🚑 父が腰を痛め、結局、大きな整形外科病院に入院した件について3/10
さて問題の3/10。
私は外せない用事があって、市内中心部の電車の駅まで来ていたところだった。
そのとき、午後14時28分に母から電話があった。電車からちょうど降りるところだったので取れず、留守電を聞く。
「あ〜、あのね。
今、近所の整形外科病院に来とるとよ。
今診察待ちでね……、どうなるかわからんとやけど、家のことも心配やし、あんた用事終わったら電話ください。」
用事まで少し時間があったので、電話を折り返す。
「もしもし、お母さん?病院、運んでもらえたん?
今から診察?
ちょっと今から用事あるけん、終わったらまたすぐ電話する。
話聞いとって。診察今からなんやろ。話聞いてメモしとって。
メモ帳持っとる?
筆記具は?
なんでもメモしとって。」
病院から個別の迎えの車が来るはずはないと思ったが、救急車でも介護タクシーでもなんでもいい。
肝心なのは、病院に行っているということだった。
午後4時10分。
私は自分の用事が終わったので、そのまま母に電話を掛けたが出ない!
なんで出ないんだと思いつつ、帰路に着く。
一旦帰宅して自宅に向かおうと思い、移動していた途中、午後4時53分にもう一度母から電話があった。
慌てて取ると
「あのね。
お父さんが大きな整形外科に一ヶ月入院になったとよ。」
まあそうだろうなと思いました。
「そうなん?
お母さん、今どこにおると?」
「私?
今歩いて帰りよるとよ。もうすぐ着く。」
はい??
その整形外科から実家まで1キロ以上あったはずだが。
何故タクシーを呼ばない?
と思った私に、母が追い討ちを掛けた。
「なんでも、足りない入院の荷物を揃えて、今日の6時までに持っていかないかんとよ。
あんた来れる?」
はい?
あと一時間しかねえじゃねえか、なんで歩いて帰ってるんだ!?
幸い、私も実家に向かっているところだったので、午後5時5分には実家に着いた。
そこからはドタバタで、ヘッダーに載せてある入院説明書を元に、最低限の物品を揃え、午後5時45分までに出発することを目標に準備をした。
必要物品のうち、お薬手帳とペースメーカー手帳が見つからないものの、とりあえず母の用意したバッグに荷物を詰める。
母を急かして午後5時50分に出発しようとしたところ、車に乗り込もうとした母が言った。
「あっちょっと待って!
台所の火の元が心配やけん見てくる!」
いや、そもそも点けてないやろ!
病院に乗り付けて、守衛さんに「もう閉めるんだけど」みたいな顔をされながら滑り込み差し入れ。
診断名は
脊椎圧迫骨折 骨粗鬆症。
率直に言って入院して一安心……、と思いきや、3/15現在進行形で振り回されて忙しい。
これからは入院編になります、命に別状はないよ!
投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。