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フィリピンのエビとか鶏の話

190611 (English below)

「ねえねえ、エビが買いたいよ」

「どのサイズがほしいの?」

「サイズは考え中なんだけど、どんな種類がいるのか教えてほしいなー」

「種類?サイズは?」

「ん?サイズは正直なんでもいいんだけど、それよりも種類によるかな」

「? サイズの違いしかないよ?」

「?? 赤いエビとか黒いエビとかいたよね?」

これは実際にあった会話なんですが、何が言いたいかというと

食材の認識が超ザックリ

ということです。

【例えば】

勿論目に見えて違う魚はおのおの名前がついてるんですが、それでも見た目マグロとカツオとブリなどの魚をまとめてマグロだと言ってます oh.

違う魚だよ!味違うよ!もっと高く高く売れるよ!


市場で生きた鶏を選んでいた時も、見るからに羽の色も違えばサイズも違う鶏を秤に乗せて同じ価格で売ってきます

それブロイラーとチャボぐらい違うよ!


日本だと同じ種類の野菜でもそれは細かくもう地域とか生産者でブランド分けされているじゃないですか。

これ、飲食をやろうとする人にとっては大きな問題。

あのエビがほしい、あの魚が欲しいのに違う魚が来たり。

同じメニューを食べているはずなのに、なんかちょっとモノや素材が毎回違ったり。

【これらから思うこと】

“仕分ける労力”と"それによって生み出される価値"のバランス感覚が日本人と違うのか、それに気づいていないのか。

これを知ると、日本などの付加価値の生み出し方(ブランディング、ストーリーテリング)を客観的に見ることができて、素晴らしいことだと分かります。

比較することで、価値の生み出し方、また新たな価値の生み出し方を見つけられるのでは。


それとフィリピン人は基本的に味濃い目、スパイシーな料理が大好き(食材の味より後付の味がとても強い)なのですが、食材や味を細かく分けることを始めてみると、それも変わってくるかもしれない。

こういった味の好みに言及するのは、もしかしたら余計なお世話なのかもしれないけど。


また今日も島国に閉じこもっていた僕は壁に頭をぶつけるのでした。


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“Hey I want to buy some shrimps”

“What size?”

“Size? Let me know the kinds”

“Kinds? so what size do you want?”

“? Whichever sizes OK. Up to kinds”

“? There are difference only size”

“?? There are red shrimps and black shrimps, aren’t they?”

I had this talk today. What I mean is that

They recognize ingredients very roughly

【for example】

Of course the fish which has quite difference has their own name.
But Bonito, yellowtail, and tuna are called “Tuna” totally.

Different fish! Different taste! You can sell more expensive!


At the local market I saw that a seller sold quite different chickens by same way scaling.

They are quite different like bantam and broiler chicken!


In Japan we classify, for example, vegetables specifically and strictly.

This is very serious problem for restaurant business.

We can’t get same kinds of like shrimp or fish every time.

Though we order same menu, its taste isn’t same every time.

【What I think】

Is there any difference between Japan and Philippines? effort to classify ingredients, value to be got by doing that

To know that, we can figure out how great the Japanese way to create the value by branding or story telling.

Once more a man who had stayed in a island surrounded the sea, it’s me, reach a plateau also today.


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