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夏と秋
2020年8月13日 21:10
こんにちは、秋月祐一です。このたび、7年ぶりに歌集を出版しました。『この巻尺ぜんぶ伸ばしてみようよと深夜の路上に連れてかれてく』2012年から2017年の歌をまとめた、ぼくの第二歌集です。https://www.amazon.co.jp/dp/4861984696/〈自選十首〉白黒写真で色えんぴつを撮つてみる赤はなぜだか赤だとわかる「錆」といふ漢字の「円」のとこが好き まだ
2018年12月29日 22:10
こんにちは。秋月祐一です。ぼくの短歌10首をお届けいたします。6首目は、校正の勉強をしたことによって生まれた、誤植だらけの歌です(ぜんぶで8箇所) ぽんぽんとちやんちやんちやん 秋月祐一そなさんはキャラメル好きと知つたこと。それを言はずに、ふふふ、と思ふ風呂上がりの妻を見てゐて、ぽんぽん、と何はさておき、ぽんぽん、と思ふくうちやんを、ちやんちやんちやんと呼んでゐる、日常
2018年12月4日 23:47
こんにちは。秋月祐一です。短歌十首、お届けいたします。 ゆでたまご。 秋月祐一ありがたう。ふたり+一匹で幸せになります(そのうち子どもがほしい)ほつとした。とたんに痒くなつてきた、きのふ蚊に刺されたところとかゆでたまご。といつも答へる買ひ物のついでを聞くと、さも真剣にあまざけの。豆乳割りを飲んでゐる、ゆでゆでぽんぽんまるだしのままピノコ似の。奥たん嬢ちやんひたすらにねむ
2018年9月13日 08:02
こんにちは、秋月祐一です。突然ですが、この場をお借りして、ひとつの宣言をさせてください。6月の「春疾風ふいた」から続く短歌のシリーズは、前衛系の歌人である秋月祐一から、人生・生活派の歌人たちへの殴りこみです。とはいうものの、ぼくが、人生・生活派へ転向したわけではありません。あくまでも、前衛の立場から、人生・生活派への越境を試みているのが、このシリーズの特徴といえるかもしれませ
2018年8月6日 01:38
こんにちは、秋月祐一です。ぼくの新作を発表するに当たって、こうさきからのメッセージを紹介します。────「夏と秋」をご覧のみなさま、こんにちは。こうさき初夏です。今回の秋月のポルノグラフィ短歌を最初に見せてもらった時、この作品が公表されないことを強く願いました。しかし3日ほど経ち、考えを改めました。これは、私が激しく感情をゆさぶられたように、多くの読者に対して開かれる
2018年9月8日 16:38
短歌誌「未来」2018年9月号に発表した10首です。ここ数か月の作品とは毛色が異なりますが、これも「春疾風ふいた」から続いているシリーズの一環です。 愛について 秋月祐一あなたとの日々は衛星5個、6個浮いてる星のお月見みたいおねいちやん、ぼく知つてるよ蜘蛛の巣にポップコーンをぶちまけてたのあなたには恥づかしいとこ見られても構はないんだ 春のおもらし手のひらの渦のぞきこむ人が
2018年8月5日 01:41
こんにちは、秋月祐一です。この note は、ぼくとこうさきが交互に書くという、ゆるやかなルールで運営されているのですが、こうさきの歌稿が見つからないまま、更新が止まるのもどうかと思い、秋月が連投します。6月の「春疾風ふいた」、7月の「はつなつの樹上生活」につづく、初デートを題材にした、シリーズ第3弾です。(短歌誌「未来」2018年8月号に発表) 高丘親王航海記 秋月祐
2018年7月18日 18:59
こんにちは、秋月祐一です。新居で荷ほどき中です。本が多いぼくと、物が多いこうさき。そして、二人分の生活用品を持ち込んだため、家の中は段ボール箱のダンジョン状態です。歩くときは隙間をカニ歩きしています。この note の更新もペースが遅くなりますが、どうかご了承ください。本日の更新は、秋月祐一の短歌の新作です。「未来」7月号に発表した十首で、6月11日公開の「春疾風ふいた
2018年6月11日 22:09
こんにちは、秋月祐一です。短歌誌「未来」6月号に発表した10首を公開します。今月からはじまる新シリーズの初回でもあります。ご覧いただければ幸いです。 春疾風ふいた 秋月祐一避妊手術をした猫の腹なでてゐる子どものゐない五十男があまくちの牛骨ラーメン食べながら老後はないと仮定してみる今度こそ失敗しないバツ2だし猫飼つてるしときめいてるし意識無意識おどろくほどに伝はつて