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#15 いわゆるファイナルコンテストじゃなくてさ

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よさこいってどんな人でも参加できます。

老い若きも、も、異国の人だって、体が不自由だってOK!

ダンスがかっこいい作品、地元の特色をPRしてもいいし

色んな衣装で、飛び込みで踊れる様な簡単なものでもOK!

「表現というのものに優劣はなく、皆違って皆いい」

そんなお祭りの

その参加チームの踊りを審査し、見る人を最も感動させた作品を

選出して表彰する、というのがファイナルコンテストというやつです。

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てなわけで続きいってみまーす。

前回の記事はコチラから↓↓


1.みちYOSAに審査はいらないなーと思ってた

いらない

冒頭の文章は、現在の全国に数多ある審査制度ありの

よさこい系お祭りの概念を記述してみましたが、

なんだか違和感をというか、不思議な感じしませんか?

「優劣はないけど、優劣をつけましょう!」って言ってる様なものです。

もちろん「誰でもOK!」「一番を決める!」が同梱できる様な

解釈の仕方はいくらでもあるし、実際はそういう概念で運営されています。

この「審査制度」というテーマはとても深く、よさこいに限らず

色んな表現系のコンテスト、音楽やお笑いの賞レース等でも

常に議論がされている話題かと思います。

審査制度がある事でのメリット・デメリットも当然あります。

ただ今回はみちYOSAの今後に向けてのという観点での

審査制度の在り方への提言なので、

今回の記事での深堀りはこの辺にしておきたいと思います。

また一つ別記事で書こうかな(笑)


2.みちYOSAの現状は奇跡的

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さて、話をみちYOSAに戻しますと‥‥

2008年に開始された審査制度ですが、2018年現在で感じる肌感としては

「ガチな人はガチ」「気にしない人は気にしない」という意識が

はっきり差別化されていて、結果として良い形になってると思います。

というのは、ファイナルコンテスト会場と同じくらいの

広さと集客がある勾当台会場で夜遅くまでスケジュールがあるので、

特にファイナルに出なくても、夜の賑やかな時間帯で踊れるんですよね。

(もちろんチームは限られますが、チーム規模や審査結果は関係ない)

ですので、審査に参加する人たちは結果に一喜一憂して盛り上がり、

参加しない人は審査結果すら知らないまま祭りを終わることもある。

参加意識の共存がうまくできているのかな?と思っています。


それとは別にこんな結果があります。

今までの歴代大賞チームですが‥‥

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2007~2009年  AOMORI花嵐桜組(殿堂入り決定)
2010~2013年  REDA舞神楽(殿堂入り決定)
※2011年は審査なし
2014~2016年 郷人(翌年から殿堂入り制度廃止)
2017年 AOMORI花嵐桜組
2018年 REDA舞神楽

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3つのチームが3年ずつ三連覇を達成し、

その後また大賞を獲り合うという結果になっています。

その時の一番がそうであった、ということに異論は全くないのですが、

結果として、12年やってこういう結果(決まったチームの大賞の獲りあい)

なら、やめたらどうかな?って思います。これ面白いかな?


ちなみに、審査参加チームの点数が最下位まですべて公表されるという

みちYOSA独自のシステムはとても評価しています。

はっきりしていて解りやすいと思います。続けたほうがいい。


3.みちYOSAというフォーマットにあった審査システム

システム

てなわけで、別案を考えてみました。言うだけタダ精神(笑)

・アンダー20(もしくは30)審査

とにかくみちよさは会場が広くないのと、小~中規模なチームが多いので、

いっそのことアンダー20、なりし30に人数を絞って審査する。

その際「総合審査に参加するチームはアンダーには参加できない」

というルールにしておく。もちろんチームの掛け持ち参加も禁止とする。

こうしておけば、大規模チームの分割参加を防ぎ、

小中規模の参加意欲を上げることができるかなーと。

少なくとも遠方から参加したくなるチームへの訴求力にはなるかと。

・勝手に部門賞

一会場、可能なら全体を通して、部門別に表彰してしまおうという提案。

他でもよく聞く衣装賞、曲賞などはもちろん、

イケメン、美女チーム賞、爆笑賞、バズりNO.1賞などなど、

部門別にチームを表彰してしまおうということです。

チームが賞を希望するか否かという事は特に気にすることはありません。

表彰されて本気で嫌がるチームはまずいないので(笑)

そうすることで部門賞狙いで参加するチームが増え、

個性色が豊かなチームが集まるお祭りになるかもしれません。

・個人賞メダルなど

これは高知のよさこい祭りではお馴染みのスタイルですが、

チーム別ではなく個人に賞を与えるシステム。

チームの規模に関係なく、個人個人が喜べますし、

お祭りに参加した記念にもなりますね。


4.まとめ

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前回も言い訳(笑)してましたが、やっぱり目新しい提案ではありません

どっかのお祭りで企画されたことのあるものばかり。

パクリじゃない、インスパイアです(笑)

しかし、みちYOSAの規模感でこれをやれば、

お祭りとしての魅力は大分上がるんじゃないかなー?と思ってます。

他のお祭りが力を入れていないポイントを強化し、訴求力とし、

かつ、みちYOSAの持つガチじゃない、緩い空気感を保つこと


まぁ、これはうちの考えるみちYOSAの提案なので

当然、今参加してるチームさん、地元の皆様、観客、

実行委員会の目指す目標とは違うかもしれません。

不幸にも2年連続実開催がされなかったという期間を

今までの在り方の再検討や、革新に使える2年間と前向きに捉え

今、一番熱い思いを持っている、当事者の皆様の望む姿になれば

それが一番だと思います。

祈り

来年はぜひとも、無事開催されることを祈念して、

このみちYOSA分析シリーズの締めとさせて頂きます。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました☆


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