🍳一週間のフード・デリバリー関連ニュースまとめ［2022/3/28～4/3］

正木伸繁 @nbmasaki　🍣デリバリー事業会社マーケ担当

2022年4月4日 08:17

（家でやろうとしたら妻に怒られましたが）車内等の空間ではその効果を発揮しそう！！

こうやって息子に渡せば、車内でもハッピーセットを食べてもらえる🥺✨ナゲットの箱の穴ってこのためにあるんかな！？🤔 pic.twitter.com/Kyib3yrmzi
— 晴🌈 (@akaaokiiro_) March 29, 2022

📰プレスリリース

📰モーニング・エキスプレスが収穫から24時間以内の野菜の早朝宅配をスタート

モーニング・エキスプレスは、サービス提供エリアである目黒区内で、24時間以内に収穫された東京都産野菜の早朝宅配をスタート。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000061375.html

「夜22:00までの注文で翌朝7:00までに生鮮食品を玄関先にお届けする」というのがそもそものサービスですが、さらに「24時間以内の採れたて野菜」が配達できるようになる、ということで、野菜自体も都内で収穫されたものだそうです。

地産地消を促してフードマイレージ（地球環境にかける負荷数＝食糧の輸送量 x 輸送距離）を減らす取り組みになるということですね。

📰福岡市実証実験フルサポート事業に、出前館とGigiによる「こども未来支援サービス」が採択

フードテックサービス「ごちめし」「さきめし」「びずめし」を運営するGigi株式会社は、日本最大級の出前サービス「出前館」を運営する株式会社出前館と連携し提案した「こども未来支援サービス」が福岡市実証実験フルサポート事業に採択。5月の実証実験開始に向けて、協賛企業を募集。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000211.000045433.html

実験概要を見ると「食」に限らず生活必需品全般を支援する取り組みとのこと。

① 食事に加え、子育てに必要な物資を支援
（例）おむつ、乳児食品、生理用品、文房具、カバン、体操服、など
② 支援物資の届け方に選択肢
直接来店することが難しい方にも支援を届けるため、デリバリー対応も実施

両社とも行政とうまく協業して、日々の生活に寄りそう素晴らしい取り組みだと思います。

📰『出前館』で、関西地方初展開のクイックコマース「グランマルシェデリバリー」がオープン！

日本最大級のデリバリーサービス『出前館』は、グランマルシェ株式会社が運営する、酒類や日用品および冷凍食品などを即時デリバリーするクイックコマース「グランマルシェデリバリー」を、大阪府1店舗、東京都2店舗で4月1日（金）より開始。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000308.000029254.html

「グランマルシェ」は以前より酒類のデリバリーを出前館に出店していたようですが、この協業によって、日用品以外も取り揃えてQコマースに進出ということのようです。

現状ではお菓子や乾物系、ペット用品やバス・トイレタリー商品が主ですが、単純な加盟店としてではなく協業の体を取っているあたり、出前館はこのあたりの仕掛けが抜群に上手いですね。

🗾国内のニュース

🗾ローソンのカフェがカップ再利用に参画、スタバで返却も可能

ローソンは、丸の内と渋谷のローソンなど4店舗で、繰り返し利用できるリユースカップを提供する実験に参画する。対応は4月4日から。リユースカップの利用は無料で、コーヒーなど対象商品の販売価格は10円引きになる。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1399002.html

「容器リユースサービスの「Re&Go」（リーアンドゴー）を活用する」とのこと。

こういったプラットフォームを使うことで「業態をまたぎ、同じサービスを提供している一部スターバックスで容器の返却も可能。」となるのはとても大きな強みです。

🗾「フードデリバリー配達員」1万人以上の実態調査、平均稼働時間や収入・満足度などの状況を報告～フリーランス協会

一般社団法人プロフェッショナル＆パラレルキャリア・フリーランス協会（フリーランス協会）は、フードデリバリー配達員の稼働時間や収入、満足度などを調査した「フードデリバリー配達員実態調査」の結果を発表。

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1398977.html

なかなか大規模なアンケートですね。
詳細を見てみると専業と兼業の割合は半々っといったところでしょうか。

複数のプラットフォームを使っている人はまだ半数程度で、もっと多くの配達員が複数を使い分けているかと思いましたが、開始してまだ一年未満が半数を占めているからなのかもしれません。

「フードデリバリー配達業務に対する全体の満足度」という項目もあり、満足度は62.5%と、これが高いのか低いのかはわかりませんが、ここを１つの起点として事業者側はサービスのアップデートをしていきたですね。

ちょうどJaFDAが「配達員の就業環境整備に向けたガイドライン」を策定したようで、「登録及び停止の適正化、配達業務の条件の適正化、適正かつ円滑な業務遂行のサポート、安心・安全に働ける環境の整備等、企業及び協会が取り組むべき事項」を定めたとのこと。

さらに中国では行政側が「フードデリバリーサービス安全管理規定」を発表したようで、配達だけでなく飲食店側にもルールが設けられたようです。

🗾松屋の機能性表示食品。内臓脂肪を減らすのを助ける「葛の花サプリメント」、高めの血圧を下げる「ギャバサプリメント」

　松屋（松屋フーズ）は、「葛の花サプリメント」「ギャバサプリメント」をEコマース向けに発売する。価格は15日分初回お試しセットが各599円。

https://gourmet.watch.impress.co.jp/docs/news/1399405.html

牛丼と対極にありそうな機能性食品を販売ということで、牛丼だけでなくバーガーやもつ鍋などレパートリーの多い松屋のECですが、健康食品分野にまで進出したんですね。
（イートインで１回分と牛丼のセットで販売してもオフィスワーカーに需要がありそう…）

こちらはフライデーズのEC事例ですが、飲食店のEC進出が増えていますね。

🌎海外のニュース

🌎デリバリーサービス急拡大

コロナ禍の巣こもり需要やテクノロジーの進化も相まって、デリバリーサービス市場が急拡大している。今月はサスティナブルな食料品デリバリーや自動食品デリバリーなど「デリバリーサービス」に関連するスタートアップを紹介する。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC254160V20C22A3000000/

米国の最新スタートアップを紹介ということで、どれも知らないサービスばかりですが、どれも一般的な宅配サービスとは少しズラしたというか、ターゲットをより絞っていますね。

一番気になったのは最後に紹介されている自動食品デリバリー「Jupiter」で、

・お気に入りや定期的に購入するアイテムを自動的に再注文する機能
・ワンクリックでレシピの材料をショッピングカートに追加できる機能

まさに日々の買い物に費やす時間自体を削減してくれるサービスということで、Amazonやネットスーパーとはまた違った体験ができそうな予感がします。

🌎手のひらだけで買い物をする体験はどんなもの？　スマホも財布も不要な「Amazon One」を使ってみた

Amazon Oneという手のひらだけで支払いができるペイメントサービス。なんだか面白そうだったので、近所のAmazon Booksで実際に使ってみることにした。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2203/29/news078.html

「初回に店舗の端末で手のひらをスキャンし使用するクレジットカードを登録しておけば、その後の買い物は手のひらをかざすだけで物理デバイスや物理カードを使わずに支払い。」というのが手のひら認証決済ということで、「現在全米で95店舗で利用可能」とまだまだすたーとしたばかりですが、顔認証決済よりも利用者側のハードルは低そうですがどうでしょう。
（スマホを出すのと同じイメージなので、読み取りスピードにもよりますが、個人的には普及してほしいです。）

以上。

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