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夏の短歌2024②【短歌】-三人-

これからも 三人きりと 錯覚が
四、五、六と 増えて減る

ブルーハワイ 一番好きではないけれど
余った色が それだっただけ

二人きり 二人の時間は 囲われる
三人きり とはいかないみたい

三角食べ 町中華で 指摘され
お前らの分も 食べさせてよ

海に向かって走っていくその背中
私は一人で 眺めるのが好き

寂しい夜 少し涼しく なってきて
両手繋いで 走った朝を

つめた〜い 季節が変わって あったか〜い
三人だけの 自販機にした

夏祭り 音楽フェスも 三人で
溜まっていくのは 二人の写真

目も前の 席には誰も 座ってない
同じシートで 揺られている

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