napuraworks

カンボジアの中央部・サンボー・プレイ・クック遺跡とその周辺の農村を拠点に、”旅をつくる”仕事をしています。遺跡の近くの村に滞在し、地域の暮らしと時間の中に身を置いて、外から訪れる素敵な人と地域で迎える素敵な人をつなぎ、その間に生まれる「いい時間」をみんなで味わう旅をしてます。

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カンボジアの中央部・サンボー・プレイ・クック遺跡とその周辺の農村を拠点に、”旅をつくる”仕事をしています。遺跡の近くの村に滞在し、地域の暮らしと時間の中に身を置いて、外から訪れる素敵な人と地域で迎える素敵な人をつなぎ、その間に生まれる「いい時間」をみんなで味わう旅をしてます。

マガジン

  • Napura-worksはこういう会社です

    Napura-worksというわかりにくい旅をつくる会社のことがなんとなくわかるように5つの記事を集めました。

  • #旅するzoomのあれこれ

    zoomを使って旅をする、『旅するzoom』の企画や旅への思いをまとめています。

  • 折々の空

  • ここんことのコンポントム

    たぶん、世界にひとつだけの、コンポントムのフォトギャラリー この町の、暮らしの空気を届けたくて。

  • コンポントム税務署物語

    カンボジアの田舎の、町はずれの納税に行くと、毎回小さなドラマが生まれる。私たちと、お世話になっているコンポントムの税務署のみなさんとのドタバタな日々の物語をおすそわけします。

最近の記事

  • 固定された記事

こんにちは、Napura-worksです

私たちはカンボジアでNapura-worksという名前の旅行会社をやっています。でも、できるだけ自分たちのことを「旅行会社」と呼ばずに、「旅をつくる会社」と説明するようにしています。そこには「旅行会社」という言葉が持つイメージから、私たちの仕事がちょっと離れているという外的な理由と、自分たちのことをなんと呼べばいいか、という旅の途中でもあるという私たちの事情があります。 じゃあ、なんなんだよ、と言われそうですが、少しだけお時間をいただいて私たちのことをお伝えして、ちょっと近

    • イマドキの向こう側ー3年ぶりの海外研修 旅は終わり、生きるが始まる

      コロナの3年を経て久しぶりに同行させていただいた、海外研修のこと。 このときの出来事の鮮度が失われないうちに、書いておきたい。 ここまでの経緯は、前と前の前の記事から。 そして、村へ 農村と出会う。 よくある展開だと思う。私自身も19年前にそれをこの場所で経験した。 そして、ここに出会う前と出会った後で、世界が変わった。 正確には世界は変わってないけど、それと向き合うこちらは激変した。 前回の記事で少し書いた“スン“という音とともに現れるイマドキの使い手の皆さんと村へ。

      • イマドキの向こう側ー3年ぶりの海外研修受け入れ記 企画から、旅の始まり

        今、なにを届けたらいいのか。 正式にお引き受けすることになり(引き受けの経緯はこちら↓に)、どんなテーマを核に時間をつくったらいいかを考える。 この3年、世界は不思議だった。 規制されること、規則はないけどやってはいけないこと、やってもいいけど気を使わないといけないことが私たちの周りに幾重にも見えない膜を張っていた。顔にはずっとはっきり見える覆いがついている。 その日々を「学生」というステータスで迎えた彼ら。 今、そうした日々をようやく過去形で語れるようになってきたこの世

        • イマドキの向こう側ー3年ぶりの海外研修受け入れ記 プロローグ

          “あの3年“を超えて 2023年春、久方ぶりに大学生の海外研修企画、コーディネートとファシリテートまでを担当させていただいた。 従来Napura-worksの本業のひとつであった「日本の若者たちと一緒に村に入って過ごすこと」。インターンシップ、ゼミ・学科の海外研修、プログラム、形は違えど「イマドキの若者」と言われる学生たちと一緒に村で過ごしてきた。村という場を借りて、彼らひとりひとりの本当の魂の輝きが表れる。その場にいることは、こちらにとっても長く永く身体の細胞に刻まれる

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        • 教えて!村のおとーさん!
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        • 今月のコンポントム 7月

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        記事

          ヨーダに会いに行くのだ

          カンボジアはあなたにとってなんですか? 「私にとって、カンボジアはヨーダです」 この10数年、幾度となく聞かれた問いへの、今現在1番ピタッとハマる答えだ。 村には私のヨーダがたくさんいる。 注)母の影響でスターウォーズ育ちです。 父は新作が出るたびに連れていかれる映画館で寝ています。 多くを語らず、面差しはいつも穏やか。 短い言葉の余白に、命題を漂わせる。 でも本人は普通に生きているだけだという。 それまでの道のりにあった、たくさんの修行と経験のことは語らない。 お

          ヨーダに会いに行くのだ

          Hello, we are Napura-works.

          We are a travel agency in Cambodia under the name Napura-works. However, as much as possible, we do not call ourselves a "travel agency" but rather describe ourselves as a "company that creates travel. There are two reasons for this: one ex

          Hello, we are Napura-works.

          離れているから、一緒に旅を

          気がつけば季節は、秋(カンボジアは雨季の終わり)。 世界が全体が大きな変化に直面したあの2020年から、2度目の秋。 この秋は、うれしい秋だ。 なぜなら、旅するzoomの新しい旅が、始まろうとしているから。 2020年の春に手探りで始めて、2020年秋から静かに休眠していた旅するzoomが再び目を覚まして動き出そうとしている。 旅するzoomのこれまでと、新しい冒険のお知らせです。 長いですが、これも歴史の一部と思って丁寧に書きます。 2020年春 旅するzoomの第一章忘

          離れているから、一緒に旅を

          偏愛バトン 復路の1/問うて、応える、営み。

          これはカンボジアに暮らすMai Yoshikawaと ルワンダに暮らすMasako Katoの往復書簡です。 思いもかけず、包み隠さぬ繊細なナマモノみたいな偏愛バトン1をいただいた。 彼女が愛してやまないイミゴンゴ*の白と黒を映したような色白のお顔と黒髪のコントラスト。 したためられた文章の向こうに、その端正で涼やかな顔にちょっとの緊張をのせて、内省の階段を一歩ずつ降りていくマサコさんがいる。 これは・・ 綺麗な、それっぽい言葉を重ねて受け流していいやつじゃないじゃない

          偏愛バトン 復路の1/問うて、応える、営み。

          3次元の嵐の中で。

          「場」を持つ、という決断一つ前の「新しいはじまり」についての記事で、 一瞬、旅の会社を畳むのか?!と思われた方もいるかもしれない。 確かに、その道への心の扉が開きかけたときもありました。 もちろん、すぐ閉じたけど。 でも、なんと。 自分たちでも呆れるほどに。選んだのは全く逆の道。 閉業を決めていたコンポントム唯一のVillaホテル・Sambor Villageのブランドと資機材を前のオーナーからまるっと購入し、この町に新しく「滞在する場所」を持つという決断をしました。 こ

          3次元の嵐の中で。

          新しいものがたりが始まります。

          晴天の霹靂か はたまた 曇り空を裂く一筋の稲妻か この8月から9月にかけての1ヶ月、私たちNapuraは見えない洗濯機の中に放り込まれたように、本当に大きな変化のど真ん中にいました。 そして見えない洗濯機が脱水ステージまで来たとき、ひとつの決断をしました。 その決断は、タイトルの通り、新しいはじまり。 その決断と、そこに至る思い、そしてこれからのこと、 これまで出会った方々にお伝えしたい。 という思いから、大好きなロード・オブ・ザ・リングの映画のように ここに至るまで

          新しいものがたりが始まります。

          旅するzoom体験記#2 ルワンダ・加藤雅子さんに会いに行った!!

          日本では梅雨がようやく明けた8月初旬。旅するZoomを介して、アフリカ中部に位置する国・ルワンダに暮らす、加藤雅子さんに会いに行ったときのレポを参加したMayuとNapura吉川の合作でお届けします(体験記#1もまゆでしたが、実はそれぞれ違う、2人のまゆが書いてくれています)。 旅するzoom体験記第2弾です。 私の中で、ルワンダといえば悲しい内戦の歴史しか思い当たるものがなく、まさに「未知の国」。2020年の現在、ルワンダでどのような暮らしの営みがあるのか、知らないからこ

          旅するzoom体験記#2 ルワンダ・加藤雅子さんに会いに行った!!

          根を張る、はたらく

          農村のおうちにいると、この家の人たちがずっと小さく小さく働いているのがよくわかる。時間給には絶対に換算できない、最小単位のはたらく。 鶏のえさを用意する 牛を草のあるほうへつれていく 帰りにお昼のスープにいれる新芽をつんでくる お庭のハーブに水をあげる 薪を割る 昼寝する孫のハンモックを揺らす 裏庭にウコンを植える 元気がなくなったネギを間引く 仕事にでる前に、クワで草を刈るお兄ちゃん。 牛にあげるの?と聞くと、トゲがあるやつが茂りすぎたから切っていると。 とげがあるから

          根を張る、はたらく

          これからの旅するzoomは・・

          緊急事態宣言から半年、世界の各地でこれまでと同じ”普通”と新しく現れた暮らしの間で、みんながバランスを取ろうとしていたこの期間に生まれた“旅するzoom”という企画の歩みと、そこから改めて見えてきた目指すところについて、振り返ってみました。 かつて書いた、『旅するzoomとこれからの旅は』と合わせて読んでいただけたら、オンラインで人と人をつなぐを目指す旅するzoomの来し方行く末を感じていただけると思います。その向こうに“これからの旅“が再び見えたら嬉しいです。 旅するz

          これからの旅するzoomは・・

          子犬コロコロタイムのリアル

          これこれ、これだよ。 町ではひとりっ子の息子さん。 ここでは5人の兄弟、姉妹たちがいる。 正確には兄夫婦の3人の兄弟と、妹夫婦の2人の姉妹が、同じ敷地に同居している。 彼らもいとこ同士だ。 年齢順で行くと、Napuraの息子は下から3番目、ちょうど真ん中。 ひとりっ子晩ごはんには競争がない。 全部食べていいよ、とついつい親は言う。 この食卓には、競争と分け合うことと、真似すること、誰かを気にかけることが詰まっている。 夜、眠くなったと高床式の上に上がって蚊帳に入っ

          子犬コロコロタイムのリアル

          21世紀に、“農村”に親子留学するワケは

          8月の半ばから、ゆえあって断続的に3歳半の息子とともに、ずーっとお世話になっている村のお宅に“家族留学”しています。 なぜこの21世紀にわざわざ、水道がなくて(電気は2年前にきたニューカマー)クメール語しか話されないカンボジアの農村にいくのか?? しかも、留学。どんな学びが?? 理由は至ってシンプルです。 Napura-worksという会社の仕事を通じて届けていきたい、今、私たちに必要な学びと、 私たちNapura家族が息子に届けたい学びがそこにあると思ったから。

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          村の夜の音

          村の夜は暗い。 でも、にぎやか。 虫たち、夜中に走るバイク、遠くに聞こえる家のひとたちの声。 “かまびすしい”ってこういうことかな、違うかな。

          村の夜の音

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