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ふと思い出した教育実習での出来事

私は、大学進学する際は教員を目指したておりました。
寧ろ教員免許を取得したくて大学に行きました。
取得したかったのは地理・歴史の高校の教員免許。
何故なら一番好きな教科が地理で、もっと地理の素晴らしさを世に広めたいのと、野球部の監督になりたいという浅はかではありますが目標があったからです。

大学3年次からは教員採用試験に受かるために大学とは別に予備校にも通っていました。
そして教職課程の最大のイベントと言っても過言では無いであろう、
「教育実習」を迎えました。

元々字を書くのが苦手な私は板書を行うことに非常に苦労致しました事をとても覚えております。
生徒とも交流を深めることが出来、非常に充実した日々を過ごすことが出来たと思います。
その中で私が感動した出来事がありました。
私は毎日地理の授業を教育実習で行い、地形の授業を主に行いました。
(プレートテクトニクスとかそれの類です笑)
そして私が実習最後の授業の際に生徒に言われた一言がこれ。

「先生!先生はチャレンジャー海淵の様に深い知識を持ち、デスバレー国立公園の様な熱い心とユーラシア大陸の様な広い心でこれからも頑張って下さい!!」

つまり、世界一低い所の様な知識を持ち、灼熱の太陽の様な熱い心を持ち、地球一大きい大陸の様な心を持って下さいってことです!

この3つは私の授業で取り扱った内容です。
私が行った授業の内容を覚えてくれているだけでも、実習生の私からすると嬉しいのですが、こんな素晴らしい言葉を頂けるとか思ってもいませんでした。
その発言をした本人は覚えてるか分からないですが10年近く経過した今でも私の心にはチャレンジャー海淵の様に深く深く刺さっておりますよ笑

結局、教員採用試験には不合格で民間企業に就職し、
気づいたら教員になる気持ちは薄れ今日まで生きて参りました。
教員免許は期限があり確か10年。
まもなく切れてしまう。かと言って現職の人しか更新出来なかった記憶が有ります。(間違ってたら申し訳ありません。)

仮にこのまま失効したとしても、とても良い経験が出来ましたので教職課程を取っていてとても良かったなと思っています。

自分の何気ない発言が実は誰かの人生を左右している事が、
あるものです。自分の発言には気をつけつつも、誰かの人生の支えとなるような言葉を創造出来ると良いですね。

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