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あなたがゲイだと気づく日 〜幼少期編②〜
コミュニケーションをとることは難しいスキルだと思う。
学年が上がっていくごとに気がついたことだが、僕は姉が2人いるせいか女の子と話す事に慣れていた。
どんな女子ともすぐにコミュニケーションがとれた。
姉系女子妹アイドル系女子ギャル女子体育会女子不良女子地味女子肥満女子ガリガリ女子非処女子処女子。
多分、仲良くなりたいとかそこに欲が出てこなかった為、素直な会話が成立していたんだと思う。
小学校3年だっただろうか、近くの河川敷までハイキングをする遠足があった。
当然班決めがあったが何故か僕の班は勝手に決まっていた。女子4人と僕の5人グループ。
先生が『シバぱんくん本当にいいの?』 え~っと。。 いいんです。と姉系女子。
はい。大丈夫です。と僕。
今になって考えてみると小学生で既にカミングアウトをしていたのか。。と。
僕の心がタフなのか周りが疎いのか。
きっと先生は悟っていただろうこと。
こっ。この子はっ。。 ナチュラル〇イ。
一部の男の子を前にすると赤面をしてしまう自分がいた。
姉の女友達とばかり遊んでいたせいで男の子と何を話したらよいのかわからなかったのだ。
男の子がする会話がわからない。わからないと思って壁を作っていたというよりかは
なんか話す内容がスムーズにつながらない・・。そんな感じだった。
完全に思考が女子寄りだった。
この男性赤面症は大学生の間まで続いた。
『本当は人気のある男の子達の輪に入りたい。』 ←純粋な小学生時代W
『自然に冗談を言っても仲良くなれる男友達がほしい。』 ←中学生から高校生時代WW
『ボディタッチをしても変な感じにならない男の子と。。』 ←高校生から大学生時代WWW
でもそんな気持ちを抑えて、赤面を隠すためにわざとぶっきらぼうに話したり、自然とふざけて気をそらすようしゃべったりしていた。
割と変な奴扱いされ始めたのはこの頃だろうか。。
アニメのワンシーンなどでよくあるガキ大将が言うセリフ
『オマエ変な奴っ』 的なそんな感じ。。
運動神経が良かった僕は運動会ではその力を存分に発揮していたと同時に、ダンスでも運動G神経を溢れんばかりに発揮していた。
当時流行っていた『篠原と〇え ウルトラリ〇ックス』にあわせたダンスを披露した。
なぜが創作ダンスに力を入れダンス班に率先して参加していた。
皆の前。朝礼台でダンスをする。シバぱん。
輝いていた。。★☆★☆ Aqoursのように! ←わかる人にはわかるW
今でも脳裏に焼き付いている。
やりたいことを純粋に追っていた小学生時代ではあったが。
それなりに『スクールカースト』は理解していた。
僕は男の子達と仲良くなりたかっただけなのに。こころのどっかで葛藤している何かが常に引っかかっているようなそんな時期だった。なんかなんだろうって感じだった。
当時はゲイって言葉も浸透していなく、オカマ全盛期でもなかった。
誕生日会を開けばその立場は明らかになった。
気が付けば仲の良い男友達は、気が楽に話せるクラスではあだ名のつかない地味な友人が多かった。
地味な子の方がズケズケ人のフトコロに入ってくるような質問をしてこないため居心地がよかった。
小学6年生になってからは月ごとにいじめられる対象が決まっていた。
『いじめカースト』いわゆる調子のいいサッカー系男子がトップに君臨していた。
その対象にされた月は男の子達から一生口をきいてくれなくなるのだ。
かなり陰湿だしこころが壊れてしまいそうにもなった。もちろんケンカもあったし、仕返しもしてやった。
そのことで道徳の授業ではストレートに『いじめ』の問題をディベートした日もあった。
嫌な気持ちにさせることで何を得るのか、あるいは嫌な気持ちを仕返しさせたことで本当に気持ちが晴れるのか。後悔をすることも話し合った記憶がある。
『いじめ』に関して話題を取り上げると
昔いじめられたあるいは、いじめた経験がある子にとって見たら、デジタルネイティブの子供たちのほうがもっとずっと陰湿で厄介な出来事に巻き込まれているのは確かだと思うはず。
今の時代に生まれていなくてほっとしているだろう。
小学生の友人は大人になってから連絡を取るような間柄にはならなかった。
小学校とはそうゆうものだし。その程度のコミュニティだと思う。
でもそれなりに僕たちの性格の方向性を作るには必要な時期ではある。
最近すごく思う。最近の子は総じて早熟だということ。
女5人河川敷遠足事件あたりで気づくのだろうか。もしやこれは!と。。
『私こそ次世代のパワーゲイ!』だと。
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