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ぽんぽんとちやんちやんちやん

こんにちは。秋月祐一です。
ぼくの短歌10首をお届けいたします。

6首目は、校正の勉強をしたことによって生まれた、
誤植だらけの歌です(ぜんぶで8箇所)


  ぽんぽんとちやんちやんちやん  秋月祐一

そなさんはキャラメル好きと知つたこと。それを言はずに、ふふふ、と思ふ

風呂上がりの妻を見てゐて、ぽんぽん、と何はさておき、ぽんぽん、と思ふ

くうちやんを、ちやんちやんちやんと呼んでゐる、日常といふ恐ろしきもの

時折、ぢやないですか、と敬語つかふ妻のこと、ぼくも「さん付け」で呼ぶ

そなさんは初めから、そなさんだつたから、妻になつても、そなさんと呼ぶ

<うちややんは誤殖だらけのゲう刷りのやうな」寝相でねむリをねむゐ。。

え、えつ、えふッ、と嚔の妻におどろいて、やけに凜凜しいくうちやんの顔

「人間は風呂に入らずとも死なぬ。」「然り。然れども、セックスは断る。」

そなさんは声がいいから、あの時も。「あの時つてなに?」あの時はあの時

見かけとはちがひ勝ち気な妻がつくるハード・ボイルド・エッグ ほほばる

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