🍳一週間のフード・デリバリー関連ニュースまとめ［2022/4/4～10］

これめっちゃわかる…！
特にビニール系のフタでなりがち…。

こういう蓋開けるの下手くそなんだけどその中でも最高傑作がこれです pic.twitter.com/x3yfl35Mr7

— ひゅー⛅ (@hue_nanairo) April 7, 2022

これも地味にイラっとくる…！

こちら側のどこからでも切れます界に新たなる刺客 pic.twitter.com/MCd406sZeL

— すめらぎ琥珀 (@sumeragitec) April 10, 2022

📰プレスリリース

📰『出前館』でミニストップが本格展開！2022年内を目途に1,000店舗が導入

『出前館』でミニストップが本格展開！2022年内を目途に1,000店舗が導入

日本最大級のデリバリーサービス『出前館』は、コンビニエンスストアチェーン「ミニストップ」のデリバリーサービスを本格的に展開。今年中に1,000店舗までの展開を目標。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000309.000029254.html

ミニストップはイオングループなので、自前でやったりするなかと思いきや、出前館と提携してきました。

逆に出前館はセブンイレブンとトライアルを実施していますが、あまり店舗数が増えている印象はありません。
2022年はミニストップとの提携で本格的なコンビニデリバリーを印象付けていきたいところでしょうか。

商品においては、まだ取り扱い点数は少ないですが、ミニストップならではのパフェやホットスナックが充実しています。（ハロハロも販売するのかな？！）

都内店舗のメニューを一部キャプチャ

今週はQコマース分野のニュースが充実していまして、国産Qコマースの雄OniGOの資金調達があったり…

日本発QコマースのOniGO、シードラウンドで総額7.2億円を調達

スーパーやアパレルでの導入事例がありました。

欲しいものをすぐにお届け！デリバリーサービス「Wolt」 ビオセボン導入のお知らせ～　さらにUberEats取り扱い商品を拡大！オーガニックのある日常がすぐそこに　～

アパレルだってデリバリーの時代！エニキャリがTOOT店頭商品を新丸ビル近接エリアに即配【期間限定】

アパレル含めECはもっとオンデマンドデリバリーを導入してほしいですね。

📰社食をデリバリー！社食サービス「びずめし」に「出前館」が提携

社食をデリバリー！社食サービス「びずめし」に「出前館」が提携

感謝や応援の気持ちを食事とともにお届けするフードテックサービス「ごちめし」「さきめし」「びずめし」を運営するGigi株式会社は、株式会社出前館が運営する日本最大級のデリバリーサービス『出前館』と提携し、「びずめし」利用者へのデリバリーサービスを開始。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000214.000045433.html

前回のnoteで両社による福岡市の施策を取り上げましたが、本格的に本業での協業ということですね。

福利厚生としてデリバリーを使えるってなかなかリッチな体験です。

📰世界初の「フードNFT」を創出！健康チョコレートブランド、「メディカレート™」のレシピデータを提供

世界初の「フードNFT」を創出！健康チョコレートブランド、「メディカレート™」のレシピデータを提供

世界には食べてみたい、作ってみたい、伝えたい等の魅力あるたくさんの料理のレシピがある。これらの「レシピデータ」を株式会社味香り戦略研究所が保有している味覚データ分析技術を活用し、レシピ味をデータ化した「フードNFT」市場を創出することを目的としたフードNFTコンソーシアムを設立。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000099123.html

「味データとレシピデータ自体をオールオンチェーン形式で保存しNFT化することで、恒久的にデータが記録保存・証明され、効率的かつ効果的な味データ・レシピデータの活用やNFT活用が可能」と、何やら難しそうな内容ですが、「想い出の味、おふくろの味、未来に残すべき国や地域の伝統の味、文化として価値のある有名シェフの料理の味わい」を「NFT化することによって、味の著作権運用を実現」とのこと。

味の著作権って難しそうですね。
味を構成する「調味料の種類と量」を規定したとしても、塩1g違うだけなのは別の味と判定するのか？微妙ですし、逆に味わいそのものを「甘さ1、塩味4、旨味3…」みたいに数値化する方法もあるかと思いますが、絶対的な基準となる計測装置が必要になってきますし…。

著作権っていうよりも、レシピを後世に正しく残していく仕組み、とかだったら納得です。

📰日本を代表する駄菓子4ブランド×BEAMS JAPANの初コラボレーションプロジェクト「駄菓子じゃぱん」がスタート

日本を代表する駄菓子4ブランド×BEAMS JAPANの初コラボレーションプロジェクト「駄菓子じゃぱん」が本日スタート

株式会社ビームスが日本の魅力を発信するBEAMS JAPANと、株式会社やおきん、チロルチョコ株式会社、有楽製菓株式会社、株式会社おやつカンパニーは、初コラボレーションプロジェクト「駄菓子じゃぱん」を始動。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000459.000012471.html

定期的にでてくるアパレルとフードのコラボですが、今度はビームス×駄菓子ということで、動画を見る限り各社ノリノリですね（笑）

こういった横の繋がりで作る協創は素晴らしいです。

駄菓子ベスト欲しい…！

🗾国内のニュース

🗾三越伊勢丹、料理宅配支援　デリバリーを「総合演出」

三越伊勢丹、料理宅配支援　デリバリーを「総合演出」

三越伊勢丹とデザイン会社の日本デザインセンターが「GOOD MIND PROJECT」を立ち上げた。その第1弾としてギグワークスがフードデリバリーサービス「QG DISH」を2022年5月に開始する。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC293870Z20C22A3000000/

「三越伊勢丹グループのネットワークを生かしたビジネス構想力と日本デザインセンターのクリエーティビティーを掛け合わせ、外部のパートナー企業・団体の事業を支援。」とのこと。

支援先のフードデリバリーサービスは「ホテルや老舗の料亭などと提携し、質の高いサービスを提供。料理を届けるだけでなく、配達担当スタッフのユニホームや移動手段に至るまで気を配り、サービス体験を総合的に演出していく。」ということで、「日常食」ではなくどちらかというと「ハレの日食」やBtoBな利用イメージだと思います。

ただ、高単価なフードデリバリーもレッドオーシャン化してきており、どういった戦い方をしていくのか気になります。

🗾あいおいニッセイ、宅配ドローン保険　年内解禁に備え

あいおいニッセイ、宅配ドローン保険　年内解禁に備え

あいおいニッセイ同和損害保険は都市部上空で自動飛行するドローン向けの保険を開発。数百台の飛行を一括管理する管制システムに保険をかける。政府が2022年中にも住宅地での自動飛行を解禁するのに伴い、輸送中の事故リスクが高まると判断した。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB232260T20C22A3000000/

「ドローンによる宅配サービスの実用化を保険で後押しする。」ということで、すでに各地で実証実験は行われていますが、こういったサービスもできてくるといよいよ一般化の現実味が出てきますね。

「機体の損壊や他人をケガさせた場合の賠償費用などを補償。複数台の飛行を一括管理する管制システムの運営会社が主要な顧客になる。」とのことですが、保険料等詳細が気になります。

🗾東京都、「自動運転レーン」の先行整備を検討

東京都、「自動運転レーン」の先行整備を検討

東京都が「自動運転レーン」の先行整備を検討していることが公開した資料から明らかに。自動運転レーンには、V2I（路車間通信）が可能な「スマート信号機」や、周辺情報を車両に知らせる「スマート街路樹」のほか、自動運転車の自己位置特定を補助する「磁気マーカー」や「電動誘導線」なども整備する予定のようだ。

https://jidounten-lab.com/u_34675

上記ドローンのニュース含め、行政での取り組みを知ると、急激に未来が現実になってきた感覚になります。

「2040年代に向けて自動運転社会を見据えた都市づくりを推進すべく、策定されたもの」ということで、まだまだ未来の話ではありますが、早く実現してほしい！

🗾Uber Eats、会食時に各々がアプリから注文できる「グループ注文」

Uber Eats、会食時に各々がアプリから注文できる「グループ注文」

Uber Eatsは、複数人での注文をより円滑にするための新機能「グループ注文」の提供を開始した。ビジネスにおけるランチミーティングや、仲間との食事での利用を想定した機能。複数人で注文した際の分割請求にも対応する。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1400440.html

ちょうど一か月前の本noteでも本国での当機能について取り上げましたが、順次他国にも展開され日本でも開始とのこと。

ニーズはありそうですが、この機能はそれなりに考慮すべきポイントが多く、さすがの開発力だと思います。

🌎海外のニュース

🌎撤退が始まったウルトラファースト配送企業の今後

撤退が始まったウルトラファースト配送企業の今後 | JDIR

食品と生活必需品を15分以内に配送するウルトラファースト配送。次世代のオンライングローサリーとして投資家の注目を集めた一方で、初期投資をいつ回収できるのか道筋が見えないビジネスモデルとしても議論がある。その現状と今後を分析する。

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/69560

日本ではまだまだ事業者が増えていく中、米国では収斂が始まっています。
此度のウクライナ情勢に端を発した企業もあれば、資金調達に頼っていたことによる資金枯渇など理由は様々。

「ウルトラ配送の脆弱な財務構造、すなわち固定費が大きく、売り上げが十分拡大するまでは潤沢な外部資金に頼らなければ経営が成り立たない」と記事にあるように、「小売＋配達」という薄利である特性上、他サービスを蹴散らしてトップを取る、というよりも、他サービスが自滅するまで生き残り続ける、という戦法しか無さそうな気がします。

そして、Qコマース事業者をめぐる課題は、資金や競合だけでなく、顧客ともあるということで、ダークストアと近隣住民とのトラブルが起こっているようです。

急増する「超スピード配達」を担うダークストアが、都市で新たな問題の“火種”になっている - ライブドアニュース

「アムステルダムが欧州で初めてダークストアの新規開設を1年間禁じた都市になった」というのはかなり象徴的ですね。

事業者側としてもギグワーカーではなく従業員としてキチンと教育を施したいところですが、ここでコストの問題が出てきます。

🌎Google姉妹企業「Wing」がドローンによる無人配達サービスをテキサス州で開始

Google姉妹企業「Wing」がドローンによる無人配達サービスをテキサス州で開始

Amazonなどが開発に取り組んでいるドローンによる無人配達サービスは、従来の配達方式よりも高速な配達や車両の進入が困難な地域への配達を可能とするサービスとして注目されている。このドローン配達サービスについて、Googleの姉妹企業であるWingがテキサス州でサービス開始。

https://gigazine.net/news/20220405-wing-drone-delivery-service-texas/

ついにWingが米国でサービスを開始するんですね。
市販薬やアイス、ペットケア商品等が対象となるとのこと。

そしてWingが開始するテキサス州では、イスラエル発のドローン宅配も開始するとのこと。

イスラエルのドローン配送企業「Flytrex」が米国事業を拡大

今後も地域ごとに規制が緩和されるたびに各社がなだれ込んできそうですね。

🌎小さなお皿に変えるだけ。Googleの社食で進む、食品ロス削減ナッジ

小さなお皿に変えるだけ。Googleの社食で進む、食品ロス削減ナッジ | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD

食品ロスの問題は日本にとどまらず、世界でも深刻だ。そんな中、IT業界世界最大手のGoogleが、社員食堂で従来より約2.5cm小さい深さの皿を使い始めたところ、食べ残しを最大7割削減できた。

https://ideasforgood.jp/2022/04/08/google-nudge/

「丸皿からより表面積の小さい楕円形の皿に変えることで、食べ残しの廃棄量が15.8％から11.8％に減少した。」ということで、こういった人間心理を突いたアプローチの仕方はGoogleっぽい。

以上。

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