「常に期待を上回らなきゃ!」と私の脳内で囁く天使のツラした悪魔

どうも、ゆうです。最近「完璧主義あるある」が書かれている以下の記事を読みました。

読んでると「あれ?これ私じゃない??😅」っていう、
完璧主義者が陥りやすい過ちがありました。

期待以上の結果を出すことを道義的な義務だと感じている

上記の記事から引用

「相手の期待以上に応える」
私が日常的に意識していることの1つです。
どうやら、完璧主義者の特徴の1つで、あまり良いことではないらしい。

ということで、今回はこの話題をもう少し深堀していきます。

マイポリシーと化した「相手の期待を上回る」

わたくし、相手の期待に応えるだけでなく、その期待の上を行けるよう色々考える癖があります。

典型的なのが、友人の誕生日。
友人の誕生日のお祝いの仕方を考える際、
まず考えるのは「どうやって前回と違う祝い方にするか」

誕生日って奴は誰にも必ず毎年訪れるイベントでございます(当たり前w)。
そんなこともあり、友好関係が続いている人ほど誕生日を祝う機会が多くなるわけです。

「飽き」させないための『変化』

となると、ここで問題となるのが「飽き」
毎年同じお祝いの仕方をしていると、
どうしても祝われる側も祝う側も飽きてくるんですよね。
これは人間慣れやすい生き物なので仕方ない部分があります。

自分としては、1年に一度の誕生日なので、
せっかくなら楽しんで良い思い出になってほしいわけです。
となると、「毎年同じお祝いで生じる飽き」は大問題なんです。

「飽き」を生じさせないためには『変化』を加えるしかありません。
毎年、去年とは違った要素を足すことで去年と違う思い出を作るんです。

友人の誕生日に旅行に行くとしましょう。
去年の誕生日も旅行でホテルに行ってたら、今年の誕生日も同じですよね。
そこで、今年はサプライズで「スパ」をプレゼントしてみたり、
泊まるホテルのテイストを変えてみたり、と『変化』を加えるわけです。

「常に変化を!」≒「相手の期待を超えろ」

といった感じで、
飽きを生じさせないために『変化』を加えるようにしています。

ここで私は思ったわけです。
言い換えれば、「相手の期待を越えようとしてる」ってことだと。

もう一度、友人の誕生日で旅行にいく例を思い出してください。
友人としては「昨年行った旅行」がベースラインとなります。
友人の心の中では「今年の誕生日に行くホテル」の比較対象が「昨年行ったホテル」になってしまうんです。

んー、ローストビーフ美味しかったなあ。
そういえば、去年行ったホテルで食べたローストビーフ美味しかったなあ。
去年は「塩」でも食べられて良かったなあ~。

同じことの場合、前回と比べてしまう経験、誰でもあると思います。
本人は意識していなくても、どうしても昔の経験と比べてしまうんです。

過去の経験は美化される

過去の経験と比べてしまうのは、100歩譲って仕方がない。
厄介なのは、「過去の経験は美化していく」という人間のお花畑脳。

よく聞く「初恋が忘れられない」現象ですね。
人間の記憶力はそこまで優秀ではないので、出来事を部分的にしか覚えていません。つまり、思い出すたびに、部分的に覚えている事をつなぎ合わせ、ストーリーを再構築してるんです。

そのストーリを再構築する際、記憶改ざんの余地が生まれます。
1つのストーリーにするには、局地的な記憶の間を埋める必要があり、
脳は「こんなこともあったはず~」と現実とは異なる記憶を差し込むことがあるわけです。

こういったこともあって、
多くの人にとって初恋は甘酸っぱい思い出になります。
初恋ということもあり、思い出す頻度が多いので、思い出すたびに脳が「こんなこともあったはず~」とストーリーを改ざんしていくんです。

「美化された過去」を超える作戦を立てよ

と、話が少々脱線しました。
「常に変化を!」≒「相手の期待に応えろ」という話に戻ります。

ここまでの話をまとめると、こうなります。
「常に変化を求めること」
それは「相手の期待に応えること」でもあります。

そして「相手の期待に応えること」
それは「相手の美化された過去を超えること」なんです。

そんなもん、難しいに決まってる。
こんなことをマイポリシーにしてたら、しんどい以外の何物でもないわけです。年に数回やるだけなら可能ですが、毎回自分にこのハードルを課しているのはドM確定演出です。

この記事を書きながら、自分なんかすげーことやってたんだなあと。
一見、相手の期待に応え続けるってのは美徳に見えますが、何事もやりすぎるのはダメですね。今の私にとっては、天使のツラをした悪魔です。

このまま続けていたら、きっといつか自我崩壊が起こっていたはずです。
この問題は何としても対策しなければ!

【解決策】軌道修正プランを立てよ

幸いなことに、最初にご紹介した記事の著者 アリス・ボーイズ様はこの問題の解決策をご教授してくださっています。

軌道修正プランを立てよう。常に期待を上回ろうとする結果、それ以外が犠牲になっていることを認識すること。…… 、大きな犠牲を払っているとわかったら、期待を上回ろうとしていいときの目安を決めておく。

上記の記事より引用

なるほど、「期待を上回ろうとするとき」を決めればいいんですね!(単純)
と思ったものの、なかなか基準を決めるのが難しそう。

長年マイポリシーと化して無意識レベルで行ってきたものを、
急に減らせ!と言われるのは少々苦行な気がするんですよね。

【私の解決策】制限時間内で相手の期待を越えろ!

というわけで、自分なりに解決策を改良してみました。
たぶん、期待を越えるべき場合の優先順位をつけるのは、すぐには身につかないので、少し別のアプローチをします。

「制限時間を設け、その時間内で相手の期待に応える」やり方です。
そう、いっそのこと相手の期待に応える癖を治すのは一旦放置。
ただし、いつまでも悩み続けるのはアウト!

限られた時間内でやって、できたところまでを提出する。
学校の定期テストと同じです。
この方がゲーム感覚で出来るのでとっつきやすい。

実際、私はこの制限時間を設ける方法を始めて、
少し心に余裕が出来た気がします。

私と同じ悩みを持っている人が居たら、試してみてもいいかもしれません。

ということで、今回はここらへんで。
ではまた~

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