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スピリチュアル・サバイバー 〜占い師エッセイ

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電話占い師・なつたまによる、市井の人々の悩みに対するアンサー。天高く神の視点で人の悩みを見下ろせば、このように分析できます。
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#仕事について話そう

美しい親不知:占い師の日記

美しい親不知:占い師の日記

私の口内には上下4本の親不知(おやしらず)が、まるで本歯のように生え揃っている。
歯科医の先生にも「これほど綺麗な親不知は珍しい」とのお墨付きを頂いている。余計な4本の歯がきちんと調和している自分の歯並び。
「これはどうにか残した方が良い」と、もはやその歯科医の趣味で、どの親不知も抜かずに残っている。

自分は歯磨きが好きなので、親不知の歯「以外」の歯は全く問題がなく、むしろ、物理的に歯ブラシが届

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地獄の専門家:占い師の日記

地獄の専門家:占い師の日記

逆縁や自殺は地獄行きという時点で、神仏の器量が理解できない。スピリチュアル業界では「苦労」を「試練」と言い換えて、なんとなく乗り切れそうな気がするけれど、

私は、「地獄の沙汰も金次第」という言葉が好き。

生まれる前に人は、容姿、家系、人生の大体のイベント、知り合う人を決めてくると言う。が、それは一度、生まれれば記憶から消える。
そうしないと人生に本気で臨めないからだというのは解るが、「あなたの

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桜:占い師の日記

桜:占い師の日記

ある土地の夜は、桜と海の香りが混ざる。

散る花びらに美学を見出す桜、いつも満開になる前に雨が降るような気がする。日本の象徴の花でありながら、どことなく人間のためだけに咲いているようでもあり、散り際よりも自分は八分咲きの今が好きだ。

死の美学の体現、新しい季節を告げる花。
どこにでもあるからこそ努めて花見に行かずとも、温かい飲み物と共に一人で枝を見上げながら歩くと良い。

スマホを気にする人生に

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鏡の中で<双極性障害2型の創作性>

鏡の中で<双極性障害2型の創作性>

好きに生きている。
神仏の声が聞こえるからではない、
恐らく、神仏の声を真面目に聞いていたら人は好きに生きられない。
定住しているし、お金を稼ぐことも、新たなサービスを思いつくことも好きだけれど、
心はいつでも蜜を吸い終わった蝶のように、どこかに行こうかと願う。

最近は双極性障害という病名の中でも、特に「2型」に関して沢山の専門家による解説がYouTube他に上がっていて、頭が下がる思いである。

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占い師への質問『カードリーディングの際、どうやってカードを読み解きますか?』

占い師への質問『カードリーディングの際、どうやってカードを読み解きますか?』

本日は、Xで頂いた下記のご質問にお答えします。
ご質問ありがとうございました!

ご質問:占いの際はカードリーディングをされていると存じますが、どうやってカードの意味合いを読み取られていますか?

お答えします。

私は基本的には霊感系の占いを多用しますが、お悩み内容によってはカードを使った方が良いので、
タロットカードとオラクルカードを使用します。

まず、私は各カードの意味はほぼ重視せず、出て

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