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なつな
2020年6月19日 07:26
私にとって本は、生きる上で人生の”点"のようなものだった。たとえば、今後の人生を点と線だとしてみる。すると、点が"人生の転機"となり、線が"未だ見ぬ人生の空白部分"となる。ある本と出逢う前の私は、今より人生の少し先の点が薄っすらも見えないことに絶望していた。生きる気力が湧かなかった。しかし、そもそも人生は予測不能なものだった。だから、”点"が見えないのは当然なのだ。...となると
2020年7月3日 17:50
noteの文学サークルで行われる読書会に、2か月ほど前から月に一度参加していて、「とくに今月の課題本は、まとめておきたいなぁ」と感じたので、noteに残しておくことにしようと思う。「理由のない場所」/イーユン・リー《本書の紹介》これは、フィクションではなく、完全なるノンフィクション。著者のリーさん自身が体験した16歳の息子の自殺と、その後に抱える底なしの喪失感がそのまま鮮明に綴られてい