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ペルーで波乗り①〜LAウキウキ編(サイクリングと筋トレ💪)〜

旅とスポーツについてシリーズで書いていきたいと思います。

第一回はいきなり壮大なペルー編です。

数年前(私がまだ東京で部活の監督をやっていた頃)、お世話になった部活の先輩がペルーのリマに引っ越すことになりました。

私はめちゃくちゃ旅行好き!ということではないのですが、知らない国や街での生活に興味があるので、知人が行ったことのない場所へ引っ越すと、国内外問わず、なるべく訪ねに出掛けます。

この時も、先輩が遠くに行ってしまう寂しさもありつつ、自分では行くことを考えたこともなかったペルーを訪ねるチャンスが出来たぞ、と少しワクワクしました。

ということで、先輩がリマに行くことが決まって割とすぐ、旅の相方となる後輩と共に旅の計画を立て始めました。

当初の検討事項、及び情報は確か以下のような感じだったと思います。

どこ経由にするか(東京-リマは直行便がない)
マチュピチュは行くべきか
リマは意外と寒い
私はリマでサーフィンがしたい

私達は検討の末、LA経由でリマへ向かうことを決めました。

そんな訳で今回は、ペルーの旅〜LAウキウキ編〜をお届けします。

では早速。

成田から無事に経由地であるLAに到着した我々は、次のフライトまで10時間ほどあった為、街に繰り出すことにしていました。

私は一応アメリカに住んでいたこともあるし、相方にとっては先輩なので、ここはスマートに行きたいぜ、という気持ちも少しはあったのですが、

しょっぱなから、エレベーターのボタンが見つからなかったり(言語以前の問題)、正しいバスを見つけるのに苦労したり、結構グダグダしながら、何とかサンタモニカの街に辿り着きます。

とりあえず、定番のルート66最終地点まで歩いて、イルカ(の銅像)と写真を撮ったり、砂浜でファンネルケーキ(個人的には郷愁を誘うアメリカのおやつ)を食べたりしました。

(イルカと成人女性)

その他、サンタモニカで決めていたことは、レンタサイクルしようというのと、マッスルビーチを訪ねよう、くらいでした。

という訳で、早速レンタサイクル屋へ!

ネットで目星をつけていた店のウェブサイトでは二人乗り自転車(タンデム)もあって、面白いなと思っていたのですが、店を見渡す限り無くてわざわざリクエストするのも大変だなと思い、普通の自転車に甘んじることにしました。(ちなみに二人乗り自転車に乗りたいという野望は別の旅で叶います。アイコン参照。)

爽やかに走り出します。

街をちょろっと回ったのち、マッスルビーチに向かいました。

マッスルビーチのウンチクについては適宜調べていただければと思いますが、要すればビーチに筋トレ器具が色々置いてある場所です。

筋トレ用でありつつ、一部はアスレチックのような器具もあり、体育会出身の我々は一応、面白そうなやつは試してみたりしました。

私は小学生ぶり?に綱登りをしました。

そんなことをしていたら、上半身裸(ビーチなのでそういう人もいます)の真っ茶色なお兄さんが日本語で話しかけて来ました。

その人は髪が長くて、めちゃくちゃ日に焼けていて(だから茶色い)、筋肉ムキムキで、さっきから他の観光客の前でかなりアクロバティックな動きをしていて、ターザンのようでした。

近辺在住の日本人との事で、ご自身がアクロバティックな動きをしている写真がついた名刺をくれました。

名刺を見ると、ヨガスタジオをやっているようでした。

そこまで社交的ではない我々は、はあそうですかーみたいな感じで名刺をもらい、会話を適度に切り上げ、ターザンさんとお別れました。

さて。

その次に我々が向かったのは筋トレ用具のない砂浜エリアです。私が波打ち際まで行きたいと言ったからだと思います。

レンタル自転車の盗難を警戒した私は、なるべく波打ち際まで自転車を持って行こう!と言いました。

ところで、皆さんは砂浜で自転車に乗ったことありますか?

やってみないと分からない、ということをすごく実感したのですが、思ったよりも大変、の大変さがこんなに大変だったことは無いくらいに大変でした。全然進みません。ペダルを全く漕げません。

諦めて道端に置いておくことも考えたのですが、もし盗難された場合、まず、歩いて自転車屋まで戻るのが面倒だし、勿論弁償することになるのも面倒です。

やっぱりどうにかして持って行こう、、ということで片手でハンドルを持って、片手で本体をちょっと浮かせるスタイルで何とか砂の上を自転車と共に歩き出しました。

でもこのビーチ、砂浜エリアがすごく広いんです。歩道から波打ち際まで150m位あるんじゃなかろうか。

成田から8時間のフライトを経て、空港でバタバタし、少々サイクリングを楽しみ、筋トレアスレチックをした後の我々は流石にちょっと疲れています。

全く自走してくれない自転車を150m運ぶのは終わりの見えない試練のようになっていました。(それくらい進まない。)

もう無理だ、、と何度も思います。

いやもう、実際無理だったので、砂浜の途中にあった柱的なものに括ろう!と目標を決めて、柱まで根性で持って行きました。

柱にくくれた時の達成感。(特に何も成し遂げてはいない。)

帰りも同じ道を通るんだけどね、、と後のことを心配するのは後にしました。

とりあえず自転車から解放されて嬉しい!

そこから残りの距離を歩いて波打ち際まで行きました。

海やー。
海とか久しぶりだなー。
(当時、殆ど毎週末をホッケーグランドで過ごしていた。)

少しだけチャプチャプした後、私達は砂遊びに取り掛かりました。

(後輩とディグダ)

私達が遊びで何かを作る時はかなり本気です。(過去には、完璧を追求した泥だんご、雪のクリスマスケーキと言った作品があります。)

まず、何を作るか、について検討した後、ペルーでお世話になる先輩にまつわるものを作ろうということになり、生ビールジョッキを作り始めました。(先輩はビール好きです。)

ただ、、サンタモニカの砂質はやや粒が大きく、崩れやすいものでした。(雪との材質の違い。)

何度も水分量を調節したり、2人の手で押さえたり、工夫を凝らしたのですが、ジョッキの持ち手部分がどうしてもステイしてくれません。

何度も成形しては崩れる持ち手。この作品を完成させることが先輩への感謝の気持ちを表すんだ、みたいな気分になっていたので、私達はなかなかそのチャレンジをやめられずにいました。

それでも無理。ということで最後は諦めて、それまでの土台を活かして、リンゴという作品を作りました。

我々からすれば妥協の産物ではありましたが、何の先入観もなければ、砂の割にはかなりの出来映えのリンゴだったと思います。

リンゴを波打ち際に残し、私達は帰ることにしました。

帰りの自転車砂浜地獄も何とか乗り越え、ビーチの設備で少しシャワーを浴び、無事自転車を返却し、腹ぺこだったのでハンバーガーを食べ、空港へ向かうバスに乗り込みました。

乗り込んだは良かったのですが、無事バスに乗れた安堵、時差、疲れ、バスの揺れなどが相待って2人して爆睡してしまいます。

自転車の盗難には滑稽なほど気を付けていたのに、LAのバスの中で爆睡という、ビーチ際の放置自転車よりも相当リスクの高いことをしてしまったのでした。

幸い、特に盗難には遭いませんでしたが、私としては、ほんとこういうところ(が駄目)だよなー、と反省しました。

シリーズは、リマ、ワクワク編①続きます。