【退職エントリ】 想いと出会って、新卒で入社したDeNAを退職して、YOUTRUSTへ入社しました。
こんにちは。naro(@naro143)です。
人生初の転職をしました。
一文で表すとタイトルの通りですがもう少し詳しく書いていきます。
経緯や想いを書き並べたら7000文字を超える大作になってしまいましたが、章に分けているので興味ある箇所だけでも読んでいただけると嬉しいです。
メガベンチャー DeNA
「僕はDeNAに合っていると思いますか?」
これは面接でよくある「最後に何か聞きたいことはありますか?」という面接官の質問に対して、口から自然とこぼれてしまった言葉です。
それくらい新卒就活は悩んでいました。
「合っていると思うよ。」と返答をいただき、その場で内定をいただいたのは昨日のことのように思い出せます。(その後、承諾まで更に半年悩みましたが…笑)
とても悩んで考えた結果、新卒就活ではDeNAを選びました。
新卒就活の内容は以下の記事をご覧ください。
やったこと
DeNAでやったことを簡単に記載します。
2019年7月 - 2020年3月 オートモーティブ事業本部 就業型インターン
DRIVE CHARTというドライブレコーダーの情報を分析することで安全運転を実現するサービスの開発に関わっていました。
(オートモーティブ事業部がDeNAから出て、株式会社Mobility Technologiesになる渦中にいたため、貴重な経験をしました。)
2019年12月 DeNA 20 新卒 Advent Calendar 2019 企画 運営
当時はDeNA 新卒だけのAdvent Calendarという前例はありませんでした。
(執筆時点で)現在もDeNAで続く行事になっています。
「なぜ企画をしたのか」を執筆した記事を最終日に投稿しているので、興味ある方は以下からご覧ください。
2020年4月 新卒入社
コロナの影響で完全リモートでの入社、研修となりました。
2020年5月 社内の事業企画コンテストで優勝
新卒研修のチームで参加しました。
事業企画の良い成功体験を得ることができました。
詳細が気になる方は以下の記事をご覧ください。
2020年7月 - 2022年6月 ソリューション事業本部 配属
スマホゲーム開発に必要とされるサーバ機能を提供するゲームプラットフォームの開発に関わっていました。
イベント登壇や学生面談などの採用業務に関わっていました。
新規事業の企画業務に関わっていました。
2020年11月 社内の事業企画コンテストで優勝
ひとりでの参加でしたが最優秀賞と新人賞のW受賞をすることができました。
多くの方と議論をしていただき「自分が見つけて、みんなで育てる企画」を体感することができました。
2021年5月 社内のAWS Game Dayで優勝
AWSで構築されたシステムの運用を行いスコアを競う内容でした。
新卒同期とチームで参加しました。
2022年5月 社内のAWS Game Dayで準優勝
前年と同じチームで参加しました。
2022年6月 退職
インターン含めると3年という期間でした。
非常に濃い良い3年でした。
どんな会社だったか
DeNA Qualityという価値観が浸透している気持ちの良い会社でした。
経験から来る自分なりの価値観を持っている方が多く、「こと」に向かうために、それぞれの価値観で議論ができる場所でした。
挑戦を取り上げず、正直な意見を言い合える環境があり、自身と向き合い成長できる機会が多かったです。
得られたこと
すべてを書くと、きりがないので3つだけ記載します。
DeNA Qualityという価値観を土台として得られたのは大きいと考えています。特に "「こと」に向かう" と "発言責任" に背中を押されることが多いです。
伝える力も得られたと考えています。外部会社とやりとりする機会が多く、学ぶことができました。得られたこととしては、最も実感しています。
遠慮なく話せる人も沢山できました。特に同期とは退職後も輪読会を継続しており、ほぼ毎週話しています。何にも変え難いです。
ファーストキャリアでDeNAを選んで本当に良かったです。
ぜひ、DeNAについて調べてみて興味が出たらイベントや採用に応募してみてください。
今でもDeNAは憧れでおすすめの会社です。
転職は突然に
じゃあ、なんで退職したの?と思われる方がいるかもしれません。
私も退職を決める1ヶ月前までは退職する気は全くありませんでした。
不思議なご飯の予定
2022年1月の中頃に「ご飯行かない?」と同期に誘われました。
「カレンダー空いているところなら大丈夫!」と元気よく返信したら、すぐにカレンダーに予定が作成されました。
「あれ?2人じゃないぞ?3人?」と気がつき、メンバーを見ると喋ったことのない同期が表示されていました。
「…!! もしかして、この2人起業するのか?誘われる?」とドキドキしながら、この不思議なご飯の予定に向かいました。
実際、誘われましたが起業ではなく社内異動の誘いでした。
この誘いがきっかけとなり、私はキャリアと向き合うことになります。
波は止まらない
不思議なご飯の予定から少し経って、いろんな企業から声をかけてもらうようになりました。学生時代に働いていた会社、私の記事を見た会社、新卒就活の時に登録していた採用サービスから私を見た会社など、経緯は様々です。
「ここまで声がかかるということは、3年目はそういう年なんだろう。異動の誘いもあったし、改めてキャリアと向き合おう。」と考え、異動や転職を視野に入れるようになりました。
私の原点と想い
キャリアと向き合う中で原点と想いを整理できました。
中でも強い原点と想いを2つを記載します。
変わるきっかけになりたい
私自身が多くの方の好意と機会のおかげで、現在に至ると実感しています。
特に学生時代は、全く新しい価値観や経験をいただき、今までと違った世界が見え、人生が大きく前進する経験がありました。
私もこのような誰かの変わるきっかけになる人間でありたいと思っています。好意と機会のバトンを私で終わらせたくないという想いがあります。
子供が笑顔に、みんなが明るく、未来は広く
「良い世界は何か?」と考えたことがあります。明確な回答はわかりませんでしたが「少なくとも、子供が笑っていられる世界は良い世界だろう」と考えました。
みんなが明るく、未来は広く、子供が「早く大人になりたい!」と思えるくらい多くの人が希望とエネルギーを持っている世界は素敵だと思いました。
子供が「早く大人になりたい!」と思うような希望とエネルギーを持っている人を増やしたい、少なくとも私自身はそう思わせられるような楽しい大人でありたいという想いがあります。
キャリア市場の面白さ
私がキャリア市場に感じている面白さを3つ記載します。
個人的な考えになりますが読んでいただけると嬉しいです。
ずっと、これからも大きな課題
世の中は常に変化し、企業も変化をし続けます。その時々によって「採用すべき人」というのは変わります。
また、日常も常に変化し、個人の「やりたいこと」「ありたい姿」「なりたい姿」も変化し続けます。その時々によって「良い職場」というのは変わります。
人は事業に影響し、採用と向き合わない企業はありません。
明確でない要素が多く「これまで」もそして「これから」も採用は課題であり続けると考えています。
特に日本は少子化で労働人口が減少していくため、採用の課題は今後より大きくなっていくと考えています。
現状の大きな歪み
人材紹介と言われるビジネスの収益は「紹介した人の年収のN%」という場合が多いです。(エンジニアだと最近は30~40%くらいの認識です)
このような収益構造のため、紹介する側は「多くの求職者を採用してもらう」「より年収が高い企業に採用してもらう」ということを意識します。
「多くの求職者を採用してもらう」に関して、企業側には採用枠という制限があるため、企業と求職者にランクがあった場合、Aランクの求職者はAランクの企業、Bランクの求職者はBランクの企業へ採用してもらう方が成約数は最大化します。
このような背景があるため、求職者のキャリアや企業の採用方針に向き合わず、売上を優先して意思決定を誘導する人材紹介もあります。
(向き合い寄り添ってくれる素敵な人材紹介も知っていますが、誘導が起こりうる収益構造だと考えています)
また、高い金額を支払っているので企業側も優秀な求職者を採用したいと考えていますが、界隈でも有名なレベルの優秀な求職者は人材紹介を利用せずに知人の紹介で採用されることが多いと考えています。
人材紹介は採用の一部の工程を完全に任せる場合もあるため、任せている工程に関しては企業側の採用力が向上しません。(人材紹介への依存度が大きくなっていきます)
(全てが最悪の場合)求職者のキャリア、企業の採用方針に向き合ってもらえず、企業は高い金額を支払ってもトップクラスの求職者は採用できず、企業の採用力も向上しないという状況になります。
また「より年収が高い企業に採用してもらう」に関しては、大手や外資に求職者が流れ続ける可能性もあります。
大きな歪みがあり、改善できる点が多いと考えています。
(※人材紹介が有効な場合もあり必要な事業だと考えています。しかし、多様な採用課題について、より多くの選択肢が必要であると考えています。)
キャリアは「幸せ」の定義、世界を変える力がある
日常において仕事は少なくない割合を占めます。
「洋服を自由に買えるだけの余裕が欲しい」「家族との時間を大切にしたい」「生活ができるお金があれば良い」「ゲームのイベントにしっかり参加できる生活が良い」「スキルを会得して年収を上げていきたい」「楽しく働きたい」といったような仕事への姿勢、つまりキャリアは「幸せ」の定義だと考えています。
「幸せ」に向かっている実感のある日常は、大変だったとしても希望のある日常になると考えています。
希望のある日常を過ごしている人は、明るくエネルギーがあり、周りにも良い影響を与えると考えています。
明るくエネルギーがある人を増やすことは、世界を変える力があると思っています。
謎のスタートアップ YOUTRUST
私の原点と想いと合致する会社と出会いました。
謎のスタートアップ YOUTRUSTについて記載します。
転職時に私が「考えたこと」「感じたこと」をそのまま記載しています。
原点 - You Trust
想いが込められている代表の記事を読めば大枠は理解できました。
サービス内容
当時、ユーザー側のサービスをひと通り触り、実際にスカウトを受け取り、面談をするまで体験した後の理解を、そのまま記載します。
ユーザー側
一言で表すと「信頼できる人からの高品質なスカウトが届くキャリアサービス」です。
基本的にSNSとして自由に利用する。
よりリアルなネットワークに依存するFacebookの印象。
事業の関係者からのスカウトだけなので、濃い良い面談ができる。
共通の知り合いがいる(共通点がある)人からしか、つながり申請やスカウトが来ないので安心感がある。
登録
プロフィール記載
(信頼できる人で)つながり形成
日々のあれこれを投稿
企業側
一言で表すと「信頼できる人と出会える採用媒体」です。
共通の知り合いがいる(共通点がある)人の範囲で検索するので、履歴書以外の情報を得られて、事実確認もできるので、結果的に信頼できる人が多くなりそう。
検索範囲に制限があるので母数は小さくなりそうだが、転職潜在層も登録しているので、実際トントン?
転職や副業の意欲が変更された瞬間に接触できるので、返信率や面談率は高そう。
面談後に「採用」とならなくてもお互いに「応援し合う関係」になれる。
「短期で作業者を採用!」というよりは「長期でも信頼できる優秀な仲間を採用!」というのが向いてそう。
(共通の知り合いがいる範囲で)ユーザーを検索
メッセージを送信
どこか素晴らしいのか
原点やサービス内容が理解できた上で、転職時に私が「素晴らしい!」と感じた点をそのまま記載しています。
事業に関わっている方から信頼できるスカウトがくる
人材紹介やヘッドハンターの方から来るような事業内容の又聞きのスカウトではなく、実際に事業に関わっている方からのみスカウトが来る点がとても好印象でした。色々質問ができ、内容の濃い良い面談ができました。
また、共通の知り合いがいる方からのスカウトのため、怪しいスカウトもなく、最初から一定の信頼と安心を感じれたのも良かったです。
成功報酬ではなく、利用料金のビジネスモデルである
「1人採用するごとに何円」の成功報酬ではなく「月額で何円」の利用料金のモデルのため企業側は上手く活用できればできるほどお得になります。そのため、採用に関して改善をしていく姿勢の企業が多かったと感じました。面談が終わった後にヒアリングをされることもありました。
スカウト受けた側が企業に提供できることがあるという事実が、次に記載する「企業とユーザーがお互いに応援し合う仲間になれる」に良い影響を与えていたと思います。
企業とユーザーがお互いに応援し合う「仲間」になれる
共通の知り合いがいることで、気軽にランチや雑談ができました。その時の面談の結果「転職」「副業」の意思決定にならなかった場合でも、お互いに「事業状況」「キャリア状況」を定期的に連絡したり、雑談をする「仲間」になれると感じました。定期的に連絡を取り合う中でタイミングがあった時に「転職」「副業」の意思決定につながることもあると感じました。
実際に私がYOUTRUSTと初めて接触した際は「転職」「副業」の意思決定になりませんでしたが、その後の定期的な連絡の中でタイミングがあった時に「副業」を始め、その後「転職」と繋がりました。
また、定期的に「事業状況」を聞いている企業は、知り合いとキャリアの話をした際に「こないだ話した〇〇って会社が面白くて…」と話題に出すこともありました。中には、これがきっかけで話題に出した企業で副業をはじめる知り合いもいました。
このように企業とユーザーがお互いに応援し合う「仲間」になれる点が素晴らしい!と感じていました。
転職先候補のスタートアップ YOUTRUST
選考を受けた際に私が感じた素敵な点をそのまま記載しています。
誠実な制度
社内制度が多様な働き方をサポートしていると感じました。
一部を以下に記載します。
リモートワークが可能
(通常の年次有給休暇とは別の)入社後すぐ付与される5日の有給
(通常の年次有給休暇とは別の)家族の病気などの際に利用できる有給
開発環境整や技術勉強に利用できる年間5万円のサポート費
ジムや家事代行など、生活の安定に利用できる月1万円のサポート費
退職後のSO行使が可能
中でも「退職後のSO行使が可能」は素晴らしいと感じました。
転職活動をする中で「退職後のSO行使が不可能」を聞くたびに、次のようなことを考えていました。
「SOが価値を持つ会社は、これから様々なことが起き、様々な段階で必要な能力や活躍できる人は変わる。その会社で活躍できる段階が終わり、より活躍できる場所があるのに "SOが退職すると行使ができなくなるから辞めない" という人がいるのは市場としても、企業としても、個人としても勿体無い。新しい "年功序列" のようなものだ。」
キャリアの機会を創出する企業として「退職後のSO行使が可能」であり、多様な働き方をサポートしている制度が多いことは「言っていること」と「やっていること」が一致しており、誠実さを感じました。
正しく「こと」に向かう自分でいられる
現状に課題があり、解決に向かえること。
そして、そのために企業とユーザーの両方への本質的な価値提供に全力を出せること。
(私の原点に関連しますが)キャリアの機会を創出することは、人の「幸せ」の機会を創出すると信じられること。
正しく「こと」に向かう自分でいられると感じました。
また、企業もサービスも成長中で、成長中だからこそ挑戦して経験できることがあり、個人のキャリアの観点でも良い方向であると感じました。
みんなを応援できる
「採用」は全ての企業の課題です。
「キャリア」は全ての人の課題です。
YOUTRUSTを成長させ、より良いキャリアの機会を創出することは「みんなを応援できる」と感じました。
(学生時代の同級生、転職した同期、これから新卒になる学生、新しい挑戦をはじめる社会人、公園で遊んでいる子供、居酒屋で隣で飲んでいる人… "みんな"です!)
弊社 YOUTRUST
そんなこんなで、想いと出会って、新卒で入社したDeNAを辞めて、YOUTRUSTへ入社しました。
これからは 弊社 YOUTRUST で、楽しく面白く「こと」に向かって、サービス開発をしていきます!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。
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