー関連ニュースまとめ［2020/9/21～27］

2020年9月28日 07:27

今週は朝食くらいのあっさりめな量です。

📰プレスリリース

📰複数クラウドキッチンを併設したデリバリー旗艦拠点を開設

日本最大級の出前サービス『出前館』は、2020年11月24日（火）に複数のクラウドキッチンを併設した『出前館』のシェアリングデリバリー®旗艦拠点を東京都江東区大島にオープン。第一期入居飲食店の募集を開始。

出前館さんのクラウドキッチンの方向性は明快ですね。

デリバリーコラボレーションブランドとして「KUROMORI」や「ラ・ブリアンツァ」という有名ブランドとコラボしつつ、今回のキッチンにおいても、対象者は「デリバリー主体の飲食業においてメニュー開発・運営を行い、デリバリー業界に新風を起こしたいと考えている方」、「利用期間は6ヶ月」と、ディフェンシブな運営というよりも、デリバリーによって新たな価値を作り出そうとうオフェンシブな意気込みが伝わってきます。
どのようなブランドが入るのか楽しみですね。

また、土曜日はキングオブコントを見ましたが、さすがメインスポンサーだけあって相当な露出量でした。

メインMCがダウンタウンなので親和性はバッチリですね。

📰DiDi Food×近畿大学コラボ第2弾近大マグロ料理のデリバリーでWithコロナでも受験生にリアルな体験を

DiDiフードジャパン株式会社が運営するフードデリバリーサービス「DiDi Food」は、近畿大学の学生が起業したD harbor株式会社と共同で、近畿大学が2020年9月27日（日）に開催するWEBオープンキャンパス「CLOSE CAMPUS」にて、「近大マグロ」を自宅で味わえる「近大マグロのたたき丼」の宅配サービスを行う。

前回も取り上げましたが、さらに協力店舗を増やす＝配達エリアが増加したとのこと。
協力店舗ということで、DiDiの加盟店ではあるものの、特別に商品を納入し期間限定で販売する、という手法はなかなか事前の準備が大変そうですが、その分効果はありそうです。

さらに美術館ともコラボしたキャンペーンを実施しており、DiDiはこういった地元巻き込み型の施策が上手いですね。

📰生鮮食品EC「クックパッドマート」、マンション導入数が1万戸を突破〜92.8%の利用者が「建物内での商品受け取りに満足」の声〜

クックパッド株式会社は、生鮮食品EC「クックパッドマート」を導入するマンションの累計総戸数が、1万戸を突破した。あわせて、導入済マンションを受け取り場所として利用するユーザー向けの利用状況調査の結果を公開。

都内マンションの平均戸数を50とすると約200棟のマンションに導入している計算になりますね。
100戸以上のマンションであれば無償で導入という施策の効果が出ているようです。

また、アンケートの回答に「珍しい商品が購入できる」というのがありますが、まさにこのツイートが物語っていますね。（こんな可愛い名前の果物があるんですね～）

クックパッドマートで千葉県松戸市から幻の果実「ポポー」が届いた。 pic.twitter.com/6ELcc6VmYI
— リッキー (@rikky_psyche) September 16, 2020

個人的にはこの冷蔵庫の中身が気になっていたのですが、公式youtubeでは受け取り方法が詳細に動画になっていました。

🗾国内のニュース

🗾無人決済システムのTOUCH TO GOと紀ノ國屋が無人小型店舗をJR目白駅に10月16日オープン

無人決済システム開発のTOUCH TO GOと紀ノ國屋は、TTG無人決済システムの外部導入第1号店となる紀ノ国屋初の無人決済小型スーパーマーケット「KINOKUNIYA Sutto目白駅店」を発表した。JR山手線の目白駅改札外において、10月16日に開業する。

TOUCH TO GOと言えば高輪ゲートウェイに出店して話題になった無人コンビニですね。（完全に無人というわけではありませんが）

そしてその仕組みを外販したのが今回の取り組みということで、小型スーパーというのはまた面白そうですし、コンビニとはまた違った商品展開で難しさもあると思います。

10月16日の開業ということで、是非行ってみたいですね。

🗾ミニストップ、本部に納めるロイヤルティー廃止…経費除いた利益を加盟店と折半へ

ミニストップは加盟店がチェーン本部に支払うロイヤルティー（ブランド使用料）を廃止すると発表。収入から経費を差し引いた利益を本部と加盟店が折半する形に改める。人件費や売れ残った商品の廃棄費用の一部も本部が負担する。

FC契約としては異例のような気もしますが、どうでしょう。
この変更によって、より安定した営業に舵を切る形になりますが、高売上店舗だと実質マイナスとなりそう。

とはいえ、このご時世「コンビニオーナーになってバリバリ稼ぐ！」というよりも、より安定的に継続できる方が求められている、ということですね。

🌎海外のニュース

🌎代用肉バーガーのImpossible Foodsがカナダのファストフードチェーンに進出、北米事業を拡大

カナダで一部の高級バーガーレストランに進出したImpossible Foodsが今度は、同じくカナダの大衆的ナショナルファストフードチェーンであるWhite Spot、Triple O’s、Cactus Club CafeそしてBurger Priestに新メニューを投入する。どの名前もカナダで暮らす読者のみなさんにはおなじみだろう。

私はどのお店も全く分からないですが、やはり代替肉が押さえるべきは、ファストフードですね。

そしてWhite SpotやTriple O’sというチェーンでは無料のサンプリングも行っているようです。

応募フォームに必要事項を記入して応募する、というシンプルなものですが、そのフォームの１つにこんなものが混じっていました。

目的は不明ですが、計算させるって面白い応募ですね。

そして今、代替肉市場としてアツいのがアジア圏。

🌎遂に出揃ったAmazonとAlibabaの宅配ロボ！勝つのはどちら？ともに自動運転技術を搭載

アリババクラウドは、年次イベントで自律走行が可能な配送ロボット「小蛮驢（シャオマンリュ）」を発表。北米の雄・Amazon.comもすでに「Amazon Scout（アマゾン・スカウト）」の実用実証を米国各地で展開しており、EC各社の取り組みはますます盛んになっているようだ。

Amazonはお馴染みですが、アリババのロボットは初耳でした。

山谷さんのツイートにある動画が分かり易いですが、記事に「1回の充電で最大おおよそ100キロ走行することが可能で、一度に50個の荷物を運ぶことができる。」とあるように、思っていた以上に大きいですね。

アリババの超有能研究者を集めた研究施設「Damo」より自動運転配送ロボット「小蛮驢（シャオマンリュー）」が登場。コストと重さを抑えた作りだとか。

他社とどこまで違うか謎だが、普及させるべく、発表ではかなり大きな数字を出してる。 pic.twitter.com/9iMakhr9b1
— 山谷剛史新刊『中国のITは新型コロナウイルスにどのように反撃したのか?』 (@YamayaT) September 18, 2020

以上。

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