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福祉のミライを考えてみたらマズロー様には逆らえないことに気づく。。。

マズローの欲求5段階説???昔。。学校で習ったんだけど。。。下位の欲求から「生理的欲求」(生存したい)「安全の欲求」(安心安全に生活したい)「所属と愛の欲求」(集団に属したい・仲間になりたい)「承認の欲求」(誰かから認められたい)「自己実現の欲求」(自分らしい生き方をしたい)の5つの欲求がある。下位の欲求が満たされないと高位の欲求は出ないという説だそう。

それが、福祉の歴史とシンクロしたので紹介、紹介!!!1947年終戦直後憲法で保障された福祉クン。なんと第25条第一項で、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有してしまった私たち国民。この健康で文化的な最低限度の生活って何なんだろう。。。

戦後すぐ。。。1945~55年までは「栄養改善」「伝染病予防」「生活援護」つまり生き抜くための最低の生活が「健康で文化的な最低限度の生活」だったみたい。病気に勝ち、栄養不足に勝ち、生きていく生活を創るために福祉政策は頑張っちゃってたみたい。マズロー様的に言うと「生理的欲求」の充足を目指し、貧困で生きられない人を救済するために頑張っちゃったらしい。

さて、生理的欲求が充足された1955年~は、もはや戦後ではない時代から高度成長期に突入っっ!!「国民皆保険」「国民皆年金」など社会保障制度を整えた時代みたい。生活の安定と安心して生活できる制度を国民に浸透させてみた。マズロー様的に言うと「安全の欲求」を充足させ、安心して暮らせる世の中を創るために奔走ちうらしい。

マズロー様の欲求五段階の下位の欲求2つがクリアした1975年~は福祉に対する国民の欲求は満足したはずだった。だって年金も出るし、病気になっても安心だし「健康的で文化的な最低限の生活」は皆の頭上にあって誰もが恩恵を受けることが出来るワケだ。。。その後も年金制度のほころびや医療の負担など問題はあったけど、修正しながら時代は進む。。。

でも、ここで新たな問題が発生っ!!核家族化の影響で、国民クンが「所属と愛の欲求」まで福祉に要求し始めた。老人になっても自分の居場所を創ってっっ、大人は働きたいから子どもの居場所を創ってっってお願い。

1990年~は福祉がこれに答え始めた。ゴールドプランと銘打って、特別養護老人ホーム・ディサービス・ショートステイとかを必死で作り老人に対する福祉を充実。エンジェルプランと銘打って、保育サービスや母子保健相談教育とかの充実も頑張って。。。障碍者プランでは就労支援施設や障碍者雇用制度なども作ってみた。

2000年になると次の動きが見え始める。とうとう「健康で文化的な最低限度の生活」にマズロー様の次なる欲求「承認の欲求」まで登場し始める。日本型CCRCとか呼ばれるこの制度。富山型ディサービス・シェア金沢あたりから始まってこれからの日本の福祉の主流になりそうな勢い。

例えば、富山型ディサービスでは小規模施設に子供から障碍者、老人まで一気に集めてごちゃまぜ生活。老人は子供の見守りをして、障碍者はスタッフの手伝いをして、それぞれがそれぞれを必要として、必要とされることで「承認の欲求」を充足させ。。。老人にとって、いつまでも生きがいを持った生活ができ、障碍者にとっても同じでみんなが満足って仕組み。。。

「健康で文化的な最低限度の生活」が「承認の欲求」まで充足させる時代になったんだぁ。すごい!!!高位の欲求まで満足させる福祉クン。。。歴史を見てみるとマズロー様の欲求5段階説に従った進化をしてる。。。

ということは、次世代の福祉は「自己実現の欲求」を満足させる福祉になるのかなぁ。。。すごかぁ楽しみぃぃ!!!