見出し画像

今まさに「子どもが不登校になりかけ」のお母さん&お父さんへ。

不登校の長男と次男がいる三児の父、
ナツキのパパです。

今回は、まさに今、タイムリーに、

「今まさに子どもが不登校になりかけていて困っているお母さんやお父さんにどうしても伝えたい事」

だけをテーマに、
ボク自身の恥を最大限に晒す形で、
書かせて貰いたいと思います。



「だから、なんで休みたいのッ!?」


学校に行きたくない(行けない)と言い出した息子に、私は、行きたくないというその理由、休みたいという理由を、問い詰めました。

納得できる理由があるなら、聞きたい。
もちろん、意地悪からではありません。

もしも困っている事があるなら解決してあげたいし、理由を言って貰わなきゃそれも出来ない。
学校に連絡するにも説明する為の理由がいる。

私なりに、そんな風に理由があっての事でした。


でも、明確な、納得できるような理由が、
息子からは聞けなかったので、
そして、それが何度目かの朝を迎えた時に、
私は威圧的な声で、息子を問い詰めました。

当時の息子は、まだ小学2年生でした。

まだ、自分でさえその理由を理解できてはいなかったと思います。

それに、もしも自分の気持ち、
行きたくない理由が明確に分かってたとしても、
それを上手に言語化して相手に伝えるなんて行為
きっと大人だって難しいと思います。

・・・にも関わらず。

明確な理由が返ってくるまで、
私は何度も、
しつこく繰り返し問い詰めました。


「納得いく理由があるなら休んでいい。
だけどハッキリ言うことも出来ない、そんな曖昧な理由じゃ、休んでいいとも言えない。」


「困ってる事があっても、黙ってちゃ助けてあげることも出来ない。
力になってあげたいけど、そんな半端な気持ちで言ってるなら頑張って行けとしか言えない。」

自分の中では、子どもの為という体裁も嘘のつもりはないし、当時は本気でそう思っていました。


そうして、息子の心の声に寄り添いもせずに、
威圧的な声で浴びせかけました。

しかも、

「パパは無視されたり黙ってるのが一番嫌いだっていつも言ってるよね。」


涙しながら黙って答えられない息子を前に、
せめて優しく問い掛けるでもなく、

あろうことか更に責め立て、
さらに追い詰めました。

どれだけ問い詰められようが、
当時の息子に出来ることは、
ただただ、
答えられない自分に向かって怒声を放つ、
そんな酷い父親に対して恐怖に怯える事と、
涙する事だけだったと思います…。

・・・懺悔の気持ちしかありません。

今思い出しても、
当時の私は酷い対応をしたと思うし、
思い出す度に自分の愚かさ、
父親としての未熟さ、
息子への申し訳なさで胸がいっぱいになり、
そしてあの時の息子の表情や心を想うと、
胸が張り裂けそうになるし、
涙が溢れ出てきます。。

あの時の息子の表情が忘れられません。

どうしようもなく、
当時の自分を殴ってやりたい気持ちになります。

そして、当時の息子を力一杯に抱きしめて、
ごめんな、休んでいいよ、と言ってあげれば良かったと心から思うと同時に、
謝って声を掛けたいと思います。

そんな愛のない父親に問い詰められて、
息子は一体どれだけ悲しかったでしょう。


学校に行きたくなくなる程のツラい何かが、彼の心に起きていたのに。


それでも、しばらくの間は頑張って通っていて、
それが遂に頑張れなくなってしまったのに。

遂に頑張れなくなる程に力が尽きてしまい、
どうしようもなくて弱音を吐いたのに、
助けを求めて声に出したのに、
半端な気持ちで休むな、頑張って行けと、
最大の安心基地であり、
最強の味方である筈の親に、
息子は突き放されてしまったのです。

そんなボクから、
皆さんに伝えたい事があります。


いま正に、子どもが生き渋りを見せていて、
なんとか学校に行かせようとしているお母さんやお父さんがいましたら、是非、どうか子どもの、どうか大切なお子さんの心の声に寄り添ってあげてください。。

もし、しばらく学校を休む事になったとしても、
それは不幸な事ではありません。

もしも不幸と呼べることがあるとすれば、

それは愛する子どもが笑顔を失うこと、
生きる気力を失ってしまう事、
最悪の場合は、命を絶ってしまう事。


・・・ではないでしょうか。

それを思えば、
小学校であれ中学校であれ高校であれ、
学校を一定期間休んだからといって、
何が不幸といえるでしょうか。

勉強の遅れだとか受験だとか、
就職活動への影響だとか、
色々な不安が頭をよぎっているかも知れません。

でも、大切なお子さんが生きる気力や命を失う事よりも心配なことなんてあるでしょうか?


もしも、不登校という言葉の当事者になる事に、
将来に対して大きな不安を抱えていたしても、
これだけは断言できます。

その「不安」に対して支援してくれる仲間や選択肢が、今は沢山あります。

そして、それらの不安を払拭してくれる情報は、
これから数ヶ月の間に幾らでも、目に、耳に、
手にする事が出来ると思います。


でも、今まさに苦しんでいるお子さんの心を救えるのは、もしかしたら今だけかも知れないんです。

お母さんやお父さんにとっては「始まり」で「初期」かも知れませんが、お子さんの苦しみはとっくに「限界間近」かも知れないんです。


脅かすような書き方をしましたが、
先ずなによりもお伝えしたい事は、
繰り返しますが本当にこれだけなんです。

どうか、先ずは何よりも優先して、目の前のお子さんの心の声に寄り添ってあげてください。

他のことは、全然それからでも間に合います。

どうか、よろしくお願い致します。



「明日は行く」の言葉にダメージを受けるお父さんやお母さんへ。


お子さんの不登校で困惑されているお父さんやお母さんへ


不登校あるあるだと思いますが、ボク自身が初期は迷走した経験から感じた「不登校における親の心理状態に応じた4つのフェーズ」です。


長男が不登校になって色々な事を教わりました。


不登校の親として思うこと

これらの他にも、ボクが自身の経験から不登校に対して思う事を、以下のマガジンにまとめていますので、もし宜しければフォローのうえ他の記事もご覧頂けたら幸いです。


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。