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👁‍🗨 母を眼科に連れて行き、風呂掃除したことを忘れられる3/19

ところで、父が入院中だが、そんな中でも母を病院に連れて行かなければならない件は発生する。

母は白内障の関係で(手術済み)近くの眼科に通っていたが、眼球中の血管に腫れと出血が見られたと言うことで、市内の別の総合病院の眼科を紹介されて通院しているのだ。

予約は午後2時45分だったので、午後2時に実家に迎えに行く。

この眼科は検査のために瞳孔を散瞳させるので、帰路、足元が危なくなるため、必ず付き添うことにしている。

診察と検査そのものは恙無くおわった。

待合で、母のガラケーが時間が十分狂っていると言うので、預かって合わせてやろうとすると、10年と10分狂っていたと言うこともありつつ、突然携帯に受信があった。

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渡鳥さん!

受電は、近所の、母の友人の渡鳥さんからであった。

渡鳥さんも、子供と同居はしているものの、夫には先立たれ、友だちも段々減ってしょっちゅう母に電話を掛けてくる。

だが私が出てもどうしようもないので、診察後、母に携帯を返し、渡鳥さんから着信があったことを教える。

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母は早速、そこから電話をしようとしたため、さすがに待合室なのでと止めて、駐車場の車まで行きついてから、電話するように言った。

母は認知症も進んできているので、物忘れなのか認知症なのか分からない具合で、色々都合よく忘れる。

父の病名が「脊椎圧迫骨折」であることは、3/10むしろ母が聞いてきた事柄だが、母はそれも忘れたらしい。

「もうね、ぎっくり腰で入院したのよ〜!」

声高に喋っているが、違う。

しかしまあ、渡鳥さんに間違った情報が渡っても別に治療には影響がないのでそのまま聞いていたら、こんなことを言い出した。

「それがね。

一人しかおらんかったら大変なんよ。

風呂掃除から何から一人でせないかんでね〜!」

おい。

いやいや、風呂は掃除してやったやろ!」

母は電話口に向かって言った。

「え?
いやいや、子供がね、風呂掃除はしたって言ってうるさいとよ。

細かいっちゃけん、ね〜!」

……。

困ったもんである。


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