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Day Four | あなたがどんなに素敵な人と、言葉と、出逢っても、私には私にしか出会えないものがある。優劣なんか、無い。

夏休み4日目。

まるで挑戦状のようなタイトルになってしまった。

誰かに当てたメッセージな訳でも無いが、
沢山の人に会うと、時に知らない誰かと比較してしまうことが私にはあった。
悪いクセだ。

この人だったらどうだったんだろう
このタイミングだったら
なんの話しをしたら

けれどもそんなのは全く意味が無くて
そんなこと考える時間があるならば
目の前にいる人とちゃんと向き合った方が
よほど有意義になるはずなのだ。


自分の中で考え着くことが、
全てでは無いことをちゃんと私は知っている

今日は遅めに起きて、でもちゃんと
朝ご飯担当を真っ当した。


この九州に来る予定のメインは
花火大会だったので、
今日を境に気持ち的に折り返し地点。

雨は降ったりやんだりして、「延期になるかなあ」なんて言葉が出る。

分からないことを心配しても仕方がないけれども、やっぱり結論は早く知りたい。


勝手に「今日、やるよね」なんて言いながら、庭で開催されるバーベキューの準備をした。

地鶏を買いに、車を走らせる。

着いた場所は、緑が広がる養鶏場だった。

“食べる”ということに対しての選択肢が沢山ある。スーパーで買うことも出来れば、このような場所で買うこともできる。

まだ人生の半分も生きていないだろう私は、本当の豊かさとはこういうことかもしれないと思った。

自分の選択したい様に
生きるために必要な選択肢を出して
選ぶことができる。


その日花火開始2時間前に、どんどん家に人が訪ねて来て
賑やかな夜になった。

胸にテープで名札を付けて
コップを配りあって
ご飯を囲む。


初めて会う人たちばかりだった。


学生時代に戻ったみたいとはまた違う、
20代が集まってもっと具体的に自分が掴みたい

未来を語る。

そろそろ、花火上がるんじゃない?
なんて言いながら
20時ぴったりに外に出た。

その日、一番大きな花火だったのではないか
とえるくらいの
一発目が上がる。

わあ!

というみんなの歓声とともに
「港までみんなで歩こう!」
という誰かの提案のもと、
ゾロゾロと会場へ歩いた。

はしゃぎながら写真を撮って
みんなで大きな声で笑いながら
可愛い!
すごい!
だなんて、単純な感想しか出なかった。

地鶏の炭火焼きはやっぱりとても美味しかった。みんなで話した時間もとても楽しかった。


こういうたくさんの楽しい時間を過ごすと
「ああ、自分はもっとたくさんの人にで会いたいな」と思う。


これからの自分が見たことの無い体験をする為に 自分で行動して、自分で歩いて、

やっぱりまた誰かと新しい景色を一緒に見たい。


もっと色んな人と働きたい
もっと色んな土地で働きたい
もっと沢山の知らない場所を見たい。


港で見た大きな花火は
水面に大きく、そして豪快に反射して散っていった。
やっぱりそれは私には初めての体験で
隣を笑いながら全速力で横切る
小さなお姫様に
「こんな体験を幼い時から見られているんて羨ましいなあ」
なんて思いながら、笑う。


私にしか見られなかった景色、
思い出の景色はなんだろう。
今日まで出会った側にいてくれる人も

私がいることで新しいものを見られるように

出会えるように
ちゃんと私は大切にしようと
心の底から思った。


いつか私の今まで出会った大切な人たちと
これから出会う大切な人たちに
会って欲しい。


そこからどんなことが始まるのかなんて
分からないけれども、
きっと、誰かの見たことのない景色に
繋がっている様な気がする。

Photo by Kodama

https://instagram.com/photototo.10?igshid=ahxceye1o06q

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