【施術日記】症状と人生と寄せては返す波について思うこと
こんにちは。
なおです。
今日は整体の施術をしていて、気づいたことをお話しします。
初回の施術の場合、
施術後に痛みが取れて
「あー痛くない！」となった後、
後になって痛みが出てくることがあります。
この痛みにはいろいろな原因がありますが、
そのうちの一つをお話ししますね。
人は長くいた場所に戻りたい
私の施術では、ダメージを抜いていきます。
ダメージを抜くと、血液もリンパも体液も気・エネルギーも流れていきます。
すると、治癒力が動き出します。
全体の流れから整えて、痛みのある状態から脱し、あるべき姿に戻っていきます。
すると、今度は体も脳も、長い間過ごした場所に戻りたくなるものです。
いくら体が楽になったからと言って、長い間のクセや習慣、状態が焼き付いているからです。
でも、もうその状態は心地よくはないことを心身でわかっている。
一度良い状態を知った体と脳は、元に戻った途端に
「ぎゃー！ここは違う！」と騒ぎ立てて、痛みを発します。
なので、施術後はかえって痛みが強く出ることもあるのです。
適正な間隔で再度施術することで、それもだんだんと少なくなっていきます。
行ったり来たりするもの
体が良い方向へ進むには、ゆり戻しがあることを知っておくと楽です。
最初は大きかった痛みや症状のゆり戻しも、次第に小さくなっていくのです。
あなたが大きなブランコに乗っているのを想像してみてください。
今までの状態から真逆に触れたら、今度はまた大きく反対側に行きますよね。
でも、だんだんとその振れ幅は小さくなっていきます。
人生も山あり谷あり
今度は人生を想像してみてください。
私たちのうかがい知ることのできないところで、人生って動いていきませんか？
理詰めで説明できません。
良いこともあれば、つらいことも、悲しいこともありますよね。
人生で「この世の春」を謳歌すれば、どん底に落ちたようなことだってあります。
何事にも振れ幅があります。
行ったり来たり。
寄せては返す波のように。
波形にはいつも山があって谷があります。
どの物質も波動を発していますから、私たち自身が波のように山あり谷あり生きることは当たり前のことだとも思えます。
何の憂いもなく、何の変化もない。
ただ一直線に進んでいく。
なんて思っていたら怪我をします。
全てのことは常ならず、
うつりゆき、変化していくもの。
そう思えば、
整体後に体がどんどん変化して、
その変化に伴って痛みも変化していくことは当たり前のこと、
と思えるのではないでしょうか。
直線世界と波の世界
変化なく、ゴールまで届くのを直線世界と名付けるならば、
山あり谷ありは波の世界です。
自然界を見回すと、直線の物はありません。
全てのものが波だったり、緩やかな曲線を描いています。
直線世界はゴールが唯一。例外がありません。
そこには他を認めない残酷さがあります。
正解は一つしかなくて、それ以外は間違・失敗・存在し得ないもの。
体は直線世界にはありません。私たちも直線世界にいると苦しくてつらいだけです。
波の世界で生きていることを思い出して、
ゆったりとした気持ちになって生きていてたら、
よりよく生きられるのではないでしょうか。
その方が施術を最大限に利用できるし、治癒も最速で進んでいきます。
そんなことを思ったので、noteにしてみました。
また、そんな風な世界観を施術を通じてお届けしたいなと思いました。
少しリラックスしていただけたら幸いです。
今日も最後までありがとうございます。
なお
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