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そばにいたい人のそばにいられる社会に。 #2020年代の未来予想図

2010年。上京して2年目のこの頃、僕は地元の幼馴染やごく僅かな信頼できる友人以外で初めて「同性も好き」とカムアウトした。
足掛け10年で、東京でできた友人や同僚、両親と一部の親類にもカムアウトして性別を偽らないで居られる場所を増やした。

あの頃の僕は2020年の日本でこんなにLGBTQが世の中で取り上げられて、少しずつでも同性のパートナーと一緒に暮らしていけるための取り組みができてきているなんてきっと思いもしなかっただろう。

だって地元の田舎にいた頃は、外で絶対に手なんか繋げなかった。手を繋ぐことすら出来なかったのに、こんな世の中になるなんて予想できるはずもなかったんじゃないか。
なんなら同性愛者は幸せになれないと思っていた。
幸せになれるのはBLや百合のマンガの中だけだと思っていた。

 

上京して、東京なら彼女と手をつないで歩けることに驚いた。なんか言われたのは、池袋のメイドカフェの呼び込みに一回だけからかわれた一回だけ。(実は根に持ってる)

レインボーパレードに参加した時、こんなに当事者と理解者がいるんだと嬉しくなった。

テレビやwebのニュースで同性婚のデモや各地の条例の話が取り上げられているのを初めて見たとき、彼女とずっと一緒にいる未来を考えていいんだと思えた。

フォトウェディングや結婚指輪を買うとき、異性愛者のカップルと同じように接してくれたことが本当にうれしかった。どんな対応されるんだろうって、やっぱり怖かったから。

 

きっとこの10年、目に見えてLGBTQ当事者にとって大きく変わった、もしくは変わる可能性が出た10年だったと思う。

僕にとって世間に見える形になったのはもう、発明みたいなもので。予想だにしていなくて。

だから次の10年も。次の10年も同じようにいい意味で思いもよらない進展がありますように。

 

その進展に貢献出来るかはわからないけど、今僕にできることってなにかを考えた時。
同性愛者で大人になって、今パートナーと幸せであることをこうして話していくことかなと。
若い人に、大人になって幸せに暮らしている人もちゃんと居ると知らせたい。
僕が10代の頃はそういう人のエピソードを知ることが出来なかったから。

 

「一緒にいたい人と一緒にいられる社会」に、また一歩近づきますように。

 

最後に、そんな未来を担っていく、子供たちに向けた素敵な活動を紹介します。
ぜひ下記の記事や、公開されている動画をご覧になってください。

 

 

ご清聴ありがとうございました。

 

 

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