不思議な海での出来事

#休日のすごし方

先日、車で30分で行ける漁港に釣りに行きました。
ベラが5匹釣れたので、煮つけでもしようかと
まな板の上にのせました。

あれ？
なんか、尾ひれ近くに黒い斑点が見える。
他のベラにも･･･。
これって、ひょっとして･･･。
ビブリオ病？？？？？

水槽や鮎の養殖なら見たことあったけど･･･。
釣り場近くで、ベラの養殖や水族館なんてなかったような･･･。
あ、待てよ。
栽培漁業である程度、水槽内で育てて放流というのも考えられる。
ネットで検索して、近隣の漁業組合に電話した。
業務中に対応して頂くので、写真をメール送信した。

「この辺りでは、養殖や栽培漁業の研究課題にベラは該当していない。他府県は解らないけど･･･。近海魚なんで、遠くから来る事はありえないか。魚に聞くのが早いですね。ガハハハ･･･」
「メールで送ったベラは、ビブリオ病ですか」
「ああ、間違いないね」
「食べても大丈夫ですか？」
「やめとけ。煮たり、焼いたりするから大丈夫と思うかもしれんが、無理、無理」
「海で、ビブリオ病が発生するんですか？」
「なら、コロナはなんで拡大発生したの？」
「え？」
頭が真っ白になった。

「売値の安いベラにビブリオ病がついた事で興味が沸くか？　高級魚につけば、真剣な問題になり少しは、要因分析もするかもしれないが、それもどうかなと思う。市場に出せないだけで、海の中がどうなっているかっていうと私の仕事ではない。
でも、今回の情報は、ありがたい。漁師さん達にも直ぐに伝えますよ」

自然相手に
現状をみるしかない。
どうしようもできない。
そうだよな･･･。

私が、漁業担当者ならこう言うだろう。
「アンタ等は、暇なときなのか、レジャーなのか知らんけど、釣りを楽しんで、釣った魚が食べれないから、学者ぶって、ビブリオ病とか騒げるが、我々は獲った魚を選別して、食べて安心な魚を市場に提供している。これ以上、議論したくない」