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秋月祐一の短歌

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秋月祐一の短歌をまとめたマガジンです。
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第二歌集、発売!

第二歌集、発売!

こんにちは、秋月祐一です。

このたび、7年ぶりに歌集を出版しました。
『この巻尺ぜんぶ伸ばしてみようよと深夜の路上に連れてかれてく』
2012年から2017年の歌をまとめた、ぼくの第二歌集です。

https://www.amazon.co.jp/dp/4861984696/

〈自選十首〉

白黒写真で色えんぴつを撮つてみる赤はなぜだか赤だとわかる

「錆」といふ漢字の「円」のとこが好き まだ

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ぽんぽんとちやんちやんちやん

ぽんぽんとちやんちやんちやん

こんにちは。秋月祐一です。
ぼくの短歌10首をお届けいたします。

6首目は、校正の勉強をしたことによって生まれた、
誤植だらけの歌です(ぜんぶで8箇所)

  ぽんぽんとちやんちやんちやん  秋月祐一

そなさんはキャラメル好きと知つたこと。それを言はずに、ふふふ、と思ふ

風呂上がりの妻を見てゐて、ぽんぽん、と何はさておき、ぽんぽん、と思ふ

くうちやんを、ちやんちやんちやんと呼んでゐる、日常

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短歌「ゆでたまご。」

短歌「ゆでたまご。」

こんにちは。秋月祐一です。
短歌十首、お届けいたします。

  ゆでたまご。 秋月祐一

ありがたう。ふたり+一匹で幸せになります(そのうち子どもがほしい)

ほつとした。とたんに痒くなつてきた、きのふ蚊に刺されたところとか

ゆでたまご。といつも答へる買ひ物のついでを聞くと、さも真剣に

あまざけの。豆乳割りを飲んでゐる、ゆでゆでぽんぽんまるだしのまま

ピノコ似の。奥たん嬢ちやんひたすらにねむ

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短歌「回想・セックスはしない」

短歌「回想・セックスはしない」

こんにちは、秋月祐一です。

突然ですが、この場をお借りして、ひとつの宣言をさせてください。

6月の「春疾風ふいた」から続く短歌のシリーズは、
前衛系の歌人である秋月祐一から、人生・生活派の歌人たちへの殴りこみです。

とはいうものの、ぼくが、
人生・生活派へ転向したわけではありません。
あくまでも、前衛の立場から、
人生・生活派への越境を試みているのが、
このシリーズの特徴といえるかもしれませ

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短歌「どこもかしこも」

短歌「どこもかしこも」

こんにちは、秋月祐一です。

ぼくの新作を発表するに当たって、
こうさきからのメッセージを紹介します。

────

「夏と秋」をご覧のみなさま、こんにちは。こうさき初夏です。

今回の秋月のポルノグラフィ短歌を最初に見せてもらった時、
この作品が公表されないことを強く願いました。

しかし3日ほど経ち、考えを改めました。
これは、私が激しく感情をゆさぶられたように、
多くの読者に対して開かれる

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短歌「愛について」

短歌誌「未来」2018年9月号に発表した10首です。
ここ数か月の作品とは毛色が異なりますが、
これも「春疾風ふいた」から続いているシリーズの一環です。

 愛について 秋月祐一

あなたとの日々は衛星5個、6個浮いてる星のお月見みたい

おねいちやん、ぼく知つてるよ蜘蛛の巣にポップコーンをぶちまけてたの

あなたには恥づかしいとこ見られても構はないんだ 春のおもらし

手のひらの渦のぞきこむ人が

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短歌「高丘親王航海記」

短歌「高丘親王航海記」

こんにちは、秋月祐一です。

この note は、ぼくとこうさきが交互に書くという、
ゆるやかなルールで運営されているのですが、
こうさきの歌稿が見つからないまま、
更新が止まるのもどうかと思い、秋月が連投します。

6月の「春疾風ふいた」、
7月の「はつなつの樹上生活」につづく、
初デートを題材にした、シリーズ第3弾です。

(短歌誌「未来」2018年8月号に発表)

 高丘親王航海記  秋月祐

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短歌「はつなつの樹上生活」

短歌「はつなつの樹上生活」

こんにちは、秋月祐一です。

新居で荷ほどき中です。

本が多いぼくと、物が多いこうさき。
そして、二人分の生活用品を持ち込んだため、
家の中は段ボール箱のダンジョン状態です。
歩くときは隙間をカニ歩きしています。

この note の更新もペースが遅くなりますが、
どうかご了承ください。

本日の更新は、秋月祐一の短歌の新作です。
「未来」7月号に発表した十首で、
6月11日公開の「春疾風ふいた

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短歌「春疾風ふいた」

短歌「春疾風ふいた」

こんにちは、秋月祐一です。
短歌誌「未来」6月号に発表した10首を公開します。
今月からはじまる新シリーズの初回でもあります。
ご覧いただければ幸いです。

  春疾風ふいた    秋月祐一

避妊手術をした猫の腹なでてゐる子どものゐない五十男が

あまくちの牛骨ラーメン食べながら老後はないと仮定してみる

今度こそ失敗しないバツ2だし猫飼つてるしときめいてるし

意識無意識おどろくほどに伝はつて

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