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#11📙 目指すべきマーケター像!!!

みなさん、こんばんは!
年間100冊本を読む人、なおきです。
本日もこれまで読んだ本についての思い、感想を書いていきます!

#11は、木下勝寿さんの著書『ファンダメンタルズ&テクニカルマーケティング』です。

Webマーケティングについて書かれている本書、マーケターの方、そしてこれからマーケターになりたい方は間違いなく「必読」です!!
※新R25さんの動画では、本書をベースに木下さんの解説もあるので、併せて見てください!さらに、理解が深まります。

ファンダメンタルズとテクニカル

著書の木下さんは、成果が出るWebマーケティングを行うには、
◆ファンダメンタルズマーケティング
・・・人間の感情をベースにしたコミュニケーションの設計方法
◆テクニカルマーケティング
・・・デジタルデータを駆使して利益を1円単位で計算しながら運用していく方法
の両軸を実装することが必要であると述べ、後半で再現性の髙い具体例を通して解説がされています。

個人的に、冒頭で記載がされていた下記フレーズに、ものすごく危機感を感じました。

そしてしばらくWebマーケティングが世の中に普及し、色々なWebマーケティング論が語られだした時に気づいたのは、「それはマーケティングではなくただのオペレーションだ」ということだった。

木下勝寿(著)ファンダメンタルズ&テクニカルマーケティング(実業之日本社)

※また別の文中でも『多くの広告代理店は「Webマーケター」ではなく、「Web広告出稿代行屋」である。』とも述べられていて、業界全体のマーケティング知識不足に警鐘を鳴らしています。

「知恵」を使うのが本物のマーケティングスキル

木下さんが20年前にまだ北海道特産品のECをしていたころ、たった8文字を追加しただけで売上が1.5倍になった施策の紹介があります。

当時最も売れていたのが毛ガニ・ホタテ・甘エビをセットにして¥3,980で売っていた「お試し」セット。当時は「広告媒体」そのものがほとんど存在がなく、「コスト」をかけて売ることができなかった様です。
そこで商品の個数を選ぶプルダウンの側に「お一人様2個まで」という8文字を付け加えたところ、購入者の約半数が2個買うようになったと言います。
これは、ほとんどの人は物を買う時に「何個にしよう」といちいち考えていないということを指していると木下さんは指摘します。
※これこそ、インサイトそのものなんだと理解させられますね。

木下勝寿(著)ファンダメンタルズ&テクニカルマーケティング(実業之日本社)

そして、「コスト」を使うのではなく「知恵」を使うのが本物のマーケティングスキルであると述べています。
これは、実行されてきた木下さんだからこそ、圧倒的に説得力があります。

自分ゴト化 「限定」という魔法

上の文章を見て、「あっ!」と思った方も多いと思います。
私も購買行動を振り返ったときに、何を隠そう「限定」という文字にめっぽう弱い消費者の1人です。

「期間限定」・・・明治のメルティーキッス🍫
「数量限定」・・・BUMP OF CHICKENのライブグッズイヤホン🎧
「amazon限定」・・・上位にあるレコメンド商品🥅
「このお知らせが届いたあなた限定」・・・迷惑メール✉。笑

これもマーケティングで言うところの、「今しか買えない」という心理をついた手法になります。でも、これらの文字を見た時に「あっ!今しか買えないんだ!ようし、買うぞ〜!」なんて思うわけがありません。「あっ!限定なんだ!欲しい!」と思っているだけです。
これも「知恵」をうまく利用したマーケティング施策の1つになります。
※わかってても、結局「限定」って書かれたら弱いんですよね。笑

その他にも、多くの事例が掲載されているので、是非皆さまも一度手にとって見てください!

次回予告

#11も読んでいただき、ありがとうございます。

次回投稿『#12』でまたお会いしましょう。
それでは皆さん、今日も最高の1日をお送りください。
#そんな今日もnoteでおやすみ

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