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不妊治療

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息子と娘を授かるまでの不妊治療や感じたことをまとめています
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不妊治療を子どもに伝えるか

我が家は息子・娘を不妊治療で授かりました。どちらも顕微受精です。幸いにもそれぞれにつき1回目の採卵、移植で妊娠できましたが、長男出産まで3年ほどかかり、トータルで2回採卵、4回移植しました。

とても正直なところ、生まれてくるまで全てが不安でした。受精のタイミングで何か間違いがあるのでは…この子は本当に自分達の子なのか…体の弱い子になるのでは…貯金もだいぶ使ってしまった…などなど。

実際産んだ直

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不妊治療とは

私たちは、健康に見える体のなかに不安定な心を内包しています。

検査や治療の結果に一喜一憂し、自分より後に結婚して先に赤ちゃんを授かった友達に嫉妬し、会社の先輩が産休に入るのを何度か見送り。通勤電車で見かける妊婦さんが羨ましく。

日常のあちこちで苦しくて、醜い感情が絶え間なく溢れてくる中でも懸命にその黒い感情を押さえ込もうとしています。

「赤ちゃんそろそろ?」と訊かれる度に曖昧に笑って…「授か

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未来と過去の話

自分のおなかから子どもが生まれた場合は、それが自然分娩でも帝王切開でも自然妊娠でも体外受精でも勿論戸籍には載らない。

では、いつか我が子がそれを知ることがあるのか。伝えるべきか墓までもっていくべきか。そんなことをふと考える。

ぽろっと言ってしまうこともあるかもしれないし、話題に上らず天寿を全うするまで知らないままかもしれない。

いつか、子どもが何かの拍子で知ったとしたら、ショックを受けるだろ

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できるできない と するしない

娘が手術を受けました。手術が決まったとき、きっと当日は途方もない待機時間(しかも不安いっぱい)が続くことが予想されたので、Kindleで漫画を買うことに。

そこで、たまたまネット広告に出ていた田村由美さん作の「ミステリと言う勿れ」という漫画を購入。

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B078N4MK5D/ref=redir_mdp_mobile_siteView

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