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ブランド価値は安心・信頼よりも、ワクワク・ドキドキへ

新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。

Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。

今日のテーマは「ファンを増やすためには、インプットしまくって、ドキドキ・ワクワクするビションを語ろう」です。

ググればわからないことをすぐに教えてもらえて、機械を買えばそれなりのものが作れるようになった今は、商品を機能や性能だけで勝つことが難しくなりました。

だからこそ、ファンが必要で、ファンを増やすことがブランディングだと考えています。

で、これまでは「安心」とか「信頼」をもとにファンを増やそうとしてきた企業が多かったわけですが、これからは「ドキドキ」とか「ワクワク」を発信してファンを増やすことが大切なんじゃないかなと思ってます。

ブランドは安心感と信頼感がある存在??

亀山はブランディングプロデューサーを名乗っています。

新潟で頑張っている企業や個人のブランディングに携わらせてもらっているわけです。

ブランディングとは、ブランド化する取り組みの訳で、つまるところブランドをつくっているわけです。

で、ブランドとは、ファンがいる存在だと思っています。

だから、エルメスやプラダのようないわゆる高級ブランドだけではなくて、ドン・キホーテやしまむらだって立派なブランドです。

そう考えると、どんなものを販売していようが、どんな規模だろうが、ファンをつくることはできるわけで、大企業じゃなくても個人だってブランドになれる。

つまり、亀山の仕事のフィールドは無限にあるわけです。#仕事ください

それは良いとして、最近受けたセミナーで、ブランドに関するいい表現を聴いたのでシェアしたいと思います。

それは、「ブランドの価値は安心と信頼から、ドキドキとワクワクに変化している」というもの。

この言葉は、佐藤夏生さんという方の言葉です。

博報堂のクリエイティブディレクターとして活躍し、2017年にブランドエンジニアリングスタジオ「EVRY DAY IS THE DAY」設立。アディダス、ナイキ、メルセデス・ベンツなどのブランディングに携わっている方です。


きっと、20世紀のブランドの価値は、「安心」と「信頼」だったはずなんです。

日本を代表するトヨタとかソニーはまさにそうじゃないでしょうか。

「トヨタ車なら安心できる」とか「ソニーなら間違いないでしょ」みたいな。

で、お客さんにそんな風に思ってもらうために、芸能人を使って広告を売ったりしていたのがブランディングだった。

でも、21世紀に入り、時代は変化。

流通する情報の量が爆発的に増えて、商品を作る技術が格段に良くなった。

そうすると、どこの会社でも性能が良かったり、壊れにくい商品が作れるようになった。

だから、安心や信頼が、ある意味当たり前になってきたんだと思います。

つまり、安心と信頼というニーズが少なくなってきている。

だとすると何が足りないのか。

それが、ワクワクとドキドキ何だと思います。

ドキドキ・ワクワクさせてくれる存在が求められている?

2020年の1月、ラスベガスでトヨタの豊田章男社長がプレゼンを行いました。

それは、富士山の麓にまちをつくるというもの。

かつてその場所にはトヨタの工場がありましたが、閉鎖せざるを得なくなった。

自動運転車のテストコースをつくることも検討したが、「Woven City」という未来都市をつくることに決めました。

トヨタがこれまでに培ってきた技術に加えて、新たに研究して実装していく実験を兼ねたまちだそうです。

つまり、実際に人がそこに住みながら、AIと試しながら暮らしたり、自動運転の車を利用したりできるっていうことです。

わかりにくいと思うので、ぜひ動画をみてみてください。



このプレゼンから何が言いたいかと言うと、日本のトップ企業「トヨタ」が世界に向けてビジョンを語って、ドキドキとワクワクを生んだということ。

このプレゼンが行われたのは、技術見本市。

つまり、「うちの会社にはこんな最新技術があります」とか「こんなことができるようになりました」みたいなお披露目がメインだと思うんです。きっと。

でも、豊田章男社長は、まだ着工もしていない未来の都市について語ったんです。

「こんなの良くない?」っていう感じで。

これこそまさに現代のブランディングだと思います。

性能が素晴らしい製品を作ったことでファンができるのではなく、ドキドキ・ワクワクしちゃうビジョンを語れるからファンがつく。

ワンピースでいう「俺は海賊王になる!」ですね。

きっと、このドキドキ・ワクワクしちゃうビジョンを語れることってブランディング(ファンづくり)にはめちゃくちゃ大事だと思うんですよね。

要は、応援したくなっちゃう存在かどうか。

他の会社とは違う、共感したくなっちゃうビジョンを語って、人をドキドキ・ワクワクできるか。

個人が簡単に発信できるようになった現代では、「面白そう!」とか「わかるー!」っていうような共感を得ることができるようになりました。

クラウドファンディングで、全然全然知らない人だけど共感して、支援したことがある人もいるんじゃないでしょうか。

また、商品がどうかよりも、コンセプトがどうかが購入のきっかけになっていることはありませんか?

亀山は、EELというアパレルのブランドが好きなんですが、製品自体も好きなんですが、コンセプトやネーミングが面白くてファンになりました。

きっとこんな風に、ビジョンやコンセプトにドキドキ・ワクワクしたり、共感できることでファンが増えていく時代になってきたんだと思います。

私達はどうやってお客さんをドキドキ・ワクワクさせるのか?

では、私達は自分の商売で、どうやってお客さんをドキドキ・ワクワクさせればいいのでしょうか?

・・・・。


残念ながら、正解はだれにもわかりません。

目の前のお客さんがどんなことにドキドキするのか、ワクワクするのか、必死に考えて試してみて、響かなかったら別の手段を。っていうのを繰り返すしかない。

例えるなら、好きな異性を口説くためにどんなコミュニケーションを取るか。

「LINEを送りすぎると嫌われるかな」

「絵文字が多いとうざいかな」

「そろそろデートに誘ってみようかな」

「最初のデートは、あんまり喋らなくてもいい映画デートかな」

「ご飯は和食?洋食?中華?」

みたいなことを考えるわけじゃないですか。

これをお客さんに対しても考えるっていうことだと思います。

あなた「美味しそうなパスタ屋さん見つけたんだけど、次の日曜日一緒に行かない?」

お客さん「本当に!?うれしー!なに着ていこうかな♪」

ってなってくれるコミュニケーションを探るわけです。

で、このコミュニケーションにはセンスが求められます。

ご飯に誘うにも、お店選びのセンスが求められるのと一緒です。

では、このセンスはどうやって磨くのか。

それは、どれだけの知識を持っているかだと思います。

お店選びであれば、どれだけ自分の足でお店を食べ歩いているか、ネットで新店情報をゲットしているか、最近のトレンドを知っているか。

つまり、どれだけ学べているか。

だから、インプットが絶対的に必要。

和食のお店をどれだけ知っているか、中華のお店をどれだけしっているかと同様に、目の前の30代の女性がドキドキ・ワクワクするには、どんなビジョンを語ればいいかがわかったら最高。

まとめると、商品を機能や性能ばかりを良くするよりも、ドキドキ・ワクワクするビジョンを語れたほうが、ファンが増えるはず。

そのためには、知識が必要だから、インプットしまくって、目の前のお客さんがドキドキ・ワクワクするコミュニケーションをしていきましょう。っていうことです。

とはいっても・・・

というかたは亀山までご相談ください。

コメント欄でも構いませんし、SNSのメッセージをくださってもOKです。

お気軽にどーぞ。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。




ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴


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