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1mmでも世の中を良くする為に私ができること

私は、企業理念のような感じの「Mission」「Vision」といったものを
「生き方」「働き方」に紐付けて設定しています。
その中に、「1mm Philosophy」というものを用意していて、
「ほんの小さな事でも社会を良くすることを前提に仕事をする」信念があります。

企業の利益や、個人(家族)の財布などではなく、
「社会を良くする」という命題を設定しているのが特徴で、
この考え方があるから、視点を俯瞰的に持つことができるし、
メタ的に自分が考えている事を客観的に認知すると、
自分の社会における位置付け、役割を設定しようとしているんだなと考えています。

そう考えると、今まで行ってきた東日本大地震の通信復旧対応や、
プラスチック削減の先駆けを一例として、人がもしかするとやりたがらない仕事も、
粘り強く、あるべき姿を捉えて、行動できたのかなと考えています。

決して、人に求めるべき事ではないですし、あくまで自己満足でしかないのですが、
この考え方自体が、私の仕事の質と量とスピードと方向性を決定していると考えていて、
どんな企業でもできるわけでも、やりたくても機会が与えられる訳でもないので、
私は大変幸運だとは思うのですが、芯にふつふつとした情熱を持ち続けることで、
手を挙げられるタイミングで、秒速で手を挙げられる準備ができると思っています。

話が変わりますが、私は以前勤めていたマーケティングリサーチの会社で、
先輩から「会長室のドアを開ける気はある?」といった事を聞かれました。
というのは、その会社ではいつでも誰でも会長室はノックできる体制を整えていて、
新たな事業アイデアを直接、創業者に提案できる
明文化されていない制度のようなものがあり、
その先輩は私の「姿勢」を確認していました。
結局、在籍した期間で「提案」まで行き着くことはなかったのですが、
その「動けない自分に気付く」という圧倒的に悔しい経験をすることで、
私の今の考え方の一部が構成されています。

つまり、「後悔しない生き方をしよう」ということです。

その後、病気を患って、大変苦しい想いをした時期もありましたが、
「いつでも手を挙げられる準備」「いつでもノックできる準備」
「いつでもエレベータピッチができる準備」を心の中で持っている事で、
私には幾度となく「チャンス」をいただく機会があったのかなと考えています。

では、私は「1mm Philosophy」は達成できたのかというと、
正直な所、まだまだです。
悔しい思いや辛酸を舐める想いを何百回もしてきました。
ただ、一度足りとも心の火を消す事なく前に突き進む事で、
得られたことも本当に多く、今の自分を支えてくれています。

自分を自分で支えられることによって、
人は前向きな人生の舵取りができると信じていて、
一生掛かってもクリアできない課題を自分の中で持つことで、
「使命感」に駆られたような生き方、働き方ができると思っています。

そして、そのパパの背中を見て、娘も使命感を持った
生き方を目指してもらえると本当に嬉しいです。

結論、「1mmでも世の中を良くする為に私ができること」それは
「心に火を燃やし、自分の使命を全うする。」という
鬼滅の煉獄さんみたいな事と捉えていますが、とても大事な事ではないでしょうか。

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