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娘の絶対音感とチートになる理由

小学生編に入る予定で考えていましたが、4年生の壁とピアノに関する考察と三竦みの育成法、絶対音感の取得による副産物についても少し解説したいと思います。

① 娘がピアノを始めた時期について


・ ピアノのグループレッスンを体験して

娘が4歳になった頃のお話です。
妻と娘でレッスンを体験したときに、同じ日にレッスンに来ている子供たちは大人しくしていますが、娘は4歳児としては体格も大きい部類にはいり、歌を歌う事も好きで声も大きく声量もあって活発な娘でした。

それを見て間違った比較をした妻は当時、「恥ずかしい思いをした」と私にこぼしたぐらいでした。
教室内を走り回ったりしていてのか?と私は思いましたが
そういう事はなく只、妻が娘を理解出来ていない部分が多かったというのも確かな事だったと思います。

確かに物おじもせずはきはきとし、利発的な事を否定的に考え、私みたくなるのを忌み嫌っていた妻と言う事もあり、この時は新たな習い事として開始するには至りませんでした。

当時を思い返して、家庭環境はマズイ方向に傾いており妻がご退場になる半年くらい前の時期と共に半年後に娘は個人レッスンを開始いたします。


② 娘の将来なりたい仕事の一つに

保育園に通いながら将来なりたいものの一つに保育園の先生になりたいというのが娘はありました。
皆様のご家庭でこういう話題が出ることも多々あると思います。
その時どう向き合って子供と話しをしますか?

これは我が家で話した事を一例として話させていただきます。
娘が保育の先生になりたいという事を聞いた時に我が家庭では、どうせ子供の事だから将来の夢なんて移り変わるものだし真剣に話さないという考えはありませんでした。
その道に進むにあたって、何が必要で初手として何を始めたらその道に近づけるという事を真剣に考えて娘に伝えます。

保育の先生はピアノを弾けるよね?という事から
ピアノを弾けるようになるには大きくなってからより小さいうちから始めておいた方が上達も早くなるよ。
4歳くらいの時からだったら、絶対音感も身に付くかもしれません。
この時に絶対音感についても、うんぬんかんぬんと娘に話していたと思います。

・ チートアイテムとしてのスキル 絶対音感とその理由


6歳くらいまでに神経細胞を爆発的に増やし、この時期に絶対音感を習得させるという意味合いでも娘に対して丁度良い時期でもありました。
今ではトレーニングによって誰でも身に着ける事は出来るようですね。
また、絶対音感を持つ人達のIQは持たない人と比較してIQは10の差が出ているという研究結果も出ているようです。
この事からも、習得すればIQが10の差が生まれその差により思考力・頭のCPU性能差によるアドバンテージを得られるまさにチートアイテムと化すことでしょう。
こういう事からも、4歳児からピアノを始めるのが私的に最適解と思われます。

こんな感じで、私もおばぁも細かく詳細な所まで調べ上げてこの時娘に話していました。

後日、おばぁの実家に行った時にはリビングにピアノがあり娘も手を見て手が大きい事に気づいた親戚に指摘された事で個人レッスンにピアノを始める決定打となります。


③ ピアノ(感性)と4年生の壁


後に、娘も中学受験をする事になるのですが、ピアノと小学4年生の壁についての考察になります。

・ 4年生の壁

高学歴な人ほど習い事の一つでピアノを選んでいるというのが多いと思われます。

4年生の壁と言うのは、娘の通っていた教室でも言われていた事と開成に進学する生徒の90%はピアノを習っていると言う事をピアノ教室の社長も仰っておりました。

この壁を超えられるか?越えられず辞めていくか?と言う最大の壁となるようで私としても一つの指標として考えることになります。

また、娘は4歳後半からピアノの個人レッスンに通い、元から音にも敏感に反応出来る事から絶対音感もあるようですとはっきり言われるのは、習い始めて6年後の3人の先生をセレクションし担当となる先生が仰ってくださいました。

・ ピアノを習い始めて成果が出てくる時期とは

先ほどにも書いた通り、娘は4歳後半からピアノを初めて成果が出てくるのは小学生4年の壁と重なる6年目になります。
そういう意味でも、成果の出始める時期と壁になる時期が重なり、それを乗り越えられた事で通常より大きな成果を得られ私、娘共に三竦みの育成理論は間違いではなく自信が確信に変化した時期と思います。

・ 三竦みの育成論について

娘を育成する上でこのnoteの命題でもある三竦みの育成法が機能しはじめました。

以前にも育成ゲーム等で用いられる手法を利用し子育てに応用する事を言っていました。
この手法を用いることにより、子育てにおける伸び代だけを伸ばせる育成法に早変わりいたします。
簡単に言ってしまうと1/2の確率で伸びる部分を限定出来る!と言う事に繋がり、お子様の育成において無駄を極力省く事にもなると思います。

・ 私自身の経験を基にして


私自身も幼少期から英才教育をされていた事もあってIQを計測したときのスコアは148あった事で、私立の小学校に通い中学受験も経験したことを娘に置き換え最適化し、試行錯誤いたしました。

こう言った手法とメカニズムは一般的にブラックボックス化されており、どうやったら伸び代だけを伸ばせる様になるか理解もされません。

現に小学校2年生の時、娘の家庭訪問で
「今現在娘は食事を食べる量も数か月前と比較して増えており、当面体力・フィジカル面の伸び代が大きくなると思われます。この事によって、数か月間は学力、又は感性の数値は現状維持か伸び悩む傾向になる」
と言う旨を話しましたが担任であるベテランの先生ですらもポカ~ンとして聞いていたと言う事もあったくらいです。

現場の教師ですら、このような有様で、初めて子供を育てる親には経験値が乏しくどうやったら良いかわからなくなるのも無理はありませんが、親が子供と同時期の事を詳細に覚えており、良い事も悪い事も子供に言語化して伝える事が出来たならば攻略の糸口にはなると思われます。
果たして、その事を言語化し子供に伝えられる親は居ますでしょうか?

・ 子供と共に親も成長を

我が家においてピアノが置いてあった場所はPCデスクの真後ろと言う事もあり、PCにて作業をしている後ろで娘はピアノを弾き、常に調子の良い日、悪い日、つなぎの部分が上手く滑らかに弾けるようになってきた等で私自身はピアノを弾けないまでも耳だけは肥えてくるようになりました。

近年では、バラエティ系のTV等でピアノをミスなく弾く勝負を披露する番組も多くあり、娘と一緒に見ているとあれっ?今間違えたよね??と言う事までわかるようになっています。
この部分を娘に確認すると当たっていたという事が体験としてありました。
練度は低いまでも、私も娘のピアノを聞き続けることによるトレーニングでピアノの音に限定された絶対音感を習得できつつあると思われます。

こう言う意味でも、娘と共に私の聴く耳も成長しているのでしょう。
そりゃーそうかもしれないよね。私の後ろで常に練習し私もそれを常に聞いているのですから。

私は娘と共にこのような経験をしていますが、ピアノを習っているご家族の方も同じような経験をしているのでしょうか?私的にすごく興味があるんですよ。
皆様のご家庭ではどうですか??

・ そんな娘も準風満帆ではなかった


壁となる時期のちょうど1~2年前あたりから、個人レッスンの先生が出産をし娘に対する対応が180度反転いたします。
先生と同じくらいの子供がいるご家族と良い関係を築く一方で娘に対しては完璧に弾くことを強要し一つの間違いも許されないまま厳しいレッスンが2ヶ月前後続いていました。

何故気付いたかと言うと、自宅での練習に身が入らない日がこの1~2ヶ月続いており、私自身の言葉で
「やる気がないなら辞めてしまえ!」と言い娘の奮起に期待し言い切った事がありました。

娘自身に問題があるのか?
それとも、レッスン環境が悪くなったのか?
ピアノ自体がやりたくないのか?
先生が嫌になったのか?
全方向性を考え考察し、何が原因であるかを徹底的に娘と話し合いをし、これ以降どうしたら良い方向に向かうのかを私、おばぁ、娘と3人での話し合い会議となります。

娘から詳しく聞くと、
「ピアノは嫌いになったわけではなく教え方が前と変わって褒められる事が以前よりなく、どちらかと言うと無いに等しい。」と娘は言っていました。


・ 今後の対策として


ではどうしたいか?娘の気持ちを最優先し伸び代を考慮しても今の先生で続けていても良い方向に進まないだろうという事から、ピアノを続けたいという気持ちが途切れていない為思い切って先生を変えることを決断し、一時期ヤマハ音楽スクールに在籍します。

学校からも近く、学校の友達たちも在籍していた事もあり、娘の集中力は分散傾向にあって
担当の先生からも「学校の友達が押し掛けてくるから、なかなか集中できない事が多い。」と面談で言われる事もありました。

私自身の即決・英断の速さも私の祖母譲りな事もあって、この2ヶ月間の娘の変調と話し合いがあった事と微細な娘の変化を感じ取れた事が幸いしていると思います。

在籍したヤマハも1年前後で退会をする事になりますが
この退会理由については、あまりにも勉強がおろそかになってきており
娘に対して上には上がいると言う事を解らせる為、模試を受けることになります。
その流れで塾の体験入学等もする時期になります。
この時の偏差値は48と言う結果に終わり、娘自身はこの成績に愕然とし、自ら勉強もするから通わせてほしいと直談判するくらい悔しい思いをしたようです。

初めて受けた模試で偏差値が48の数値を見て娘は出来たと思っていたのに数値上では半分にも行かなかった事で、娘の性格上、負けず嫌い、有言実行する能力とやりきる力のある娘は塾に通い始めた頃は下位に甘んじるも半年後には月間模試等では校内上位5番以上をキープするくらいの力をつけ、翌年には偏差値70を超えて成長してゆく事になります。


④ 3人の先生をセレクションして


小学校の入学前の3校のセレクションをしていた事もあり、娘自身も進学塾に通っていてもやっぱりピアノを習いたいと言う希望もあり個人レッスンの先生を探す事になったのは入塾した直後だったと記憶しております。

その3名の先生の括りになるのですが

A先生は国内外での活動もあり、論文なども手掛ける先生
先生の時間に合わせてのレッスン、ピアノのプロを育成しているような先生

B先生は国内の活動が主でTV等の出演もある先生で
自宅からも近く、先生の年齢も3人の中で一番若い先生

C先生は個人にて音大等の進学にも対応したピアノ教室を開業しており、娘さんも音大声楽科に在籍している音楽一家の先生

この様な3名を選出いたしました。

さて、ここで皆さんでしたらどの先生を選びますか?
それとも、セレクションなしでAの先生を選びますか??

・ 体験レッスンをして

各先生と体験レッスンをして、各先生の寸評を書いていきますが色々と面白いデータも取れてこうも違いが出るんだな~と思ったくらいです。

まず、A先生から
先生宅のグランドピアノが置いてある一室でレッスンを受けます。
室内の様子は論文発表の学術書等が無造作に山積みされており、さすがプロを育成してると言うのは本当なのだろうとおもいました。
お菓子も出されて「食べて良いのよ。」と言う事もありましたが、小さな子供にも隙を見せない感じでレッスンもコンクールと同様の殺伐とした雰囲気で進められた事もあり、娘は委縮してミスも多くパフォーマンスを全く発揮できない状態でした。
子供を教えると言うよりはプロを目指す中・高校生以上の対象者に良いのかもしれません。
相対的に教える年齢が高いように感じられました。

B先生はNHKの歌のお姉さん的な感じで一番若く・綺麗で優しい先生で娘もすごく気に入っていた先生でした。

グランドピアノのあるマンションの4畳くらい?の一室でレッスンを致します。
A先生と比較して娘も委縮する事なく現状のパフォーマンスを存分に発揮しレッスンは楽しんで終了する事になります。

C先生は娘の事をとことん褒める先生でレッスンの入り方も娘が歌う事が好きだった事もあり
1曲歌ってから、レッスンに入ると言うアスリートでいう所のスイッチを入れるルーティーンを取り入れていました。
レッスン中でも娘の性格を良く知ろうと心掛けて頂き手の指使い、姿勢についても今までの先生方とは違い指摘も的確だったと共に娘のパフォーマンスを最大限に引き出させようと言うレッスン内容でした。

当時を思い返して、各レッスンにおいてこの様な違い変化がありました。

娘とも相談し先生を決めることになるのですが
自宅からも近かったことと、塾もある為C先生の所に通えない時はB先生の所で習いたいと言う事で両方の先生に習いたいと娘は言います。

B先生、C先生の二人は甲乙付けがたく大変迷いました。
2人の先生に習うと教え方の違いに戸惑う事になるだろう。
どちらか1人に決めた方が良いとは思っていました。

最終的に子育て経験があり、音大受験にも対応の出来るC先生にレッスンをお願いする事になり「絶対音感もあるようです。」と仰ってくださいました。


⑤ まとめ


娘におけるピアノとの関わりを4歳のグループレッスン体験→個人レッスン→3名の個人レッスンセレクションと一連の流れで説明させていただきました。

中学受験をするご家庭も今と40年くらい前では比較にならないほど増えていると思われます。

4歳から始めて絶対音感が身に付くことになるならば、IQも上がりアドバンテージになるでしょう。
プラスになる事が大きく、マイナスとなる部分は親の懐が寒くなるくらいと思います。

まだまだ、中学受験とピアノの関連性についても知らない方が多いと私自身が感じること多いです。
是非とも、中学受験を考えているならばピアノを4歳から習い始めてみてはいかがでしょうか?

それと共に6年後となる4年生の壁にぶつかり越えられなかった時は潔く撤退する、又は受験校のランクを下げる事を考え始める判断材料にもなる事でしょう。

中学受験までは2年間残されており、その2年間の伸び代を考慮すると全ての子供たちに当てはまる事でもありませんが、4年生の段階では最適化された判断材料と私は思っております。

・追記  TOP画像はこちらのを使わせていただきました。


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