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【地方移住】雨に対する気持ち?意識?視点?捉え方?の変化

 昨日は雨が降った。
「今日は暖かいんだな~。」
なんともポジティブにもとれそうな感想が私の中に出てきた。

 移住するまでは雨に対してネガティブなことを感じてしまうことが多かったと思う。
「今日はカッパ着て自転車か~めんどくさいなぁ。」
「洗濯物乾かないなぁ」
「お店に来るお客さんの足が遠のきそうだなぁ。」
…などである。
 
 東京の雨は季節問わずなんだか物悲しいし風景は全部どよんとした色に移るし、駅までの道のりも気合入れないとだった。
 電車に乗れば蒸したような空気と一緒に都心まで連れていかれるような気持になっていたし、傘の持ちどころも迷ったりしていた。

 それが今。豪雪地帯の山奥に引っ越してからは雨に対して気持ちの変化が起きていた。雨が降っても、
「移動は自動車一択だからどんな天気も関係なし!」
「洗濯物は縁側と部屋干しで雪冬過ごしてるから雨の時もそれで。」
「そもそも家からそんなに出ない。」
になった。

 春の雨は溶け残った泥まみれの雪を洗い流してくれるし、
夏の雨は猛暑で疲れている畑の野菜に潤いを与えてくれる。
秋の雨は冷たさを感じるけれど冬への準備を促してくれる。
そして、冬の雨はその日の暖かさを意識させてくれるのだ。

 11月中旬に20センチほど雪がいきなりドカンと降って、集落中「こんなことはあまりない。」と話題持ちきりだった。霜が降りておいしくなる野沢菜も霜より先に大雪の重みで折れてしまって、直売所に出荷しに来たおじいちゃんは「折れちゃったよぉ」と嘆いていた。

 その雪は次の日からの天気で一部溶けたけど、これが根雪になってどんどん積もるだろう、と直売所でお店番をしている時におばあちゃんに教わった。

 だから降るとしたらこれからどんどん寒くなるから雪で、雨ではないと思っていた。寒いなら雨が雪に変わるから。お隣の白馬村は数日前から雪予報が出ているし。

 なのに昨日雨が降った。だから
「今日は暖かいんだよ。」と雨が教えてくれているようだった。

 そして今日。降った。雪が。
「今日は寒いんだよ。これからもっと寒いんだぞ。」と教えてくれているようだ。今日の作業はこたつですることにした。

 そういえば移住して雨のことで「むむむ。」がひとつだけある。私の行動範囲内の話かもしれないけれど、長野のスーパーでもお店でも駐車場に屋根が無いのだ。広い土地があるから広く地面に駐車場が作られている。だから雨の時はスーパーの買い物を持って走ったり、買い物かごを放置して先に子供を車に連れていったりしている。立体駐車場は見かけるけれど、自分の行動範囲外であることが雨の時はちょっと悔しい。

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