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悩み事が多い人はそもそも悩むこと自体が好き

世の中には悩み事の多い人がいる。しかし、そういう人が他の人より置かれている状況が極端に悪いかといえばそうでないことも多い.逆に、はたから見れば同情すべき境遇でありながらたいして悩みがなく過ごしている人も少なくない。厄介なことに悩み事が多い人の中にはそもそも悩むこと自体が好きな人がいる。今回はそういう人について。(この記事はシーリズ化して続編書いていくつもりです)



悩むこと自体が好きな人の特徴

もちろん、実際に深刻な状態に置かれているがために悩んでいる人もたくさんいると思うが、今はそういう人は置いておいて、悩むこと自体が好きな人の特徴は下の5項目だ。

  1. 決して変えることのできない過去のことで悩んでいる

  2. 今悩んでいるだけでなく、昔からずっと悩みが多かった

  3. 起こる確率が低いことに悩んでいる

  4. 悩みが解決すると、新たな悩みがすぐに生まれる

  5. ごく短時間にしか直面しないことに、長時間悩んでいる。

2については特に、悩んでいることがコロコロ変わる人は悩むこと自体が好きな可能性が高い。3項目以上当てはまったら、あなたは悩むこと自体が好きなのかもしれない。

ただ、悩むこと自体が好きとしても、それを無理に直す必要があるとは限らない。性格や思考の習慣を変えるには莫大なエネルギーが必要だ。悩むことがたいして苦痛でなかったり、生活に支障がなければ、「自分は悩むことが好きな性分なんだ」と自覚だけはしておけばいいと思う。


悩むこと自体が好きな自分を変えたい人へ

悩むこと自体が好きな自分を変えたい人にまず必要なのは自覚だ。悩むことが好きだと自覚するだけで症状はだいぶ軽くなる。自覚するだけで何が変わるのかと思われる諸兄もいるかもしれないが、私の経験からいうと、何も対策をしなくても自分が悩むのが好きな人間だと気づいただけで悩む時間が30%は減った。

次にやるべきなのは、自分の悩んでいることを書き出すことだ。書くものはノートでもメモ帳でも何でもいい。頭の中で漠然としていたものが、文字にするだけでクリアになる。全部書き出しても10ページぐらいにしかならないだろう。ノート10ページ音読しても20分もかからない。20分の内容を頭の中で毎日毎日1時間も2時間も考えるのはバカバカしく思わないだろうか.

悩む時間を固定するのも効果的だ。例えば毎週日曜日の午後に悩み事を考える時間を設け、そのかわり週のそれ以外の時間は悩まないとする。1週間で難しければ、毎日夜の7時から15分悩むなど1日単位で決めてもいいだろう。こうすることで悩む時間に制限をつけることができる。


シリーズ化して続編を書いていくつもりです。



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