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マストドンがメンブレ寸前の私を救った

マストドンってSNSを知っていますか?「何それ?」っていう人か「あーあの速攻で消えたやつね」という人が大半だと思います。「自分、マストドンやっています」という人はあまりいないのではないでしょうか。

マストドンとは、2017年4月ころに「ポストツイッター!」ともてはやされたSNSで、ほぼ機能もツイッターと一緒です。ローカルタイムラインとか連合タイムラインとか、インスタンスとかいろいろ違う点もあるのですが、このnoteには関係ないので詳細は省きます。

2017年、私は発達障害とうつの診断が下りました。そして、仕事もきつく、休日出勤、終電間際までの残業も常態化していたため、正常な判断ができなかったのでしょう、障害と診断されたのであれば上司には報告しなければならないだろうと考え、発達障害と診断されました、と当時勤めていた会社の上司に報告してしまったのです。言わなくていいのに。クローズしていればよかったのに。

そうしたら、多分知的障害の一種と勘違いされたのでしょう、1週間会社に来なくて良いとのお達しが届きました。あと給与が下がりました。

肉体的にもきつく、メンタル面でもダブルパンチトリプルパンチを喰らい、メンブレ寸前でした。自分に発達障害があると判明したことを報告したせいなので、自業自得なんですけどね。

そんなメンブレ寸前の私を救ったのが、マストドンでした。当時のマストドンは日本では出来たばかりということもあり、う○ちとかおし○ことかセッ○スしたいとか、くだらない下ネタがひんぱんにタイムラインに上がってくるカオス具合でした。

でも、そんなカオスなタイムラインを見るたびにくすっと笑えてきて、落ち込んでいる自分がバカバカしく感じてきて、なんとかメンタルを保つことができました。毒にも薬にもならない、何も勉強にならないような発言たちが私を救ってくれました。

毒にも薬にもならない発言だから良いのです。この時期は落ち込んでいて、仕事もうまくいっていない現状を脱却したくて、ツイッターの意識高い発言を見たりしましたが、たいていは具合が悪くなりました。意識高い、自己成長していこう!成果をだそう!結果にコミットしよう!みたいな発言は健康な状態じゃないと毒にしかなりません。

2017年はそんな感じで、メンタルを引きずりながら出社して、休憩時間にマストドンのくだらないおちゃらけた発言に癒やされて、なんとか会社員として過ごす、という毎日を過ごしていました。

2021年になった今では、私のメンタルは2017年とくらべて安定してきています。そしてマストドンも当初のカオス感は薄れて、ひんぱんに下ネタが流れてくるということもなくなりました。それでもたまに流れてきて、それを見て私はくすり、と笑い、今でもマストドンでメンタルケアをしているのです。

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